　【明慧日本2017年11月25日】（デンマーク＝明慧記者・舒慧）デンマークの医師会は11月13日～17日、コペンハーゲンのベラ会議センターで開催しで「医師の日」のイベントを行い、グリーンランド、フェロー諸島を含む4千人以上の医療関係者が参加しました。今年も「臓器狩りに反対する医師の会」（DAFOH)も参加し、中国政府の臓器狩りを訴える署名活動を行い、デンマーク医療界に中共が法輪功学習者の生体から臓器を強奪している犯罪行為を伝えた。中共の生体臓器狩りの話題は、医療関係者や市民から高い注目を集めた。

「医師の日」の活動で、医師たちは中共の生体臓器狩りに注目

　心臓外科医「移植手術の前に手術日を按排するのは、あまりにも恐ろしい」

　中共の生体臓器狩りは周到に隠蔽されている。中国で移植手術をする患者も必ずしも知っているとは限らない。中国の伝統医学に興味を持ち、この方面の研究をしている1人の女医は、中国への出張から帰国したばかりで、生体臓器狩りを聞いて非常に驚愕し、展示ブースにかけてある写真に見入り、調査案例に関する資料を開き、中のあるページに、臓器の出所は不明で多くの中国病院の名前が羅列されているのを見て表情が険しくなった。彼女は「武警総医院」を指さしながら「この病院です。私はこの病院で彼らと会議していました。このような邪悪なことがこの病院で行われていたとは、想像もできません。中国で国家による犯罪が存在し、こんなに多くの人たちに対して系統的な迫害をしているのですね」と述べた。

　犯罪はどんなに隠蔽されても、やはり手がかりになるような足跡は必ず顕れる。中共は国家の行為をもって法輪功学習者や良心の囚人の生体から臓器の強奪を行なっていることが、ますます多くの市民に知られている。特に医学界のプロたちは彼らが接触する、中国の医者から相関する情報を得ているという。

　デビッド医師は、生体臓器狩り反対の署名をしたあと、「私は知っています、私の同僚に心臓外科の医師がおり、彼はある国際医学大会で中国から参加した医師と出会いました。その医師は、自分の勤務する病院で大量の臓器移植手術が行われており、臓器移植の希望者がいれば、すぐ手術の期日を取り決めるのだというのですが、このようなことがなぜ可能でしょうか？！　事前に手術の期日を按排するということは、ただ一つの事実を指しています。それは必要に応じて人を殺している事で、あまりにも恐ろしいことです。私の同僚は中国で開催される相関する会議や活動には参加しないと話していました」と話した。

　フェロー諸島から参加したMarivs Dam医師は、「生きている人間から臓器の摘出を行なうことは信じられません。私はすでに多くの人たちに中国で行われている違法な行為を伝え、私たちは一緒に生体臓器の摘出を制止しなければなりません」、「私は医者で、私は人を救いたい。中国のキリスト教徒、法輪功学習者が迫害を受けていると私は思いますが、人類が動物のように扱われていることを見たくもありません」と話した。

　南デンマーク大学大衆医療研究センターの博士課程で勉強しているヘルレ・ガルビルさんは、「生体臓器狩りはあまりにも恐ろし過ぎます。臓器は寄付でなければならず、自らの意志でなければなりません」と話した。

　多くの医師は驚愕のあまり、事の詳細を知ろうと、中共の臓器強奪に関する調査資料を閲覧したのち、その場で署名した医師もいれば、翌日に署名した医師もおり、または自分の友人を引き連れて署名に訪れた医師もいた。

　一人の医師は麻酔せずに生きた人間の身体から臓器を摘出している案例を聞いて、彼は目を大きくした。未だにその迫害が続き、臓器の強奪が行われ続けていることを聞いた彼は、苦痛の表情になり、「私に何かできることは？」と聞き、世界で生体臓器狩り反対署名の活動が行われていることを知り、迷うことなく署名した。彼はこの情報を家族や、友人、医療界の同僚に伝えるという。

　また、ある医者は「DAFOH」の去年と一昨年の活動で、すでに中共の生体臓器強奪の情報を聞いたことがありこのことに関心を寄せているという。一人の医師はこの数日わざわざ展示ブースを訪れて「あなたたちはよくやっています。私はあなたたちを支持します。継続して頑張ってください」と励ました。

　もっと多くの人に生体臓器強奪の真相を知ってほしい

　展示ホールにブースを設けた関係者のほとんどは資料を受け取った。一部は去年の医者の日の活動に参加していた業者もいた。去年、資料を受け取った業者は、新たな資料が欲しいといい、新たな情報を知って、同僚に伝えたいという。

　中国の会社と業務関係を持つ業者、あるいは中国の会社に勤務したり、中国に友人がいる人たちは多くの資料を求め、中国の関係者や友人に渡すという。

　あるラジオ局の職員は、中共が法輪功学習者の生体から臓器強奪をしていることを聞いて、「生体臓器摘出は、あまりにも重大で、私たちは帰ってからこの方面の報道を行い、もっと多くの人たちにこのことを知ってもらいます」と話し。自分の連絡先を教え、今後このことを追いかけ続けたいという。

　一人の女医は署名したあと、法輪功とは何か、法輪功はなぜ中国で迫害を受けているのかを知りたがっていた。「主人はマスコミの仕事をしており、私はこの情報を彼に伝えます。媒体を通してこの情報をもっと多くの人伝える必要があります」と話した。