文／黒竜江省の大法弟子

　【明慧日本2014年1月5日】

　三、全体で協力し、連行されかけた同修を救出する

　東北地方の某刑務所に多くの修煉者が拘禁され、それぞれ10年や8年、3年、5年の懲役を言い渡されて、迫害によって死亡した修煉者もいます。刑期が満了した者は本来、家に帰れますが、しかし、断固として「転向」しない修煉者は出所後すぐ、不法に「610弁公室」により洗脳班に送り込まれ、そこで更なる残酷な迫害を受け続けています。このような情況に直面して、私は現地の協調人に、同修の事を私たちは傍観してはならず、師父は『各地での説法二・二〇〇二年ワシントンDC法会での説法』で「相手のことは即ちあなたのことであり、あなたのことは即ち相手のことです」とおっしゃった。今後、刑期が満了した同修が「洗脳班」に移送されないように、我々は刑務所に行って、近距離で発正念をしよう。絶対に同修を「洗脳班」に移送させない。絶対に悪人らに大法に更なる罪を犯させないように、と提案しました。

　2013年4月下旬の某日、２人の同修が刑期を満了して出所することを私たちは知りました。それ以前、刑務所から出た修煉者が、すぐにたくさんの人に迎えられ、「610弁公室」は出所した修煉者を連行することができなかった前例があるため、今回、刑務所は陰謀を企み、釈放時間を午前5時にしました。情報を知った後、私たちは午前0時に刑務所に向けて出発し、午前4時に到着しました。刑務所の前にはすでに多くの大法弟子が到着して、みな黙々と発正念をしていました。一部の弟子は刑務所の職員に真相を伝えていました。

　東北地方の4月はまだまだ寒いのですが、同修たちはずっと心を動じることなく発正念をしていました。およそ午前5時過ぎに、「610弁公室」の車が到着し、車に2人の同修の家族も乗せていました。これほど多くの大法弟子が来たのを見て、「610弁公室」の職員は慌てて応援要請の電話をかけて、各交差点を塞ぎ、大規模な連行を実施しようと企みました。同修たちは依然として心を動かさずに発正念をし、一部の同修は出所する同修の家族、および「610弁公室」の職員に真相を伝えました。約2時間対峙して、朝7時12分頃、刑務所の表門が開き、2人の大法弟子が出てきました。同修たちは熱烈に拍手して花束を捧げ、事前に用意した爆竹に点火しました（出所はおめでたいこと）。2人の大法弟子は熱烈な拍手と爆竹の音の中で、手に花束を抱えて多くの大法弟子に囲まれながら、同修の車に乗って行きました。その車を追おうとする「610弁公室」の車を私達が取り囲んだので、車は動けなくなりました。我々は大きな声で「法輪大法はすばらしい」と叫び、叫び声は刑務所の上空を震撼させました。

　これは正と邪の戦いであり、善と悪の戦いです。「610弁公室」の車はまったく動けないため、職員らは車を降りて私たちの顔を撮影しました。現場にいたすべての大法弟子は難攻不落の全体を形成し、邪悪がどんな行動を取っても心を動かしませんでした。10数分が過ぎて、出所した同修を乗せた車が遠くまで行った後、私たちも各自の車でその場を去りました。「610弁公室」の車は慌てて逃げました。その日の行動に参加したすべての大法弟子は感動し、宇宙のある層の空間もきっとその壮挙を記録したことでしょう。

　四、より多くの同修に全体の行動に参加するよう呼びかける

　ある日の交流の時、全体の行動に参加してもらうように全ての同修に呼びかける必要があり、彼らに向上の機会をあげなければならないとの意見が出ました。8月のある日に現地の4人の大法弟子に対する審判があり、4人とも正義の弁護士に依頼しました。これは邪悪を解体して、衆生を救うとても良い機会だと思い、私は進んで協調人に協力して、まず自分のチームの同修と相談しました。結局、開廷時に法廷付近に行って4人の大法弟子を正念で応援することに全員が賛成しました。私は車の手配をして、すべての用意が整いました。出発の日は、たいへん人を感動させる場面でした。私たちのチームで仕事に行った2人を除いて、残りの同修が全員来ました。私は1台の車しか準備していませんでしたが、来た人数は2台の車の人数でした。私は行く機会を新しく出てきた某同修に譲りました。同修たちが行った後、残されたCさんは残念そうに「私は行くと言ったのに、どうして私に行かせなかったのか」と言いました。私は「以前、何かある時に、誰に聞いても『行けない、行けない』という回答しかもらえなかったのに、今、同修たちが競って全体に協力しているとは、なんと良いことでしょう！　以前、誰もが参加しない時に私とあなたは行ったのだから、今、私たちは参加する機会を他の人に譲ってあげようよ」というと、Cさんは「ああ、あなたの考えは高い境界だね！　私はどうしてそのように考えなかっただろう」と言い、私は続いて「真の向上は放棄することであって、得ることではない」と言って、みんなは会心して微笑みました。

　その日のことを通して、法廷付近に行くか行かないに関わらず、私たちは一つの全体を形成しました。全体は同一のことを考え、力は同一のところに集中すべきだと皆は切に感じました。結局、その日の全体の協力の効果はとても良くて、弁護士に言わせれば、「裁判官はとても優しくて、私の弁護を断ち切ることをせず、言うべき真相を全部言った」そうです。邪悪を震え上がらせたほか、傍聴した衆生も救ったので、法廷に立った4人の大法弟子も師父のご加持の下でとても強い正念を持ったそうです。

　五、家族の変化

　夫は1995年初め頃に私と一緒に法を得たのですが、私が4回も不法に拘禁されたために、彼は恐れて、一時、私と同修の接触にとても反対しました。誰かが我が家に来ると、夫は不機嫌な顔を見せて、同修を家から追い払うことさえありました。もちろん、同修の心性はとても高くて、彼と同じように言い争いをしませんでした。夫は悪い人ではないのですが、恐れる心があるのです。相手の言動は自分の鏡にもなるので、法に照らして自分にも恐れる心があることを発見しました。私は恐れる心を除去して、我が家に学法チームを設立して以来、夫は大きく変化しました。よく進んで車で同修たちの送迎をしています。昼でも夜でも、全体の協力が必要な時、夫はすべて積極的に参加します。彼を知る同修は、口を揃えて彼は大きく変わったと言っています。

　私の息子も万病が身に付き纏う弱い幼児から（息子は病をきっかけに大法修煉を始めた）、身長180センチの立派な好青年に成長して、良い大学に受かりました。たばこや酒をやらず、進んで老人を助けている息子は、周囲の人によく褒められます。ある日、ある隣人が多額の現金と身分証、クレジットカードなどが入った財布を落としたので、息子は財布を拾って、遠くまで走ってやっと隣人に追いつき、財布を返してあげました。このことは息子から教えられたのでなく、すべて隣人から聞いたのです。更に貴いのは、彼は大学で一度も女の子と付き合ったりしていません。なぜかと聞いたら、息子は「お母さん、女の子を選ぶには私なりの基準があります。第一、法輪大法を認める人。第二、化粧をしない人。第三、お母さんとお姉さんが賛成した人」と言いました。真相を受け入れない人に捨てられた真相資料を見かけると、息子はいつも黙々と拾って、家に持って帰ります。今、一人っ子の教育に悩む親がとても多い中、こんな良い息子を持てたのは、大法のおかげです。

　小さい時、服を汚しても石鹸を買う金がないため、私は年中、顔も服も汚いままで過ごし、一人の友達もいませんでした。こんなに卑しい自分が何の徳があって、何の幸運があって、大法まで得て、恩師にまで出会えたのでしょうか？！　両親は私に体をくれ、師父は私に高尚な魂を下さいました。私は毎日、自分は神に向かう道を歩んでいる人間、法を正す時期の大法弟子、宇宙のいかなる衆生にも見上げられる人になれたことを感謝しています。師父！　私は師父に恩返しする力がありませんが、もうすぐ「中秋の名月」の季節が来て、師父が「衆生の業を、一身をもって当る」中で、また一年が終わろうとしています。

　師父、ご安心ください。私たちは必ず「三つのこと」をしっかりと行う中で全体的に協力し、全体的に向上していきます。残っている時間がどれぐらいあるかに関わらず、私たちは必ず師父の要求に従って、大法が世界を正す瞬間を共に迎えます。師父に感謝します！　同修たちに感謝します！

　（完）

　（明慧ネット第10回中国大陸大法弟子の修煉体験交流会）