　【明慧日本2015年12月1日】貴州省・修文県開発改革の元の幹部で法輪功学習者の胡明霞さん（52歳）は法輪功を修煉していたことを理由に6月に、6年の刑を言い渡された。家族との面会も許可されなかった。

　胡さんは昨年4月23日、オフィスで私服警官に強制連行された。警官の応錫純、呉維勇らはそれぞれ4月23日と4月27日、胡さんの自宅に押し入り、パソコン、プリンター、印刷物と法輪功書籍などを証拠品といいながら、没収していった。

高齢の母は娘を解放させることができず

　胡さんの高齢の母親は、留置場や、公安部門、検察院、政治法律委員会、610弁公室、県人民代表大会、県政府などの政府部門を何回も訪れた。しかし、娘・胡さんの解放に成功せず、2人の人権弁護士を雇用した。

　修文県検察院は昨年6月15日、胡さんを起訴した。法廷は最初、証拠が不足していることを理由に受理することを拒否した。1年経った今年6月3日に法廷は裁判を行った。

偽りの裁判と家族へのいやがらせ

　弁護士は胡さんのため、無罪弁護を行った。裁判の過程において、裁判長は繰り返し、弁護士らの発言を中断し、午前中に裁判を終わらせようとした。弁護士が強く主張した結果、裁判長は午後も裁判を続けることに同意した。弁護士の有力な証拠があったにも関わらず、法廷は胡さんに6年の刑を言い渡した。胡さんは自己弁護の機会さえ与えられなかった。

　6月15日、胡さんは提訴した。貴陽市・中級裁判所は裁判せず、7月27日に最初の判決を維持した。

　8月18日、胡さんは貴州省羊アイ刑務所に移送された。家族は面会申請のため、刑務所に電話をかけた。蕭という警官は胡さんと面会するには親族証明書がなければならないと主張した。その親族証明書には必ず派出所、公安局、政治法律委員会、610弁公室の押印がそろわなければならず、面会するたびに新しく作成しなければならないと言った。

　上記の各部門が、そのような証明書に押印してくれる可能性はない。