　【明慧日本2018年3月31日】（香港＝明慧記者・孫柏、蘇容）大紀元時報が社説『共産党についての九つの論評』（以下・九評）を発表してから14年が経ち、中国共産党からの脱退ブームを引き起こした。3月18日、香港の法輪功学習者と市民は、市中心部で大規模な集会を開き、盛大なパレードをして、3億人近い人々の共産党組織からの脱退を祝賀した。同時に「迫害の元凶を法の下で裁く」、「中国共産党を解体する」、「迫害の停止」を呼びかけた。海外の多くの著名人が現場に駆け付け、録音を通じて声援を送った。三退を手伝っているボランティアたちは、国内外の中国人たちは明らかに変わり始め、真相を求め争って三退をしていると話した。

　午前10時「中華の子孫の共産党組織からの脱退を祝賀する」集会は、中環愛丁堡広場で開催された。数人の香港や中国の著名人が3億人の中華の子孫が目覚めたことを祝賀し、声援を送って共産党の邪悪な本質を認識し、さらに多くの中国人が共産党組織から脱退することを呼びかけ、中華民族が遭っている苦難を終らせ、明るい未来に向かって歩き出すよう呼びかけた。

中環愛丁堡広場で、3億近い人々の共産党組織からの脱退を祝賀

中環愛丁堡広場で、3億近い人々の共産党組織からの脱退を祝賀する天国楽団

　午後2時、パレードはキングズロード遊戯広場を出発して、港島区主要街道、銅鑼湾、湾仔、中環の多くの繁華街を経由して、中央人民政府駐香港特別行政区連絡弁公室の前で終了した。道中多くの香港市民と中国からの観光客を惹きつけ、真相を知った彼らは携帯電話やカメラで壮観なパレードの写真を撮っていた。

　全人民が追及し、中国共産党の罪悪を審判する

集会で発言する法輪大法佛学会スポークスマン・簡鴻章氏

　法輪大法佛学会のスポークスマン・簡鴻章氏は、三退は政治運動ではなく、人々に対して善と悪、正と邪を正しく選択させ、精神を目覚めさせる運動であり、。3億人が光明ある未来を選択したことを祝賀し、もっと多くの人々ができるだけ早く共産党を放棄するように呼びかけた。善の力は宏大であり、善に帰する生命だけが天の眷顧（けんこ：特別に目をかけること）を得られる。正邪の戦いは終局を迎え、悪を放棄して善を迎え入れ、一刻の猶予も許さないと話した。

　世界脱党センター主席の易蓉さんは、ネットを通してメッセージを送った。2000年12月から脱党ブームが始まり、もうすぐ3億人を突破しようとしている。易さんは「共産党からの脱党運動は、歴史上最も偉大な目覚めの精神運動であり、中華民族に光明と生まれ変わる機会をもたらしている。共産党は全面的に解体と滅亡に向かっている」と述べた。

　法輪功迫害追跡調査国際組織のスポークスマン・汪志遠氏は、中国共産党は建国以来8000万以上の中国人を殺害し、共産党の元首魁・江沢民が始めた法輪功学習者に対するジェノサイドは今も続いており、全面的に共産党の罪悪を審判する時はもうすぐやってくるという。「共産党の法輪功に対する迫害の制止活動は、すでに歴史的な段階に来ており、共産党の犯罪者を審判台に送る時が来ているという。

　『九評』は中共を見極める助けとなり、各界は直ちに脱党を呼びかける

香港自由連盟スポークスマン・韓連氏は集会に出席し脱党を声援

香港前立法議員、民主香港救済力量会の発起人・曾健成氏

　香港や中国の著名人は集会に出席し声援を送った。香港の自由連盟のスポークスマン・韓連氏は「共産党はこれ以上腐敗しようのない境地に来ており、脱党しなければ継続的に沈淪（ちんりん：おちぶれる）するだけだ」と述べた。

　香港立法議員で民主香港救済力量会の発起人・曾健成氏は、共産党の正体を見極めるよう呼びかけ、巨額の資金を支出して香港青関会を支援し、法輪功学習者の活動を妨害させていると非難した。「共産党は傲慢で無礼だ。もし我々が今日反撃しなければ、我々は明日路頭に迷わなければならない。我々は共に努力して、共産党の一党専制政治を終結させなければならない」と話した。

　多くの香港政界関係者から録音した声援メッセージが送られた。香港立法議員、民主党主席・胡志偉氏は「3億人が共産党組織から脱退し、人民の願いを代表して、専制政治に対する不満を現している」といい、「『九評』という書籍は一つの出口を提供し、市民に共産党の本質をはっきりと認識させることができた」と称賛した。

　国内外の華人が真相を求め、争って三退する

　香港市民支援愛国民主運動連合會香港支联会副主席・蔡耀昌氏は声援のメッセージを送り、共産党組織からの脱退人数が絶えず増加していることは「共産党専制の本性は人権侵害であり、ますます多くの中国人と国際社会に認識されていることを反映している。共産党を終わらせるまで続けなければならない」と述べた。

　香港立法議員・梁耀忠氏は、こんなに多くの人々が中国共産党から脱退したことは、人民がこの政権を受け入れていないことを現わしており、「多くの人々が中国共産党から離脱されることを希望する。共産党は人民が持つべき人権を剥奪してはならない」と述べた。

　前香港議員の馮智活牧師は、3億人が共産党から脱退したことは、共産党政権が人心を得ていないことで、世界の流れは民主化に向かっており、共産党の寿命はそれほど長くないという。彼は『九評』を賞賛し、共産党の邪悪な本性を詳しく紹介し、中国人に事の是非を判別するよう、機会をしっかりと掴み取り自分の意志を表して行動してほしいと呼びかけた。

　建国の立役者である羅瑞卿大将の子供の羅宇氏、西安人権活動家の馬暁氏などの中国国内の著名人が録音した声援メッセージを送った。羅氏は、共産党は信仰がなく、理念がなく、道徳がなく腐敗した集団であると指摘し、江沢民を首謀とする法輪功に対する迫害、臓器強奪行為は残忍で横暴であり、そのため良知のある人たちが共産党組織からの脱退を支持しているという。

　集会で、脱党センターのボランティアである祝さんは、三退ブームの勢いは嵐のように盛り上がり、阻止することはできないという。全世界の法輪功学習者は18年来、真相を伝える努力によって、ますます多くの人々が共産党の邪悪な本質を見極め、同時に天が共産党を滅ぼし、脱党すれば平安が訪れるということも知ることができ、今では面と向かって真相を伝え三退を勧めることは容易になった。真相を理解した市民の多くは彼女に、「法輪功、がんばれ！　お疲れ様、あなたたちは私たちの希望です」と話しているという。

　中国国内からの観光客「真・善・忍は高尚なる道徳である」

　700人以上のパレードの隊列は午後2時、キングズロード遊戯広場を出発した。天国楽団を先導に、「天地が祝う3億人の脱党」、「法輪大法は世界に広く伝わる」、「平和と理性をもって迫害を制止する」、「天が中国共産党を滅ぼし、脱党は福である」などの６陣営が続き、腰鼓隊、旗鼓隊の実演は香港市民と中国国内からの観光客を惹きつけ、みんなが写真を撮っていた。

3月18日、3億人が中国共産党から脱退し、行われた祝賀パレード

　中国湖北省から来た王さんは資料を手に、ボランティアの真相伝えに耳を傾けた。彼は法輪功のパレードを見てとても楽しくなり、率直に三退を支持するといい、3億人も共産党組織から脱退したのは良いことであると話した。

　深圳から観光で訪れた劉さんは、法輪功のパレードを見るのは初めてで、驚いて歓声を上げ、香港はとても自由で相互に尊重しているという。彼は法輪功学習者の信仰の自由を支持し、真・善・忍は素晴らしいと肯定した。

　名前を伏せた中国からの観光客は、香港に来て法輪功のパレードを見るのも初めてである。彼女は、国内で共産党が法輪功を陥れる言葉をよく聞かされ、そのため法輪功に対してマイナスのイメージを持ってしまった。しかし今日、自分の目で法輪功学習者のパレードを見て、共産党の話したことと違い、法輪功に対するマイナス的な考えを一掃したという。

　豪州から来たスタンとローズ夫妻は、法輪功の盛大なるパレードの盛況を見て、法輪功の迫害の停止に注目しているという。真相を聞いた夫妻は、「私たちは想像できないのですが、中国の政権はなぜ真・善・忍をもって自分を律する人たちに、このような恐怖なことを行っているのか、これは根本から人間性に違反しており、私たちは絶対に認めることはできません。豪州に戻ってすべての人に伝えます！」と話した。

　フランスから訪れたクレメント（Clement）さんは、本国で法輪功のことを聞いたことがあるが、しかし詳しくは知らないという。法輪功は中国で残酷な迫害を受けて、しかも対外的には虚言をもって真相を覆い隠していることを聞いて、「歴史上において共産党は人類に対して恐慌政治をずっと行なってきました」と話した。クレメントさんは法輪功の真・善・忍の理念に賛同し、真・善・忍に基づいて自分を律し、自分を徹底的に変えることで、神のご加護を得られるという。

　香港市民の李さんは、通り過ぎて行く法輪功学習者に向けて親指を立て手を振っていた。彼は「法輪功が話したことはすべてが正しく、法輪功は人を騙しておらず、真・善・忍も正しく、人々に善い人になるよう教えている。どこが間違っていますか？」と語った。