　【明慧日本2014年6月26日】1998年に法輪功を学び始めた黄佑軍さん（42）は1999年7月に中国共産党による法輪功への迫害が始まった後、勤務先の工場が経営破たんしたため、湖南省岳陽市に仕事を探しに行った。法輪功を修煉しているため、黄さんは2009〜2014年まで不当に投獄され迫害を受けていた。黄さんは自身が受けた非人道的な扱いについて以下のように証言した。

拷問の再現：殴打

　2009年6月7日、同市君山区の国内治安保衛隊の十数人の警官は私を同市内のホテルに連行し、拷問による尋問を行った。拷問で大量の鼻血が出ていたにもかかわらず、警官らは私の両手両足を縛った状態で窓の枠につるし上げ、さらに足で私の頭を強く蹴りつづけていた。過酷な拷問で私は長時間、意識を失っていた。

　その後、私は岳陽市留置場に移送され、留置場特製の手錠を三日間掛けられ両手がひどく腫れ上がり、眠れないほどの痛みに襲われていた。私は刑務所側の拷問にハンガーストライキで抗議したが、板に縛り付けられ鼻から食物を流し込まれた。まさに生き地獄だった。私はその後も13日間特製の手錠に掛けられ、両手を挙げられなくなった。

　岳陽市留置場の次に津市の刑務所で2カ月間を過ごした後、常徳武陵刑務所に送られた。私に修煉を放棄させるために3カ月にわたる厳しい拷問が始まった。十分な食べ物を与えられず、70キロもある鉄の鎖を付けられるなど顔が変わってしまうほど痩せ細ってしまった。

拷問の再現：吊るし上げて殴打される

　2012年3月20日、ある刑務官は4人の受刑者に私を押さえつけるようにと指示し、警棒で力任せに私を殴打した。背中とお尻に大量のうっ血ができ、歩くこともままならなかった。この刑務官はいつも飲酒後、私に言いがかりをつけては暴行を振るっていた。私が受けた迫害は多くの修煉者が受けた非人道的な扱いの氷山の一角に過ぎず、ここで暴露し多くの中国人が真相を知り、私たちとともに迫害を制止するよう願っている。