文／遼寧省の大法弟子

　【明慧日本2016年3月22日】不法に刑務所に監禁されている同修を救援する中で、すべての事がうまくいくように、師父は常に我々大法弟子のことを加持してくださいました。何人もの同修を刑務所から救い出すことに成功しましたが、中には8カ月以上に渡っての救援もありました。

　救援が成功していくにつれて、私は同修の間でも「有名人」になりました。知人であろうと初対面の人であろうと会う度に褒められました。そしてこのことで、顕示心や歓喜心、自らを証明しようとする心理がどんどん膨張していきました。時にはこれらの執着心を排除してはいるものの、やはり日に日に湧き上がってきました。ついに、2013年に警察に連行されて留置所に拘禁されてしまいました。

　監禁されている間、常に内に向けて自分自身を探り、発正念と法の暗唱を続けていきました。それから1カ月後に釈放されました。出てきた後でも「やはりあなたはやるね。正念を持って刑務所でも人を救い、これほど短い時間で出てこられたとはすごいですよ」と同修に褒められましたが、すでにこれらのすべては、師父と大法のお陰であることを理解していたので、自分の心は少しも揺らぎませんでした。

　家に帰ってからも心を静めて一生懸命法を勉強しました。そして自分の内面を探り、多くの執着心を取り除くことができました。多くの同修から救援活動の協調人になるよう勧められましたが、断りました。救援を必要とする同修がいれば皆で協力し合って救援に励めばよく、他の同修が師父が按排した道を歩むことを妨害してはいけないという自分の考えを皆と交流しました。結果的に、他の同修も私に頼っているところがあるのを見つけだしました。それからは、皆で協力し合って救援活動を行い、素晴らしい効果が得られました。

　学法を通じて、同修を救援することは、人間界に下りてくる前に誓った誓約であることに気づきました。今まで法輪功を迫害している公安局や検察院、裁判所などの役員ばかりと接触してきましたが、師父のご加護により何度も理智的に困難を乗り越えることができました。ある日、監禁されている同修の家族と公安局に行き、直ちにその同修を釈放するよう国保隊隊長に要求しましたが、却って彼に「法輪功を修煉しているのか」と質問されました。その時、師父の説法が頭の中によみがえってきたので「隊長さん、法輪功は誰もができる一般の気功ではありません。大学入試と同じように、その基準に達していないと修煉できないのです」と答えました。その日は何の結果も得られませんでしたが、日を改めてその公安局に行ったところ国保隊の隊長に「退職する前、君はどこで講師をしていたのかね」と聞かれました。しかし私は中学レベルまでの教育しか受けていなかったので、そのまま答えました。しかし、その隊長は「とても信じられない」と頭と手を左右に振りました。彼に真相を伝えていく過程で、師父が絶えず私に知恵を授けてくださったのです。大法弟子の慈悲をもって、彼の背後にいる邪悪な要素を解体することができました。ついに、この隊長は大法と師父に対して正しい見方をするようになりました。そして彼は「できる限りのことをする」と約束してくれました。これだけでなく、帰る際に部下に私たちを見送らせ、お茶まで出してくれたのです。

　江沢民告訴が始まったので、この隊長に罪を償う機会を失わないよう真相の手紙を書きました。告訴に関する資料と共に公安局に送りました。