文／中国・内モンゴルの大法弟子

　【明慧日本2016年5月28日】これからここ一年来の修煉体験を持って、師父にご報告し、同修の皆さんと交流したいと思います。法に基づいていないところがあれば、ご指摘をお願いします。

　ある日、私は同修を訪ねて、着実に修煉する問題について話すと、同修は「あなたこそ着実に修煉していない、裏でいつも私の噂を立てて、良くない物質を加えてくれている。しかも、顕示したり、嫉妬したり、他人よりましだと思って、他人ばかりを変えようとするのですが、自分だけを変えない」と言いました。すぐに謝りましたが、内心では「数年来あなたの自尊心を配慮しながら、ずっと助けてきたのに、かえってこんなふうに言うなんて」と思いました。心が納得できなければ、謝りにも誠意がありませんでした。

　しかし、修煉には偶然なことはないので、家に帰って法に照らして内に向けて探しました。今まで、自分から見た同修ははっきりした考えがなく、何がある時、どうすればいいかが分からなかったので、その都度私はいろいろ考えてあげました。また同修の話には相手を圧倒する力がなかったのを見て、どう話せばいいかをも教えてあげたりしてきました。よく考えてみれば、これは党文化の中の闘争心ではないかと気づきました。そして、ふと同修の多くの長所が見えてきました。例えば、相手が話し途中で絶対に割り込んだりしないとか、衆生を救うことであれば仕事を選ばずに積極的に行うとか、『轉法輪』を毎日暗記し続けて、すでに2回も暗記できたとか、一緒に何かをする時、同修はいつも黙々と協力してくれるなど。しかし、自分は法を実証する中で、自分を顕示し、同修よりましだと思っていたので、修煉者としてあるべき謙虚がありませんでした。しかも法を持って自分を測るのではなく、同修を測っていたので、これらの良くない考えを持ちながら、同修とどう協力するのでしょうか？

　さらに探せば、うぬぼれの心も、他人のために考える習慣もないことを見つけました。私（し）を放下しない限り、大法が要求される寛大さに達せなければ、真に邪悪の按排を解体できないゆえ、師父が法を正すことを手伝う誓約をどう実現させるのでしょうか？　このような物質があれば、辛いのが自分だけではなく、同修をも苦しませてしまいます。

　それで、師父にご加持を求め、大法弟子の間の隔たりを取り除くと同時に、同修の天体の中の法に同化できず、向上を阻み、三つの事を行う障碍をすべて取り除くように、強い正念を発し、エネルギーに包まれる中で入定しました。この状態はどれだけ久しぶりだったのでしょうか。師父に感謝する涙が流れてきて、強いエネルギーの中で、私と周りの同修と一つの全体になりました。

　その後、師父と同修に感謝する気持ちを持って、真心から同修に謝ると、同修は泣き出しました。私も涙が溢れました。同修は、「自我を失った数年の中で、あなたのことを思い出せば、すぐに大法の素晴らしさを思い出した」と言いました。そして、ともに7・20までに一緒に法を勉強し、煉功した日々の幸せと楽しさを振り替えると、修煉当初のように勇猛精進したいと、心から正念が湧いてきました。

　真に内に向けて探すことができれば、あるいは自分の言動が大法の要求に符合していれば、師父のご加持を得ることができます。そして、邪悪を解体する法器を得られたように、邪悪の仕業を解体することができます。

　ある日、私は十数冊の経文を持って姑（同修）の家へ行きました。表紙を付けるのを頼むと、姑は機嫌が悪くなり、やらないと断ったうえ、文句を言い始めました。前回師父に空間内の邪悪と良くない物質を取り除いたおかげで、私はすぐに邪悪のわなを見破って、何も言わずに静かに聞いていました。心の中は姑のいいところだけを考えていました。姑は1日三食を用意するだけではなく、三つの事もずっと頑張っています。それで時間の余裕があまりにも少ない時、関を乗り越えられない時になると怨みを生じやすいのです。修煉の道で出会うすべてのことも、自分を修めるべきと思って、私は心を動揺しませんでした。

　そして子供を迎えに行く時間になると、私はニコニコしながら姑に「子供を迎えに行く時間なので、明日また来ます。どうしてもできなければ、明日持って帰ります」と言いました。慈悲の力がすべての正しくないものを解体することができますので、私が変わると、姑も変わりました。

　世間の苦しみを耐える時、私は涙を溢れさせずに我慢できます。しかし、師父の恩恵を思い出すと、感謝と感激の気持ちで言葉に表すことができません。歴史が今日まで歩んで来られたのも、師父の数え切れない支払いの代償があったからで、修煉者の少しの向上でも師父の慈悲なる保護があるからです。みんなで共に機縁を大事にし、師父のおっしゃる通りに行い、勇猛精進して誓約を実現させましょう！