　【明慧日本2015年3月4日】2014年、中国では強制労働教養制度は廃止されたが、法輪功に対する迫害は停止したことがなく、不当に実刑判決を下された法輪功学習者の人数は急激に増加した。

　中国共産党当局は法輪功学習者に対して、表面上は法廷で公に審判を行っているが、実際のところ、学習者を不当に捕まえて、拷問によって自白を強要している。学習者が依頼した弁護士を威嚇して妨害し、司法手続きに違反して秘密裏に判決を出すなど、警察・検察・裁判所は共謀して迫害を行っている。また、善良な学習者たちを極悪非道に「転向」することを強制している。

　学習者たちは捕まってから留置場や刑務所でいろいろな残虐な拷問を受けて、それによって命を奪われた人、危篤になった人、精神病や障害になった人が多くいる。しかし、彼らはすべて良い人で、彼らの中には優秀な警官・裁判官・将校・士官・画家・作家・大学教授・実業家など、中国の主流社会のエリートも多くいる。彼らはみな「真・善・忍」という崇高な信奉を放棄しないとして、中国共産党当局に迫害されているのだ。　　

　本文は、2014年中国各地で不当に実刑判決を下された法輪功学習者の実例を統計したものである。

油絵：獄中の法輪功学習者

　一、2014年、全国で計633名の法輪功学習者が不当判決を下された

　明慧ネットの統計によると、2014年、不当に実刑判決を下された法輪功学習者は中国28の省、直轄市、自治区に分布し、そのうち刑期が最も長いのは13年、最高齢は83歳だった。実刑判決が最も多い省は遼寧省（計115人）で、最も多い市は遼寧省の大連市（計41人）。

一、2014年に不当判決を下された法輪功学習者の地域分布

地区	人数	順位	地区	人数	順位	地区	人数	順位
遼寧	115	1	広東	22	9	陕西	12	15
黒竜江	43	2	江蘇	20	10	甘粛	11	16
四川	43	2	内モンゴル	17	11	安徽	9	17
山東	41	3	雲南	16	12	浙江	8	18
河北	35	4	山西	16	12	福建	8	18
湖南	34	5	貴州	15	13	青海	5	19
湖北	29	6	上海	15	13	新疆	4	20
河南	27	7	北京	14	14	寧夏	3	21
吉林	24	8	重慶	14	14	広西	0
江西	22	9	天津	12	15	海南	0
合計	634

二、2014年、法輪功学習者が不当判決を下された人数が5人以上の都市

都市	人数	順位	都市	人数	順位	都市	人数	順位
大連	41	1	湘潭	8	8	通遼	5	11
瀋陽	26	2	青島	8	8	西安	5	11
秦皇島	18	3	昆明	7	9	長春	5	11
宜昌	14	4	瀘州	7	9	鞍山	5	11
撫顺	12	5	松原	6	10	淮陽	5	11
成都	12	5	営口	6	10	畢節	5	11
武漢	12	5	徐州	6	10	遵義	5	11
丹東	11	6	臨沂	6	10
岳陽	9	7	德州	6	10