　【明慧日本2015年1月31日】四川省黒水県森林の法輪功学習者・陸智勇さんは、「真・善・忍」に従って自分の行動を正していたことによって「最優秀警察賞」を獲得した警察官である。2010年4月28日、中国共産党による法輪功への迫害の中、陸さんは共産党の管理下にある黒水県裁判所に不当に懲役4年の判決を下された。陸さんは上訴したが、裁判所は証拠や法的根拠のない中で一審の判決を維持した。

陸智勇さんが母と一緒に撮った写真

　2009年9月9日、陸さんは母の見舞いに都江堰市へ行った後、帰る途中に新津県迎賓通りで尾行していた黒水県の警官にその場で意識不明になるまで殴られた後、強引に連行され二日後に目が覚めた。

　2010年2月1日、黒水県裁判所で行われた第一審で、北京と成都から来た二名の弁護士は、信仰を持つことに罪がないこと、言論の自由、証拠など複数の見地から力強く無罪を主張したが、法律に基づく審理期限が切れた1カ月後、黒水県裁判所は何の法的根拠や証拠もない中で陸さんに対し懲役4年の判決を下した。

　陸さんは上訴し、同年5月20日、阿バ州裁判所にて第二番が開廷された。弁護士は力強く陸さんの無罪を主張したが、裁判から1カ月後、共産党が操る阿バ州および黒水県裁判所は再び法律を無視し、一審同様に証拠や法的根拠がない中で「原判決を維持する」と言い渡した。

　陸さんは教師と薬剤師を経て、試験に受かり森林警察の警察官になった。陸さんの父は病院の元院長で母も医師だった。陸さんは幼いころから体が弱く、いろいろな病気にかかっていた。1997年、試験に受かったころから法輪功を学び始め、「真・善・忍」に従い、だんだんと幼いころからの病気が消え、真の健康の素晴らしさを感じたという。彼は真面目に「真・善・忍」の基準で自分自身に要求し、仕事においてコツコツと努力し、「最優秀警察賞」を獲得した。

　陸さんは1999年「7・20」から悲惨な迫害を繰り返し受けてきた。2000年6月から不当に1年半の労働教養を強いられ、2005年に妻の饒瓊さんは3年の労働教養、陸さんも再び3年の労働教養を受けた。陸さんは新華労働教所で薬物や拷問による虐待を受けた。飲み水や食べ物、強引な点滴、灌食を受けるときに毒薬が入れてあり、2008年2月、新華労働教養所に命の危機に瀕するまで迫害され、釈放された。

　現在、長期にわたって不当に拘留され、各種の迫害を受けたため、健康状況は極めて悪化している。このような状況の中でも黒水県公安局は、依然として陸さんを自宅に帰らせず迫害を続けている。