　【明慧日本2018年8月11日】吉林省女子刑務所は2018年5月から、一部の法輪功学習者に対して、強制的に「転向」させるため、「厳管隊」に拘禁して暴力的な迫害を加え、いわゆる「100日の強化」を実施した。刑務所側が「厳管隊」に入所した学習者たちに家族との面会や電話を禁止し、食べ物を買うことも許さず、他の必需品の購入も月にわずか20元（約350円）しか使えないように決めている。その上、学習者たちには朝5時から夜9時まで、表面がでこぼこの椅子に座わることを強制した。

　8監区の警官はある「厳管隊」に入所した学習者の家族に「今は面会することは絶対できない。〇〇(学習者の名前）は刑務所の各ルールに従わないためだ。『三書』を書かないし、『転向』もしない。もし、『三書』を書くならば、法輪功修煉をやめるならば、すぐにでも会えるようにしてやる」と話した。

　「100日強化」の実施で、学習者たちは灌食され、指を折り曲げられ、顔をつねられるなど、ひどい拷問を加えられた。

　情報筋によると、5月の始め、学習者たちの家族は刑務所の警官から電話を受けた。警官は「〇〇は『厳菅隊』に入所した。そのため、毎月の定期的な面会も定期的に電話することも、これからは禁止とする。〇〇は刑務所内で法輪功を宣伝したので『厳菅隊』に入れた。いつ、面会が再開できるかはその通知を待ちなさい」と告げた。

　この吉林省女子刑務所の行為は、『刑務所法』に違反するものである。

　同刑務所は長春黒嘴子女子刑務所とも呼ばれている。十数年来、この刑務所は法輪功学習者を「転向」させるため、さまざまな残酷な手段を使い、100％の「転向」率を目標として強化してきた。元所長・賈秉新、武沢雲らは法輪功学習者を迫害する専門の監区を設立して学習者に対し、24時間監視し、「四肢の縄縛り」（四肢をきつく縛って四つの方向に引っ張る）、「飛行機の刑」（体を飛行機のような姿勢にして暴力を振るう）、吊るし上げるなどの拷問を加えた。同時に、強制的に洗脳を行うという迫害手段を使った。それで多くの学習者が心身ともに大きなダメージを与えられた。

拷問のイメージ絵：四肢の縄縛り

　明慧ネットの資料統計によると、2002年から現在まで、同刑務所の残酷な拷問による迫害により、少なくとも21人の学習者たちが迫害死したという悲惨な事実が暴露された。

　（注：法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照）