文／中国の大法弟子

　【明慧日本2013年7月6日】だんだんと彼は正体を現し、ややもすれば私をひどく殴りました。私の心は毎回絶望の中で死んでしまいます。物的生活がいくら裕福でも私は幸せを感じませんでした。派手さを好み利己的なAさんは（以後、彼）、私の理想的な相手ではありません。ではどうして彼と今日のような関係になったのでしょうか？　情に対する執着に他なりません。私は情のために有頂天になり、最も基本的な身を処する原則まで捨てて、情のためにまともな生き方ができない人間の境地に落ちました。その時、かつて修煉していた時の感じの良さと素晴らしさを思い出し、大法修煉以外のものは少しも意味がないと感じました。

　私は、修煉をしていた時期に戻りたいのですが、神聖なる大法と師父に合わせる顔がありません。ちょうどその時、偶然にも同修に出会い、同修から真相を聞いて涙が止まりませんでした。「同修との出会いはきっと師父の安排だ。今後は着実に修煉して、過ちを補おう｣と決心しました。同修と接触している事を知った彼は、私を酷く殴り「打ち殺すぞ」と言いながら、我が子を便所に閉じ込めました。修煉していた頃の私は『転法輪』だけを読んで、師父の各地での説法を全く知らず、正念もあまり持っていませんでした。同修の助けで、私の正念はだんだん強くなりました。彼と一緒にいた最後の3日間、彼は毎日私を殴り「修煉を止めるように」と強制しました。彼は、私が修煉に戻ると、私が彼から離れるに違いないと分かっているからです。　

　最後の夜、彼は布団で私の頭を覆い、私の乳首と膣を焼こうとしました。彼は「修煉を止めるなら私を放す、さもなければ私を殺す」と言いました。私は、ずっと発正念をして『洪吟二・真性を見る』「大法を堅く修めて心動かず　次元向上するは是根本　試練を面前にして真性を見る　功成り円満し、仏、道、神」を心の中で暗唱し、師父に助けを求めました。布団の中で息苦しくなった彼は、布団から出て「本当におまえを刀で突き殺したい」と言って寝てしまいました。私の助けを求める声が師父に届いて、私を救って下さったのだと分かりました。

　それから私は、同修たちに助けられて彼から離れました。彼がくれた20万元（約300万円）の現金、頭金を払った不動産購入の手続きを、全部彼に返しました。自分のお金ではないので、たとえ一銭でももらいたくありません。後に、私は彼の妻にメッセージを送って謝罪しました。

　ここで、私と同じく情に固執している同修に進言したいと思います。早く放下しましょう、すべては空っぽな物で、くれぐれも私のように重い代価を払ってやっと目が覚めることのないようにしてほしいです。師父は私に甦る機会を下さったので、この機会をしっかり掴んで大切にしたいと思います。

　彼と別れてから、生活面の困難に直面せざるを得ません。私の月収は1200元しかないのですが、息子の幼稚園の費用だけでも毎月900元要ります。ある日の夢の中で、小学校時代の先生が私を連れて、離婚した夫に会いに行きました。先生は夫に何かを言って帰って来た時、何かが分かったかのように私に微笑んでいました。目が覚めた後、私は、これは師父のご教示だ！　今後の道を私に教えてくださったとのだ悟りました。

　離婚して1年間、夫は再婚していませんでした。家族も同修も、私に「夫のところに戻るように」と勧めてくれました。夫も電話をかけてきて「戻ってほしい」と言ってくれました。私が息子を連れて元の家に戻った時、夫は喜びました。この1年間、夫は1人で暮らして多くの苦を嘗めたので、家族を思い遣ることを覚え、以前より家庭と家族を大切にするようになりました。それから、私たちは再婚しました。私は今の生活をとても大切にして、できるだけ自分の犯した過ちを補っています。夫もとても優しくしてくれ、息子は暖かい家があって、とても明るくなりました。

　この数年、私は法を正す進展に遅れていて、倍の努力を払わなければいけません。私は少しずつ蓄えた1万元（約15万円）を資料拠点に寄付し、毎日「三つのこと」をしっかり行い、今まで読んでいなかった経文を読みました。私は色欲心に関する師父の説法を読むたびに、泣きながら悔やみました。しかし、自分の過ちを責めるだけでは何の役にも立たないので、前に向かって精進するしかありません。

　私は家庭資料拠点を設立し、同修の負担を軽減しました。そして、街頭に出て神韻公演のDVDとネット封鎖突破のソフトを通行人に配っています。ある日、神韻のDVDを配っている時、私服警官が現れ、私を止めて警告しました。私は少しも恐れたりせずに、善意を持って警官に因果応報の道理を伝えました。すると、警官は私にお礼を言って立ち去りました。

　（続く）