文／中国の大法弟子

　【明慧日本2013年8月27日】中国の南方地域は連日高温天気が続いていました。川辺の涼しいところは暑さから逃れてきた人たちで埋まっていました。私は川辺の人が多い場所を狙って、夕食の後に真相資料を持って行きました。

　人々は2、3人で一緒に川辺の方向へ歩いていました。私は一度川辺を全て回って様子を確認した後、人影が多い場所に沿って歩きました。男性が一人で川辺の風景を見ていました。私は近づいて話しかけました。相手が丁寧な態度だったので本題に入りました。私は「三退（脱中共、脱青年団、脱少年団のことを指す）」を勧めました。また「法輪大法は素晴らしい」「真善忍は素晴らしい」と覚えておいて、何か危険に遭った時に声を出して読み上げると、命を助けられた例が山ほどあることを伝えると、男性は「3年前、あるおばさんが同じ話を言ってくれました。また、私に護身符をプレゼントしてくれました。毎日この九文字（中国語ではちょうど九文字になる）を読み上げてくださいと言われました。私はこれを信じて毎日九文字を読み上げました」と話してくれました。私がお名前を聞くと、「曹老土」と言いました。これで私は思い出しました。

　3年前のある日、私は公園の川辺で、顔色が悪く痩せ果てた老人が非常に苦しんでいる様子で椅子に座っているのを見ました。目に光が全くなく、流れ去る川の水をずっと見つめていました。私は近づいて、「彼は大丈夫でしょうか？　何かあったのでしょうか？　体が悪いだろうか？　あるいは何か不幸に見舞われたのか？　私は何かできるかもしれません」と声をかけてみました。彼の目に少し光が戻りました。顔が真っ黒に変化し、死の寸前だった彼は、私に自分の様子を語ってくれました。「癌を患って末期でした。退職の年齢になっていませんが、この一年間仕事をしていません。職場に行っていないのでもちろん給料もありません。貯金の2万元を使い果たしました。現在は治療するお金もなく、病状はますます酷くなり、死を待っています」と言いました。

　彼の絶望的な話を聞いて、私も悲しくなり涙がこぼれるほどでした。私は「三退」をすれば命が助けられ、毎日「法輪大法は素晴らしい」「真善忍は素晴らしい」と読み上げると、あなたの命が助けられると本気で真相を教えました。「現在、中国共産党は国民が死ぬか生きるかに全く興味がありません。汚職、腐敗、悪行に走り、国内の大小官僚は個人の利益のために走り回っています。中共は政権を奪ってから、平和な時期にもかかわらず8000万人の中国人の尊い命を奪いました。絶えず政治運動を起こして国民に恐怖を覚えさせて洗脳をしました。現在は生体臓器狩りまでして、臓器販売、人体の不思議展などで資金を集めています。しかし、悪には悪の報いがあるように、貴州省に『中国共産党亡』という6文字が書かれた『蔵字石』が現れました。天は間違いなく中共を滅ぼします。早く脱党して、中共から遠ざかれば命が助けられます。『法輪大法は素晴らしい』『真善忍は素晴らしい』と必ず覚えてください」と、いろいろと真相を話して聞かせました。また、私はお守りをあげました。彼はまるで宝物を手に入れたように喜んで、苦しんでいた顔に初めて笑顔が戻りました。離れる時に、感謝の気持ちで私と握手をしました。

　当時、私はその場にしばらく立って、彼の未来のために心の中でお祈りをしました。中共の天下で国民はとても苦しんでいます。しかし、大法は民衆に福をもたらしてくれます。本当の福音です。

　今日は本当に偶然に、彼と三年ぶりに再会を果たしました。私は彼だとはわかりませんでした。彼は完全に生まれ変わっていました。彼の顔は白くて少し太っていました。とても元気に見えました。顔に笑顔があり、「もし私の間違えでなければ、あなたこそ私の命を救ってくれた、あのおばさんですよね！　私は忘れられません。いま、私は仕事に復帰して、良く食べて、良く寝られるようになり、生活も維持できるようになりました。法輪大法は本当に素晴らしい！　私は誰と会っても『法輪大法は素晴らしい』と言い、自分の病気は『法輪大法は素晴らしい』と読み上げただけで治ったと教えています』と近況を話してくれました。私は彼の希望通りに『轉法輪』の大法の書籍を買ってあげると約束しました。彼の目に希望の光が灯っていました。

　本当に慈悲なる師父に感謝いたします！