　【明慧日本2017年10月27日】江西省興国県の李蘭英さん（59）は、2015年に懲役8年の実刑判決を下され、現在、江西省女子刑務所3監区に拘禁されている。刑務所側は李さんに法輪功の修煉を放棄させるために、李さんを独房に閉じ込め、片腕を窓の柵に吊り上げ、両足を地面から離すという拷問を与えた。吊り上げられていた李さんは、長い間意識不明の状態になった。

拷問のイメージ図：片腕を吊り上げ、両足を浮かせる

　長時間にわたり吊り上げられたため、李さんは左腕に腐乱が起こり、一塊の傷跡が残った。吊り上げられたほか、殴打され、水を飲むことやトイレに行くことも禁止された。

　法輪功学習者への拷問は、すべて刑務所の警官の指示によって、中にいる囚人が直接実施したものである。

　江西女子刑務所では、法輪功学習者への迫害の手口は、酷く殴打、吊り上げ、長時間立たせる罰、独房に閉じ込める、睡眠の剥奪、法輪功を誹謗中傷するビデオを見ることを強要するなどがある。南昌市の法輪功学習者・姜鳳英さんは江西女子刑務所で鉄の棒で殴られ、吊り上げられ、独房に閉じ込められ、灌食され、長時間の労働を強いられ、長い間太陽の下に干されるなどの拷問を受けた。釈放された後、常に幻覚が起き、あれこれとでたらめなことを言うようになった。不明の薬物を飲まされたり、注射されたりしたことが疑われる。姜さんは今年1月に残酷な拷問を受けて死亡した。47歳の若さだった。

　撫州市の法輪功学習者・夏季ピンさんは2回にわたって判決を下された。2004年に懲役3年2カ月、2012年に懲役4年の判決を下された。江西女子刑務所で、夏さんは5カ月にわたってベッドで寝ておらず、時には身体を90度に折り曲げられてから縄で縛られ、窓ぎわに放置されたままで1、2時間の睡眠を取った。夏さんは吊り上げられ、酷く殴打され、不明の薬物を注射され、衣服の洗濯や着替えが禁止され、買い物も禁止された。想像できないほど痛めつけられていた夏さんは、そのため52歳だが髪の毛は総白髪になり、何度も危篤状態に陥った。