　【明慧日本2018年2月10日】中国共産党の政法委と610弁公室は、各地の公安局・検察庁・裁判所をコントロールし、法輪功学習者に対して不当な裁判を行い、判決を下した。しかし、過去の1年来、多くの地区では法輪功学習者を無罪で解放する事例が発生した。

　明慧ネット2017年7月～12月の報道の統計によると、中国国内の安徽、甘粛、広東、河北、河南、黒龍江、湖北、湖南、吉林、遼寧、内モンゴル、山東、山西、上海、四川、雲南を含めた16省、直轄市の検察庁、裁判所、中級裁判所は、すべてにおいて迫害の案件を差し戻し、あるいは取りやめた実例があった。その中に、検察庁が差し戻した案件は45人、裁判所が差し戻した案件は18人、中級裁判所が再審を命じた案件は3人である。

　2017年下半期案件を差し戻された66人の中に、22人の法輪功学習者が無罪で解放され、11人が再度起訴され、5人が裁判の結果待ち、18人が案件を差し戻された後、状況不明の状態であり、3人が再審の結果待ち、7人が不当な判決を宣告された。

表1、2017年度下半期、検察庁・裁判所・中級裁判所が迫害を阻止、又は取りやめた実例の統計表

分類	検察庁	裁判所	中級裁判所
人数	45	18	3

図1、2017年下半期に案件を差し戻された学習者の現在の状況

表2、2017年下半期に案件を差し戻された学習者の現在の状況

分　類	解放	再度起訴	裁判結果待ち	状况不明	再　審	判　決	総人数
検察庁	8	11	4	18	0	4	45
裁判所	14	0	1	0	0	3	18
中級裁判所	0	0	0	0	3	0	3
総計	22	11	5	18	3	7	66
割合	33%	17%	8%	27%	4%	11%	100%

　一、2017年下半期に案件を差し戻された学習者の地域分布

図2、2017年下半期に案件を差し戻された各地域の学習者の人数統計表

　二、2017年下半期、22人の法輪功学習者が解放され帰宅した

図3、2017年下半期22人の中国各地域の法輪功学習者が無罪で解放された

表3、2017年下半期に無罪で解放され帰宅した法輪功学習者の状況統計表

省	地　区	報道時間	被害者	検察庁	裁判所	経歴過程	現　状
山　東	青　島	7月15日	邢志刚	1	0	逮捕令状発布せず	帰宅
山　東	青　島	7月22日	薛玉英	0	1	裁判所撤回同意	帰宅
河　南	焦　作	8月6日	原允香	0	1	裁判所撤回同意	帰宅
河　南	焦　作	8月6日	李桂莲	0	1	裁判所撤回同意	帰宅
河　南	焦　作	8月6日	王小青	0	1	裁判所撤回同意	帰宅
河　南	焦　作	8月3日	张喆	0	1	裁判所撤回同意	帰宅
河　南	焦　作	8月3日	李小君	0	1	裁判所撤回同意	帰宅
河　南	焦　作	8月3日	孙燕平	0	1	裁判所撤回同意	帰宅
遼　寧	朝　陽	8月12日	武俊贤	0	1	裁判所撤回同意	帰宅
遼　寧	瀋　陽	10月24日	刘秀春	1	0	逮捕令状発布せず	帰宅
遼　寧	丹　東	12月20日	杨爱萍	0	1	案件を差し戻し	帰宅
遼　寧	丹　東	12月20日	王玉	0	1	案件を差し戻し	帰宅
遼　寧	鞍　山	12月29日	崔玉芳	0	1	裁判所撤回同意	帰宅
内モンゴル	錫林浩特	8月12日	宋小花	1	0	起訴を撤回	帰宅
内モンゴル	錫林浩特	8月12日	米超	1	0	起訴を撤回	帰宅
内モンゴル	錫林郭勒盟	8月13日	苗志莲	1	0	不起訴	帰宅
四　川	成　都	8月13日	苏青华	0	1	裁判所撤回同意	帰宅
山　東	蒙　陰	8月27日	高凤兰	1	0	起訴を撤回	帰宅
山　東	蒙　陰	8月27日	刘凤厚	1	0	起訴を撤回	帰宅
湖　北	沙　洋	10月29日	付传英	0	1	裁判所撤回同意	帰宅
湖　北	沙　洋	10月29日	何时凤	0	1	裁判所撤回同意	帰宅
吉　林	長　春	11月19日	谷立娜	1	0	起訴を撤回	帰宅
合　計				8	14

（1）検察庁が逮捕令状を発布せず、学習者が解放される

　実例1、青島市の邢志剛さんは解放される

　山東省青島市の邢志剛さんは、昨年6月6日午前10時頃、柳花泊派出所の十数人の警官により不当に連行された。柳花泊派出所は邢さんを罪に陥れようとしたが、黄島区検察庁は逮捕令状を発布しない方針を決定したため、二十数日間拘束された邢さんは解放され、昨年7月13日の夜に帰宅した。

　実例2、瀋陽市の劉秀春さんは解放される

　瀋陽市皇姑区610弁公室と遼河派出所の警官らは、昨年9月20日の午前8時頃、瀋陽市の法輪功学習者・劉秀春さんを不当に連行した。10月12日、劉さんの案件の公文書は皇姑区検察庁に手渡された。10月19日午前、皇姑区検察庁は逮捕令状を発布せず、無条件で解放すべきであるという決定を出した。劉さんは、当日の夜10時に無事に帰宅した。

（2）検察庁は不起訴し、学習者・苗志蓮さんは解放される

　内モンゴルの法輪功学習者・苗志蓮さんは、昨年6月13日、現地の警官により不当に連行され、留置場に拘禁された。7月7日、苗さんに対する逮捕令状が発布された。

　苗さんは留置場で理不尽な迫害を受けたにも関わらず、善意を持って公安局、検察庁などの部門の関係者に法輪功の素晴らしさを伝え続けていた。昨年8月9日、苗さんの血圧に異常が出たため、警官は責任を負うことを恐れ、5000元をゆすり取ってから、苗さんの家族に迎えに来させた。同時に、検察庁も不起訴処分を決定した。

（3）検察庁が訴訟を却下し、学習者が解放される

　実例1、内モンゴルの宋小花さん、米超さんは解放される

　内モンゴル錫林浩特市の警官らは、昨年7月13日、法輪功学習者・宋小花さん（50代女性）の自宅に押し入り、宋さんを不当に連行した。その時、事情を知らない米超さん（30代女性）が、宋さんの家に入った途端、同じく警官に不当に連行された。

　2人が連行された後、27日目の昨年8月9日、案件の公文書は検察庁に却下されたため、2人は当日の午後6時に無事に帰宅した。

　実例2、長春市の谷立娜さんは解放される

　吉林省長春市の法輪功学習者・谷立娜さんは、昨年10月7日、現地の警官により不当に連行され、長春市第四留置場に拘禁された。昨年11月13日、検察庁が案件を差し戻したため、谷さんは解放された。

　実例3、山東省の高鳳蘭さんと劉鳳厚さんは解放される

　明慧ネット2017年8月27日の報道によると、臨沂留置場に不当に拘禁された高鳳蘭さんと劉鳳厚さんも無罪で解放されたという。

（4）裁判所は検察庁による訴訟の撤回に同意、学習者が解放される

表4、裁判所は訴訟の撤回に同意し、学習者が解放された状況の統計表

省	地区	報道時間	被害者	裁判所	経歴過程	現　状
河　南	焦　作	8月6日	原允香	1	裁判所撤回同意	帰　宅
河　南	焦　作	8月6日	李桂莲	1	裁判所撤回同意	帰　宅
河　南	焦　作	8月6日	王小青	1	裁判所撤回同意	帰　宅
河　南	焦　作	8月3日	张喆	1	裁判所撤回同意	帰　宅
河　南	焦　作	8月3日	李小君	1	裁判所撤回同意	帰　宅
河　南	焦　作	8月3日	孙燕平	1	裁判所撤回同意	帰　宅
四　川	成　都	8月13日	苏青华	1	裁判所撤回同意	帰　宅
遼　寧	鞍　山	12月29日	崔玉芳	1	裁判所撤回同意	帰　宅
湖　北	沙　洋	10月29日	付传英	1	裁判所撤回同意	帰　宅
湖　北	沙　洋	10月29日	何时凤	1	裁判所撤回同意	帰　宅
山　東	青　島	7月22日	薛玉英	1	裁判所撤回同意	帰　宅

　実例1、河南省の張喆さん、李小君さん、孫燕平さんは解放される

　河南省焦作市山陽区の裁判所は、山陽区検察庁の法輪功学習者・張喆さん、李小君さん、孫燕平さんに対する起訴の撤回を許可し、昨年7月28日に3人の法輪功学習者を解放した。

　張喆さんは2016年5月28日、江沢民を告訴したため、焦作市留置場に14カ月間拘禁された。昨年7月28日に出所した時に、髪が黒く容姿端麗であった張さんは、お婆さんのように背中が曲がり、髪が真っ白になっていた。李小君さんは、焦作市留置場で1年9カ月間拘禁され、骨と皮ばかりに痩せこけて、衰弱していた。孫燕平さんは、焦作市留置場で1年間苦しめられ、身体に大きな損傷を受けたため、現在、自宅で休養している。

　実例2、河南省の原允香さん、李桂蓮さん、王小青さんは解放される

　河南省焦作市山陽区検察庁は、昨年7月27日、法輪功学習者・原允香さん、李桂蓮さん、王小青さんに対する起訴を撤回したため、1年余り拘禁された3人の学習者はその当日に帰宅した。

　実例3、四川省の蘇清華さんは解放される

　昨年8月11日午前、成都市の法輪功学習者・蘇青華さんは、四川省成都市高新区裁判所からの自分に懲役3年の不当な判決を取り消し、決定書を受け取ったため、留置場から帰宅した。

　実例4、湖北省の付伝英さん、何時鳳さんは解放される

　湖北省沙洋県検察庁は昨年4月24日、法輪功学習者・付伝英さん（70）、何時鳳さん（70）に対する起訴を撤回した。昨年10月26日、沙洋県裁判所は起訴の撤回に同意する判決文を下達した。

　実例5、遼寧省の崔玉芳さんは解放される

　崔玉芳さん（64）は、2016年6月28日に自宅から不当に連行された。拘禁された期間中、崔さんの体調はますます悪化し、脳梗塞と診断され、いつでも生命の危険があるという。

　昨年5月19日、鞍山市鉄西裁判所は崔さんに対する提訴を撤回するようにと検察庁に提案した。昨年11月27日、鉄西裁判所は鉄西検察庁による訴訟の撤回を裁定した。崔さんは帰宅した。

　実例6、山東省の薛玉英さんは解放される

　山東省青島市の法輪功学習者・薛玉英さんは、2015年8月23日、黄島区の市場で人々に迫害の真相を伝えたという理由で、派出所の警官に不当に連行された。昨年3月27日、薛さんは保証人を立てて尋問を待つという条件付きで、一時出所した。

　昨年6月29日、黄島区裁判所は薛さんに「刑事裁定書」を下達し、黄島区検察庁の「不起訴決定」を許可した。

（5）裁判所は案件を差し戻し、検察庁は訴訟を撤回し、学習者が解放される

　裁判所は案件を差し戻し、検察庁は訴訟を撤回したことによって、解放された法輪功学習者は、遼寧省朝陽県の武俊賢さん、遼寧省丹東市の楊愛萍さん、王玉さんの3人がいる。

　三、案件を差し戻された後、再び提訴される

表5、案件を差し戻された後、再び提訴された学習者の状況統計表

省	地　区	報道時間	被害者	検察庁却下	経歴過程	現　状
河　北	衡　水	7月7日	尚玉申	1	1回案件を差し戻し	再度起訴
河　北	邯　郸	9月7日	顾大平	1	2回案件を差し戻し	再度起訴
河　北	邯　郸	9月7日	张华娥	1	2回案件を差し戻し	再度起訴
甘　粛	蘭　州	10月21日	王雄珍	1	1回案件を差し戻し	再度起訴
甘　粛	蘭　州	10月21日	袁秀英	1	1回案件を差し戻し	再度起訴
遼　寧	撫　順	11月6日	张石英	1	1回案件を差し戻し	再度起訴
上　海	楊　浦	8月25日	崔菊华	1	1回案件を差し戻し	再度起訴
上　海		11月15日	吕金龙	1	1回案件を差し戻し	再度起訴
湖　南	懐　化	12月18日	尹兰英	1	2回案件を差し戻し	再度起訴
湖　南	懐　化	12月18日	黄远桥	1	2回案件を差し戻し	再度起訴
湖　南	懐　化	12月18日	杨林英	1	2回案件を差し戻し	再度起訴

（1）案件を一度差し戻された学習者

　実例1、河北省衡水市の尚玉申さん

　河北省衡水市の法輪功学習者・尚玉申さんは、昨年4月14日、世間の人々に法輪功迫害の真相を伝えたため、高古庄鎮派出所の警官に不当に連行された。現在、尚さんは衡水市留置場に拘禁されている。深州市検察庁は尚さんを裁判所に再度、起訴した。

　実例2、甘粛省蘭州市の王雄珍さん、袁秀英さん

　昨年11月16日、蘭州市城関区検察院の彭維萍が、法輪功学習者・王雄珍さん、袁秀英さんを城関裁判所に起訴した。

　実例3、遼寧省撫順市の張石英さん

　昨年11月の情報によると、法輪功学習者・張石英さん（70）を罪に陥れる公文書は、望花検察庁より工農派出所に一度差し戻されたが、再び望花検察庁に手渡されたという。

　実例4、上海の呂金竜さん

　法輪功学習者・呂金竜さんを罪に陥れる公文書は、昨年11月3日に裁判所に届いた。

　実例5、上海の崔菊華さん

　法輪功学習者・崔菊華さん（60代）は、昨年5月3日午前9時頃、人民公園で警官に不当に連行された。7月20日、崔さんの案件の公文書は楊浦区検察庁に送付された。

　8月、楊浦区検察庁は公文書を公安局に差し戻したにもかかわらず、上海市の楊浦区裁判所は、崔さんに対する裁判を今年の1月4日午後に予定したという。

（2）案件が二度差し戻された学習者

　河北省邯鄲市の法輪功学習者・顧大平さん、張華娥さん夫妻は、かつて案件の公文書を二度差し戻されたが、再び不当に提訴された。

　四、案件を差し戻された後に裁判を受け、その結果待ちの学習者

表6、案件を差し戻された後に裁判を受け、結果待ちの学習者の統計表

省	地　区	報道時間	被害者	検察庁却下	裁判所	中級裁判所	経　歴　過　程	現　状
安　徽	阜　陽	12月24日	田辉		1		1回案件を差し戻し	裁判結果待ち
黒竜江	大　慶	12月27日	郝明媚	1			1回案件を差し戻し	裁判結果待ち
河　北	秦皇島	9月8日	张爱文	1			2回案件を差し戻し	裁判結果待ち
河　南	鄭　州	9月19日	李秦军	1			1回案件を差し戻し	裁判結果待ち
河　南	鄭　州	9月19日	魏承德	1			1回案件を差し戻し	裁判結果待ち

　安徽省阜陽の田輝さん、黒龍江省大慶の郝明媚さん、河北省秦皇島の張愛文さん、河南省鄭州の李秦軍さん、魏承徳さんは、みんな案件を差し戻された後に裁判を受けた。現在に至って、5人に対して裁判の結果は、まだ出されていないままである。

　五、案件を差し戻された後、状況不明の学習者

表7、案件を差し戻された後、状況不明の学習者の人数統計表

省	地　区	報道時間	被害者	検察庁却下	経　歴　過　程	現　状
河　南	光　山	8月1日	曾昭斌	1	1回案件を差し戻し	状况不明
河　南	光　山	8月1日	简学富	1	1回案件を差し戻し	状况不明
河　南	光　山	8月1日	何远朗	1	1回案件を差し戻し	状况不明
河　南	光　山	8月1日	李家志	1	1回案件を差し戻し	状况不明
四　川	成　都	12月30日	蒋利	1	3回案件を差し戻し	状况不明
広　東	広　州	9月7日	杨英	1	2回案件を差し戻し	状况不明
遼　寧	興　城	10月17日	邢素芳	1	1回案件を差し戻し	状况不明
山　東	淄　博	11月12日	张文隆	1	逮捕令状発布せず	状况不明
遼　寧	丹　東	12月19日	孙立豪	1	3回案件を差し戻し	状况不明
遼　寧	丹　東	12月19日	赵雪景	1	3回案件を差し戻し	状况不明
湖　南	岳　陽	12月23日	欧召安	1	訴訟を撤回	状况不明
湖　北	武　漢	12月31日	洪桂梅	1	2回案件を差し戻し	状况不明
湖　北	武　漢	12月31日	窦堰生	1	2回案件を差し戻し	状况不明
雲　南	華　坪	9月13日	付文德	1	1回案件を差し戻し	状况不明
雲　南	華　坪	9月13日	宋南瑜	1	1回案件を差し戻し	状况不明
雲　南	華　坪	9月13日	石德仙	1	1回案件を差し戻し	状况不明
雲　南	華　坪	9月13日	廖健甫	1	1回案件を差し戻し	状况不明
山　西	太　原	10月26日	田云飛	1	1回案件を差し戻し	状况不明

　状況不明というのは、検察庁が逮捕令状を発布せず、あるいは訴訟を撤回し、あるいは案件を差し戻された後、学習者は解放されたかどうか、あるいは再び起訴されたかどうかを指している。このような状況に置かれている学習者は18人である。

　六、中級裁判所が再審を命じた後、その再審結果待ちの学習者

表8、中級裁判所が再審を命じた後、その再審結果待ちの学習者の統計表

省	地　区	報道時間	被害者	中級裁判所	経歴過程	現　　状
安　徽	鳳　陽	7月4日	郑家祥、陈念春	2	再審を命じた	再審結果待ち
遼　寧	鞍　山	8月18日	代亚娟	1	再審を命じた	再審結果待ち

　遼寧省鞍山の代亜娟さん、安徽省鳳陽の鄭家祥さん、陳念春さんは、上訴した。それを受理した中級裁判所は、それぞれの地方裁判所に再審を命じた。

　七、案件を差し戻された後、依然として不当判決を宣告された学習者

表9、案件を差し戻された後、不当判決を宣告された学習者の統計表

省	地　区	報道時間	被害者	検察庁却下	裁判所	経歴過程	現　状
遼　寧	凌　海	10月2日	王玉红	1		1回案件を差し戻し	判　決
遼　寧	錦　州	12月7日	潘文杰	1		1回案件を差し戻し	上　訴
遼　寧	錦　州	12月7日	吕凤霞	1		1回案件を差し戻し	上　訴
内モンゴル	赤　峰	10月30日	杨福田	1		逮捕令状発布せず	上　訴
甘　粛	通　渭	12月	牛变变		1	2回案件を差し戻し	上　訴
甘　粛	通　渭	12月	牛变子		1	2回案件を差し戻し	上　訴
吉　林	白　城	9月16日	刘猛		1	1回案件を差し戻し	上　訴

　実例1、遼寧省の王玉紅さん

　昨年4月14日午前8時頃、法輪功学習者・代雲琴さんは、王玉紅さんの家に訪問した際、扉を開けた瞬間、尾行して来た十数人の警官と町内の役員が先に部屋に飛び込み、部屋中を荒らし回り、王さんの家の家財を押収し、さらにビデオカメラで撮影した。

　当日の午後5時、王さんは錦州留置場に拘禁された。王さんの案件の公文書は検察庁より一度差し戻されたが、1週間後、そのまま検察庁に再度送付された。昨年8月、遼寧省凌海市検察庁は公文書を裁判所に手渡した。情報筋によると最近、王さんは懲役5年の判決を宣告され、罰金2万元を科された。

　実例2、遼寧省の潘文傑さん、呂鳳霞さん

　昨年11月末と12月の初め頃、遼寧省錦州市の拘禁されている数人の法輪功学習者は、太和区裁判所からの判決文を受け取った。潘文傑さんは懲役5年の不当な判決を宣告され、呂鳳霞さんは懲役2年の不当な判決を宣告された。2人はすべに上訴した。

　実例3、内モンゴルの楊福田さん

　内モンゴル赤峰市の法輪功学習者・楊福田さんは、昨年5月25日午前11時頃、警官により自宅から連行され、元宝山区平庄留置場に拘禁された。

　1カ月後、元宝山区公安局の国保大隊（法輪功迫害の実行機関）は、作成した資料を検察庁に提出したところ、検察庁は証拠不十分のため、案件を受理しなかった。その時点で、楊さんを無条件で解放すべきだが、国保の警官は改めて書き加えのために2カ月間の延長を申し出た。

　そして、昨年10月26日、楊さんの家族は赤峰市元宝山裁判所からの楊さんに対して、懲役4年を宣告する判決文を受け取った。家族は上訴した。

　実例4、甘粛省の牛変変さん、牛変子さん

　甘粛省通渭県の法輪功学習者・牛変変さん、牛変子さんは、昨年3月8日、各自の自宅から地元の警官により不当に連行され、定西留置場に拘禁された。

　7月10日、牛さん姉妹の案件は、裁判所と検察庁の両部門により却下された。8月1日、通渭公安局は牛さん姉妹の公文書に「補足」してから、もう一度検察庁に手渡した。8月28日、検察庁が案件を2回目差し戻した。10月16日、通渭県公安局は資料を集めて、再度、通渭検察庁に手渡した。

　昨年11月21日、甘粛省通渭裁判所は姉妹2人に対して裁判を行った。12月8日、牛変変さんに懲役1年6カ月、牛変子さんに懲役1年の不当な判決が宣告された。2人はすでに定西市中級裁判所に上訴した。

　実例5、吉林省の劉猛さん

　吉林省白城市の法輪功学習者・劉猛さんは、昨年1月、携帯電話の中に煉功音楽があるという理由だけで、大安北駅で鉄道警察により身柄を不当に拘束された。

　昨年6月、劉さんの案件は裁判所より差し戻されたが、派出所と検察庁は引き続き「証拠」を集め、劉さんを罪に陥れようとした。情報筋によると、白城市洮北区裁判所は最近、劉さんに対して不当な判決を宣告したという。詳しい情報については、調査する必要がある。

　八、結び

　法輪功は人に「真・善・忍」に従って良い人になるようにと教えており、合法的であるだけではなく、それは、人類の最も尊重すべき道であり、最も発揚すべき正しい道でもある。法輪功学習者はいかなる法律をも犯していないのにも関わらず、江沢民勢力は法輪功を迫害しているのである。この迫害は人々の神に対する信仰を破壊し、学習者の法輪功を堅持する意志を打ち壊すことを目的とするものである。

　明慧ネットの報道によると、2017年上半期に54人の法輪功学習者が無罪で解放され、下半期に22人の法輪功学習者が無罪で解放されたことが分かった。

　実は、法輪功の良さ、「真・善・忍」の良さは自然に存在しているものであり、中国の法律機関の無罪解放で証明される必要は全くない。中国共産党の江沢民勢力が罪のない多くの人々を迫害したことこそが犯罪であること、騙され愚弄された公安局・検察庁・裁判所の人員らが目覚めつつあること、法律執行者が法を犯している中で、公平に法を執行する方向に向かっていることは、無罪で解放されることを通じて証明された。