　【明慧日本2016年11月5日】黒竜江省農墾チチハルの法輪功学習者・聶秀春さんは冤罪で5年間にわたって拘禁されていた。昨年7月に江沢民を告訴したため再び連行され、迫害を受け、チチハル農墾裁判所に懲役4年の判決を下された。現在上訴を求め、家族の連名で控訴している。

　聶さんは会社でも隣近所でも良い人であると認められている。社長からは「他の人は辞めてもいいが聶さんだけは辞めないでほしい」と言われている。現在、70代の父親が寝たきりになり、介護が必要になっている。聶さんは若いときから体調が悪く、寝たきりになったこともあったが、1998年に「法輪功は健康に良い」と言われ学び始めた。間もなく持病が全快し、出稼ぎができるようになった。

　2007年に聶さんは法輪功を修煉しているという理由で懲役5年の判決を下され、ハルビン女子刑務所に拘禁され迫害を受けた。夫はショックを受けてやむを得ず離婚し、娘も出稼ぎに行った。

　昨年7月に聶さんは江沢民を告訴し、同時に地元の政府関係機関、公安局、派出所及び李克強首相にも告訴書を送ったため、同年12月21日、警官らにチチハル第一留置場に連行された。捜査令状もなく家に侵入され、20数枚の真相資料、パソコン、DVDドライブなどが押収された。留置場で聶さんは「重い刑罰を与える」と脅迫された。今年5月26日に聶さんの家族は裁判所から「聶さんの案件は既に農墾チチハル裁判所で扱っている」と通知を受けた。

　今年の7月19日午前9時に裁判所は聶さんを不当に審議し、弁護士は聶さんの無罪を主張した。聶さんのすべての友人は入廷することを禁止され、数人の家族しか入廷できなかった。法廷の外で私服警官らは傍聴できなかった人たちを監視していた。

　聶さんは懲役4年の判決を下され、ただちに上訴した。訴状は既に黒竜江省農墾中級裁判所と検察院に届けられた。