　【明慧日本2016年2月4日】昨年12月10日の世界人権デーで、ドイツほか各国の各党派の政治家たちが、「江沢民に法的裁きを」の横断幕を手に掲げ、共に中国当局に中国の法律と国際刑事法によって、法輪功への迫害の元凶である首謀者・江沢民に法的裁きを求め、1999年から始まる中国共産党による法輪功学習者への組織的な迫害を強く非難した。

　反人類罪を追及しよう

　ドイツ首相・メルケル所属与党・ドイツキリスト教民主同盟のマーティン・パツアルトさんはドイツ連邦議会の人権委員会の議員として、自分の議員ブログの毎週時事の欄で「反人類罪を追及しよう」のタイトルを付けた記事を発表した。記事の中に法輪功学習者への迫害の元凶・江沢民の刑事責任追及を求めて、法輪功学習者達による江沢民告訴の潮流を支持するように強く訴えた。

ドイツ連邦議会の議員マーティン・パツアルトさんのブログの時事欄の記事で、法輪功学習者達による江沢民告訴の潮流を支持するように強く訴えた

　マーティン・パツアルト議員は「私は人権を擁護する政治家として、国際的な署名活動である『江沢民を告発する署名活動』に参与しており、江沢民への人権訴訟を大いに声援します。1999年、元中国共産党中央総書記・江沢民氏（任期1989年－2002年）は、座禅を含めた五式の功法を行う法輪功を厳しく取り締まり、善良な法輪功を煉る人たちの迫害を始めた張本人です。それに許されないのは、現在もまだ法輪功を煉る人たちの臓器を生きたまま強制的に摘出しています」とブログに書いた。

ドイツ連邦議会議員マーティン・パツアルトさん　「江沢民に法的裁きを」の横断幕を掲げ、訴える

　江沢民集団の法輪功学習者への拷問罪、ジェノサイドと反人類罪について、パツアルト議員は、「もしも中国（政府）は江沢民が犯した反人類罪をはじめとして数々の犯罪を追及せず、あるいは追及する能力がないなら、ハーグの国際刑事法廷で江沢民の国際刑事責任を追及しなければならい」とブログに書いた。

　昨年4月、同議員はブログの時事の欄で「中国へ訪問する人権委員会委員として、どうして中国にとって、これらの善良で有益な人々に迫害を加え続けているのかと中国に質問するつもりです」と書いて載せた。

江沢民に法の裁きを！

欧州議会議員クリスティアン・ダン・プレダ　「江沢民に法的裁きを」の横断幕を手に訴える

　欧州議会人権委員会の先輩議員のクリスティアン・ダン・プレダ氏は、迫害の元凶で張本人の江沢民を告発した中国の法輪功を煉る人たちの巨大な勇気を賞賛します。中国共産党は法輪功を煉る人たちから、生きたまま臓器を摘出するという前代未聞のこれらのことが、いまだ行われ、停止していない事実に対して、自分から勧んで、「江沢民に法的裁きを」の横断幕を手にとり、この16年間に及ぶ彼らへの反人類罪を犯した中国共産党を強く非難し、迫害を停止させるために国際社会がもっともっと多くの関心を示し、援助の手を差し伸べるべきだと呼び、支持することを呼びかけた。

　プレダ議員はルーマニア出身で、長年の間、欧州議会最大党・ヨーロッパ人民党の人権チームのスポークスマンを長く務めている。プレダ議員も欧州議会が2013年12月12日にフランスのストラスブールで可決した、「中国共産党による生体臓器狩り反対」決議の提案者の1人です。

　国際社会に江沢民告発の支持を呼び掛ける

　ドイツ出身の欧州議会人権委員会の議員のクラウス・ブフナー教授は、数回にわたり自分のフェイスブックで、中国黒龍江省の「建三江の事件」に関する法輪功の人たちと彼らの弁護士達が受けた残酷な迫害を強く非難した。また数回にわたり、中国共産党の駐EU大使・楊燕怡氏が中国共産党の駐ドイツ大使の史明徳氏に手紙を送って、迫害されていた法輪功の人たちを無条件で釈放することと、中国の法律により、迫害をこれらの法輪功の人たちに与えた個人と組織の法律責任を追及することを中国共産党の当局に求めた。

　世界人権デーの際、彼は自分の手で「江沢民に法的裁きを」の横断幕を広げ、もう一度中国共産党の法輪功をしている人たちへの残酷な迫害を強く非難した上、国際社会が江沢民を告発することをもっともっと支持するように呼び掛けた。

欧州議会議員クラウス・ブフナー教授は、「江沢民に法的裁きを」の横断幕を広げ、中国の人権侵害を強く非難

　昨年7月15日、ブフナー議員は「我慢できないほどの中国の人権侵害の現状」をタイトルとして、『中国の有名な人権弁護士王宇さんに対しての人権侵害を強く非難』の特別声明を発表し、法輪功学習者の弁護士・中国の有名な女性人権弁護士・王宇さんを無条件で釈放するように促し、「数多くある法輪功の人権案件の中で、王宇弁護士は迫害を受け、中でも、中国黒龍江省の建三江事件は多数の迫害実例の中の一つです。この事件に対して、アムネスティ・インターナショナルとヒューマン・ライツ・ウォッチなど国際人権組織の広範な関心を引き起こした」と言及した。

　ブフナー議員は特に声明中に「この弁護士達が中国で迫害されている法輪功をする人たちに与えた助けはとてもすごいと思います。だから、今年2月、弁護士らが法輪功をする人たちの釈放を求めていた最中、弁護士達の支持を示す手紙に連名で、中国の駐独大使と国内の当局に送ったヨーロッパの各国からの欧州議会議員は二十数名います」と言った後、「現在明らかに、王さんは逮捕され、身柄を拘束されています。その理由は、王さんが中国全土で展開している法輪功への迫害を始めた張本人の前中国共産党の党首・江沢民を告発することを支持したからです。王さんはまた他の中国の弁護士らにも江沢民告発の風潮を支持するように、強く呼びかけた」と述べた。

　最後に議員は「法輪功への迫害と国家の組織的な法輪功学習者の生体臓器狩りは、反人類罪で、世界の平和、安全と人間性を脅しています。これらに関与した者と迫害に直接関わった参与者らのすべての者に、国際刑事責任を問い、懲罰を受けさせるべきです。また、国際社会も江沢民への告発を支持し、早急に迫害の停止と撲滅に努力を払うべきです」とコメントした。

　中国最高人民検察院に江沢民を上告するように促す

　欧州議会の人権擁護および司法と内務委員会の議員・コーネリア・エルンスト博士は、世界人権デーに「江沢民に法的裁きを」の横断幕を広げて、中国最高人民検察院に江沢民を上告するように再度促した。国際社会も共に協力して、国際刑事法によって江沢民の国際刑事責任を追及するように呼びかけた。

　　　　　　　　　　欧州議会の人権擁護および司法と内務委員会の議員・コーネリア・エルンスト博士は、「江沢民に法的裁きを」の横断幕を広げ、江沢民を起訴するように再度促す

　昨年7月20日、中国共産党の法輪功への迫害が16年目に入り、ドイツの欧州統一左翼党のエルンスト議員は、法輪功を煉る人たちへの迫害と国家の組織的な生体臓器狩りを支持した元凶・首謀者の江沢民を直ちに公開し、起訴することを求めた。そして支持者の手紙での連署をスタートさせ、中国共産党最高検察院検察長・曹建明に手紙を送った。ブフナー議員とフィンランド出身の欧州議会議員・メリヤ・グルネンさんは連署に応えた。

　連署した手紙は、中国共産党の駐EU大使・楊燕怡と中国共産党の駐ドイツ大使・史明徳にも郵送しただけではなくて、さらに国連事務総長、国連人権高等弁務官、拷問に関する国連特別報告者、宗教または信仰自由国連特別報告者、ハーグ国際刑事裁判所検察官、EU委員会副主席、EU外交と安全政策高等代表とEU人権事務特別代表など、多くの国際機関にも郵送した。

　これらの議員達は法輪功学習者が、江沢民刑事告訴中に現れた平和と勇気を讃え、敬服すると表した。

　中国共産党の法輪功への迫害を直ちに停止するよう促す

　エルンスト議員と所属同じ党団の欧州議会のステファン・エック議員も　「江沢民に法的裁きを」の横断幕を掲げ、中国共産党の法輪功への迫害と国家の組織的な法輪功学習者、善良な人たち、宗教団体メンバーと少数民族団体メンバーから生体臓器狩りをすることを直ちに停止するように求めた。

欧州議会議員・ステファン・エック先生、「江沢民に法的裁きを」の横断幕を広げ、支持を呼びかけた

　ステファン・エック議員は欧州議会のヨーロッパ対中国関係代表団のメンバーです。彼は、江沢民の法輪功への迫害は拷問罪、ジェノサイドと反人類罪であり、世界の平和、安全と福祉をも脅していると指摘した。また1999年に法輪功への迫害を始めてから、中国共産党がずっと外交、政治、経済などの手段を通じて、この迫害を海外にも及ぶように企んでいるとも指摘した。

　昨年5月から、中国の迫害されている法輪功学習者とその家族、多くの友人達が次から次へと中国最高裁判所と最高検察院に、反人類罪を犯した江沢民を告発している。現在、法輪功学習者たちはネットワーク、電子、録音、ファックスなど多くの手段を駆使して、江沢民刑事告発状を送っている。同時に、国内外の多数の政治家達、弁護士達などの正義ある人々も江沢民を告発し、法輪功を迫害している元凶で首謀者の江沢民が法的裁きを受けることを望み、一日も早く、法輪功への迫害が終わるように強く望んだ。