　【明慧日本2018年年1月28日】河南省水白寺村の住民で法輪功学習者・郭玉堂さん（70代）は、昨年5月26日、自宅から公安の警官に不当に連行され、商水裁判所に1年6カ月の不当な判決を受け、昨年12月21日、新密刑務所に拘禁された。

　郭さんは11歳の時に父親を亡くし、42歳の時に妻を亡くし、不幸な人生を歩んできた。特に妻が亡くなってから、郭さんは精神的に大きなダメージを受けた。3人の息子がまだ未成年で、自分以外に頼れる人がいないため、子ども達のためにも生きていくしかないと分かっていながらも、悲しみに耐えきれず、人生に絶望を感じていた。家族や近所の人たちは郭さんの悲しむ姿を見て、慰めてくれたが、郭さんはいつも何も言わず、黙り込んでいた。人がいなくなったとき、半日間部屋にずっと閉じこもって、顔を下に向けて、涙を流し続けていた。あまりにも悲しすぎて昼も夜も泣いていたため、視力が落ちてしまい、近くにいた人の顔も見えず、トイレに行くのも困難だった。その後、重い喘息（ぜんそく）を患い治療のため、いろいろな病院を訪ねたが、一向に好転せず、苦しんでいた。髪も白くなり、体力もなくなったため、仕事もできなくなってしまった。

　1997年、郭さんは知人が勧めてくれた法輪功を修煉し始めた。煉功してから間もなく、喘息が治り、視力も回復し、体重が増えて体型が丸くなった郭さんは地元を離れ、出稼で貯めたお金で3人の息子の結婚式を挙げた。

　法輪功の修煉を初めてから20年が経ったが、郭さんは法輪功の修煉基準である「真・善・忍」の要求に従って自らを律し、名、利に淡泊になり、人と争うこともなく、いつも人のことを配慮するようになった。そのため、親戚や近所の人たちはみんな郭さんのことが好きになった。

　しかし、1999年7.20以降、元国家主席である江沢民が法輪功に対する迫害を初めてから、全国のメディアはさまざまな手段で法輪功を誹謗中傷したため、郭さんは法輪功迫害の真相を村人に伝えた。

　昨年5月26日、白寺派出所の警官2人は郭さんの自宅に侵入し、嫌がらせをした。そこで郭さんは法輪功迫害の真相を説明しようとしたが、2人の警官は聞こうとせず、郭さん所有の法輪功の書籍3冊を押収した。その日深夜零時頃、周口、商水、白寺3カ所の派出所の警官らは再度、郭さんの家に侵入し、身分証明書や令状を提示せず、不当に家宅捜索した。李洪志先生の写真、法輪功の書籍、迫害の真相を伝えるための資料などが押収され、郭さんは連行され、商水県留置所に不当に拘束された。

　その後、検察庁は適当に罪名を付け、裁判所へ起訴した。商水裁判所は郭さんに対し、懲役1年6カ月の判決を宣告し、昨年12月21日、新密刑務所に入れられた。