文／清玉

　【明慧日本2012年6月15日】しばらくの間、私は自分の修煉が停滞して、前に進まない気がしました。三つのことはいつもの通り行なっており、学法するときにも新たな悟りがあったりしますが、いつも同じ次元で、水平に進んでいるようでした。

　ある日、心から「なぜ自分の向上がこんなに遅いのですか」と師父に伺いました。師父が啓示をくださり、頭から「放下」という答えが浮かんできました。続けてまた疑問が生じました。この長年の修煉の中で、常人のものを多く捨ててきたので、修煉の妨げにはならないはずだと思いました。その後『転法輪』、『転法輪（巻二）』を続けて学んでから、すっきり開けてました。

　私は自分に問いかけてみました。この長年修煉してきて、いわゆる成就、威徳、「資本」を放下することができるのか。答えは「できる」でした。その瞬間、詰まった何かが、貫通されたかのように、学法の時も余裕のない感覚がなくなり、自分の容量がますます拡大しているようでした。

　師父がおっしゃった「初心を忘れずに修煉していけば、必ず正果を得ることができる」この言葉のほかの内包も分かった気がしました。勇猛邁進しようとする意欲、修煉に対する心理状態を、修煉を始めた時と同じく保たなければならないばかりでなく、自分を低い位置に置き、敬虔な心で大法と師父、修煉における全てに対して、自分を謙虚な修煉者であることを忘れてはいけない意味もあると思いました。

　この時、他の同修たちを見ても、見下したり、許せないなどの心理状態はなくなり、同修たちはみんな偉大なる師父の弟子なのであって、私は尊敬する態度で接しなければならないと思いました。私の表面は絶えず「真、善、忍」に同化する良い人で、自分のことを主張せず、周りの人々には強い態度を取りません。私の心は、邪悪を滅すること、衆生を救うこと、正念を固めることに使います。ここまで思ったとき、師父の法理に対して新たな認識があり、思考方式にも変化がありました。当初、常人から修煉を始めたころの美しい、玄妙な感覚を覚え、再び「初心を忘れずに修煉する」ことの異なる内包を悟りました。

　以上は個人の悟りですので、不足の部分は同修の慈悲なるご指摘お願いします。