　【明慧日本2014年4月21日】湖北省の随州市商業局の元職員・何卓君さんは先月30日午前、勤め先から不当に連行され、「武昌法制教育センター（洗脳班）」へ送りこまれた。さらに、自宅も荒らし回られ、家中のものが散乱した。この迫害に関与したのは、随州市610弁公室である。

　2000年7月頃、何さんは「陳情をしないこと、集会をしないこと、煉功をしないこと」と書かれた書類に署名するよう強要されたことが、反対したとの理由で連行され、拘禁された。一方、夫は社会や会社、当局からの圧力を受け、極度のプレッシャーを感じたため、一方的に何さんと離婚した。

　その後、何さんは1年6ヵ月の労働教養処分を受け、沙洋農場労働教養所に送り込まれた。施設内で断固として転向をしないため、独房で監禁されて滅多打ちにされたり、集団暴行を受けたりし、ひどい拷問を加えられた。

　2002年、何さんは留置場で拘禁されていた間、数日にわたって断食し続けていた。何さんは命の危機に晒され、家族も解放を訴え続け、施設側は何さんを釈放した。とはいえ、家に戻っても、絶えず警官の嫌がらせや監視、尾行の迫害から逃れることはなかった。

　2010年10月頃、法輪功修煉者を狙った逮捕行動のもと、何さんは十数人と共に一斉逮捕された。さらに、自宅に侵入され、大量の家財を没収された。