　【明慧日本2018年12月28日】湖北省鹹寧市の法輪功学習者・陶席珍さんは2018年11月14日、冤罪による4年間の刑を終え、息子の家に帰って来た。鹹寧市の610弁公室の人員は武漢市にある息子の家にやって来て、陶さんが外出しないように息子に見張れと強要した。

　刑務所で4年の間の残忍な拷問により、陶さんは痩せこけて骨と皮の状態になり、何事にも反応が鈍くなり、髪は真っ白になり、歯も抜け落ち、人相も全く変わりすっかり老けてしまい、以前とはまったく別人のようになって帰って来た。

　陶さんは鹹寧市建築会社の元退職者である。以前は、胃病、心臓病、低血糖、不眠症、目眩などの病気を患っていた。体調が優れないため、彼女はいつも機嫌が悪く怒りっぽくて、誰にあっても気に入らず、その上、負けん気が強かった。1995年法輪功を修煉してから、短い間に彼女の様々な病気が消えてなくなった。健康になった陶さんは李洪志師父と法輪功に対して心から感謝した。

　しかし、1999年7.20から、中国共産党はこの素晴らしい功法に対して残忍な迫害を開始した。17年来、陶さんは地元の610弁公室や公安局、国家安全保衛部門（法輪功迫害の実行機関）の警官らや職場の人達からも迫害を受け、何度も連行され、拘禁され、不当に労働教養を科され、心身共に大きなダメージを受けた。夫の任拡軍さんは迫害の中で早くに亡くなり、息子と娘もすでに結婚して独立し、陶さんは今一人暮らしをしている。

　2014年8月8日、陶さんは我が家で湖北省法制教育所に連行され、強制的に37日間の洗脳を受け、その後、鹹寧市留置場に移送され、2年以上も拘禁された。

　2014年11月12日、鹹寧市公安局温泉支局は「ｘｘ教組織を利用して法律の実施を破壊した」という罪名で、陶さんに逮捕状を交付した。鹹安区検察庁は証拠不足という理由で書類を温泉支局に差し戻した。しかし、温泉支局の警官らは諦め切れず、何度も法輪功学習者を訪ね、証拠を捏造して陶さんを迫害しようと図った。国内安全保衛部門の隊長・劉寧と610弁公室の警官・姚雄は、地元の数人の法輪功学習者に証人になるようにと強要したが、いずれも厳しい言葉で拒否された。

　2015年11月13日、鹹安区裁判所は陶さんに対して開廷をした。傍聴が許可されたのは息子と義理の兄と陶さんの妹だけだった。陶さん本人は法廷で相手がでっち上げた嘘の証拠を全部否定したため、法廷は最後に休廷すると告げた。しかし、1年後、陶さんは不当に懲役4年の実刑判決を言い渡された。

　2016年12月27日、陶さんは密かに武漢女子刑務所に移送され、酷い迫害を受けた。陶さんは刑務所で強要された転向を拒否し続けた。2018年9月14日、陶さんは武漢女子刑務所から、邪悪なことで有名な湖北省法制教育所の板橋洗脳班に移送され、ここで2カ月間にわたり酷い迫害を受け、あらゆる苦痛を嘗め尽くした。

　湖北省法制教育所の板橋洗脳班に拘禁されていた間、陶さんの食事に度々不明な薬物を投入された。そのため、陶さんはいつも頭が朦朧として意識がはっきりしなくなった。その上、ひどく殴られたり、眠らせない拷問は日常茶飯事だった。