　【明慧日本2013年7月28日】遼寧省の大連労働教養所（大連矯治所）や刑務所などではスタンガン、暴力、拷問、性的侮辱など残酷な手段で法輪功修煉者を迫害しているほか、2001年初めからは強制労働を絶えず強化し、過重労働で法輪功修煉者を迫害している。大連労働教養所と刑務所の警察は、奴隷製品を生産することで修煉者の体力と意志を消耗させ、修煉者に信仰を放棄させることを企み、同時に、奴隷製品の生産によって金儲けをし、法輪功修煉者を迫害するための費用を生み出している。

　大連労働教養所の奴隷製品

　大連労働教養所では毎日、朝5時から夜10時または11時まで連続14～15時間の長時間労働をさせる。残業がある場合は深夜12時或いは夜中2時半までさせるときもよくある。翌日はいつも通り朝5時から仕事が始まる。仕事中に拷問するのもごく普通のことである。毎日の睡眠時間は長くても6時間未満、2〜3時間だけ寝られればよい。看守は機嫌が悪くなると、手元の仕事がなくなるまで残業させる。修煉をやめない法輪功修煉者には、労働教養所の規則を強制的に大きな声で暗記させ、暗記しないと拷問を加え、朝まで立たせる。

　アイルランドに在住の法輪功修煉者・劉峰さんは、大連労働教養所で強制労働をさせられたため、体調がますます悪くなり、労働教養所で何度も意識不明になって倒れたことがあるという。

　大連労働教養所は暴利をむさぼり、毎年100万元以上搾取している。最大限の利益を求めているため、病人でも休ませずに働かせる。毎日各室ごとに労働量を決めておき、達成できない人には残業をさせる。大連労働教養所の年間搾取利益を、豆分類を例として計算してみると、毎日一人当たり5袋に分類して25元稼ぐとすれば、一つの中隊に56人いるので、25×56=1,400元、中隊は三つあるので、1,400×3=4,200元、1カ月30日で計算すると126,000元、1年で151万元を搾取している。コストはほとんどゼロであるため、これが純利益となる。

　大連労働教養所は大型トラックを10台持っている。しかし、労働教養所での強制労働による大量生産の事実を隠し、国際社会の譴責を避けるため、全てのトラックに同じナンバープレートを付けている。そして、外部には大連労働教養所に大型トラックが1台しかないような錯覚を与えている。大型トラックは、奴隷製品の運送と強制労働者を乗せて大連市内をあちこちに連れて行く。働かせて金を稼ぐために使うのである。

　大連労働教養所の製品種類

　2001年

　製品名1：刺繍品：ベッドカバー、枕カバー、テーブル掛け（クロス）、糸操り、縁かがり、（麻布に）刺繍。製品の依頼者と行方は不明。

　製品名2：ストローフラワーの香料付け（ストローフラワーを香料で蒸し、色を付け、きれいにする）。香料は化学製品のため、人体に有害。韓国に輸出。

　製品名3：携帯電話ケース（木綿糸或いは絹糸で織る。色は、薄いピック、薄い青、薄いグレイ、緑色など）。韓国に輸出。

　製品名4：帽子織り（やや太い木綿糸で織る。色は様々、ベレー帽も加工する）。　韓国に輸出。

　2002年、2003年

　製品名5：豆分類（1.　赤、白、黒、紫などの豆。このような豆は大連の市場では見たことがないので、他地区に販売している。2. 大豆を大、中、小に分ける。つまり、奬豆、油豆、菜豆（インゲン）に分ける。3.　緑豆を大、小に分類）。品質が良いものは外国に輸出し、包装に「Made in China」と書かれており、日本語、韓国語、英語、またほかの言語の文字もある。韓国、日本、米国に輸出。

　製品名6：結び昆布。長さ10cm前後。台湾に輸出。

　製品名7：ワカメ（細長く切る、数等級に分ける）。韓国、日本、台湾に輸出。

　製品名8：ビニール花の繋ぎ（中国式ボタン、果物形など数十種類がある。細い針金で繋ぎ、袋や箱に入れて商標を付ける。値段はユーロで表示している。生産用の液体のりは毒性があり、この仕事をする労働者は気分が悪くなり食欲がなくなる。ヨーロッパ諸国に輸出。

　製品名9：綿棒（包装は大、小袋2種類あり、工場に持ち帰って再包装する。消毒しない。輸出先は不明。

　製品名10：割り箸（大連市甘井区辛寨子のある日本人が経営している箸工場[名称不明]だが、長年この労働教養所で加工している。商品は高級、中級、低級がある。唯一の要求は髪の毛が紙袋に入らないこと。強制労働者には性病患者もおり、仕事中痒くなると割り箸でかくときもある。日本に輸出。

　製品名11：アイスクリーム棒（強制労働者が機械で作って包装する）。アフリカに輸出。

　製品名12：コーヒー棒（強制労働者が機械で作って包装する）。輸出先は不明。

　製品名13：カシミヤオーバー（ 2層、開発区外貿服装工場の商標）韓国、日本に輸出。

　製品名14：ボタン付け（授乳服、パジャマに付ける）。日本に輸出。

　製品名15：煉瓦製造。大連労働教養所第一大隊が生産。レンガ工場でレンガを焼く。

　製品名16：洗濯バサミ。ビニール製洗濯バサミにバネを付ける。

　2003-2005年

　製品名17：妻楊枝の選別。粗製品の妻楊枝から合格品を選別する。製品の依頼者と行方は不明。

　製品名17：ダイオードの加工。皮板で曲がったダイオードの両端をまっすぐに伸ばす。長さ7〜8cm、鍍金槽から引き上げて、洗浄してから加工するが、化学物質が着いているため身体に有害。

　豆分類の仕事をする人は、如何なる労働保護措置も取ってない。最大限に利益を搾取するために、警察と所長は労働者が仕事中にトイレに行くことも禁止し、盛暑期間でも仕事中の水分補給を禁止し、食事時間を含めて昼休みは20分しかない。洗面、洗足、歯磨き、入浴などすべて禁止し、タオル、着替えの服などもない。夜はたくさんの人が一つの部屋で寝る。4、5人が布団一枚を共用する。体にはしらみがたくさんはっせいし、仕事をしている時は体にも作業台にもしらみが這い回っているのが見える。個人衛生だけが不合格ではなく、作業場の生産条件も不合格である。2003年8月、肺結核患者一人がずっと豆分類の仕事に従事させられていた。

　妻楊枝選別とダイオード加工の仕事をする労働者は、労働教養所の衛生状態が悪いため、手や身体などに疥癬（かいせん、伝染性皮膚病）を患い、酷い人は全身疥癬まみれで、体から血膿が流れ出し、潰爛して骨まで漏出しているが、警察はやはり仕事をさせていたという。

　大連戒毒所の奴隷製品

　ほとんどの製品は外国に輸出する。中にはFloraBaseという会社が含まれる。www.florabase.nl。

　1.ダンボール。下記商標が記載されている。

　Item #HB4200　WHITE HOT DOG PAPER TRAY　800 PIECES 4/200

　2.小さい紙袋

　3.その他包装：各種の手工芸品（カラーチェーン、偽宝石、リボン……）