　【明慧日本2016年2月1日】中国河北省・河北市・段甲嶺鎮の派出所の警官は、今年1月6日、「江沢民訴訟(訳注：そしょうとは、裁判所に裁判を請求すること)」に関わったとして、当鎮十百戸村在住の法輪功学習者に対し、違法な調査を行い、学習者らの抵抗を受けた。

　6日午前、当鎮の警官3人は、学習者の厲（レイ）永芬さんの家を訪れ、本人が留守のため、在宅中の70歳あまりの姑さんを聞き取り調査した。優しいお婆さんは快く警官を家に入れ、自分と3人の嫁が法輪功を習い、心身ともに健康になったことや、その素晴らしさと江沢民を告訴したことを語った。その場面を警官は録画し、書き取りしたあと、記録書に署名と捺印を要求した。署名を拒否すると、警官が「間違いなく言った通りに書いた」と再三強調したため、お婆さんは信じて署名と捺印をした。

　しかし、翌日午後、警官らは再び厲さんの家を訪れ、本人が留守のため、隣人の学習者・里玉芳さんの家に行った。同じように里さんも告訴までの経緯を話し、その最中に警官が作成した記録が事実と違うと気づいた。「誣告（訳注：ふこくとは、事実を偽って、他人を告発したり告訴したりすること）、ぬれぎぬ、濫訴（訳注：らんそとは、みだりに他人を告発したり告訴したりすること）」の言葉が多数に使われたうえ、「あなたは告訴状を出したのか」の質問が「誣告を濫訴したことがあるか」に書き換えられていた。

　厲さんが帰宅後、厲さんと里さんの2人は警官に警察手帳の提示を求め、拒否された。続いて「最高人民検察院と最高人民法院の委任状」の提示を求めると「ない」と言われた。さらに「記録のコピーをもらいたい」と申し出ると、またもや拒否された。明らかな違法行為に警官らは弁明の余地がなく、慌てて里さんの家から出て行った。

　そのあと、他の数名の学習者らは違法な調査に対し、非難し受け付けなかった。