　四川省成都市の双橋子街道綜合弁事所(中国の行政の末端機関)は、中共(中国共産党)当局の指示の下、私生活の侵害を目的として、法輪功修煉者の老齢年金の支給を停止している。

　以下は、当地に在住の一部の修煉者が上記機関により受けた迫害状況。

　任慧娟さん(60代女性)は、法輪功を学んでいるという理由で5年間拘禁された。家へ帰された後、老齢年金の支給停止や一連の嫌がらせで放浪生活を余儀なくされ、行方不明になっている。

　2009年、範美蓉さん(60代女性)は、中共の強制連行から逃れることができたが、3年来、老齢年金を受給したことがない。

　2009年7月、褚夢雲さん(67歳女性)、廖径蓉さん(75歳女性)、劉素芬さん(60代女性)は、法輪功に対する中共の迫害事実を町で人々に伝えたとき、上記の機関まで不当連行され、身柄を拘束された。そして、同機関は3人に対して施設での思想改造を目的に、老齢年金の支給を停止している。

　2000年7月、李守琴さん(60代女性)は、法輪功の無実を伝えるために上京したことを理由に、当局に金銭を恐喝された。

　老齢年金とは一般に言われる老後の年金であるが、主として中国の公営企業の労働者が加入する公的年金制度である。加入者やその遺族のために、老齢年金が中国政府から支払われる。これは老齢権益保護法第21条によって定められている。