　【明慧日本2019年5月7日】中国の法輪功学習者が「4.25」に政府に平和的な陳情をしてから20周年を迎えた4月27日、香港およびアジア数カ国の1000人以上の学習者が、香港で盛大な集会とパレードを行ない、中国の3億3000万人が共産党組織から脱退したことを声援した。また香港政界および著名人が集会で声援し「真・善・忍」の普遍的な価値を称賛し、法輪功学習者とともに迫害の停止、ならびに迫害の元凶を法の下で裁くよう求めた。

4月27日に行なわれた集会会場

集会で演奏する天国楽団

　世界で法輪功への迫害に反対する意識が高まる

　「4.25」の平和的な陳情から20周年を迎えて、香港中环爱丁堡広場で記念集会が開かれた。佛学会のスポークスマン・简鴻章氏は「真相が広く伝わるにつれ、中国共産党の迫害は全世界で抵抗に遭い、中国共産党は全世界および中国国内、ならびに香港で滅びる直前の悪辣な行為を行なっている。香港において市民の抵抗に遭い諦めた第23条の立法に似たような『引き渡し法』の修正を推し進め、先日、香港政府に圧力をかけ、合法的に香港の活動に参加する学習者を強制送還させるなどの気が狂ったような挙動は、ますます多くの人々の目覚めを促すことになった」、「全世界で正気が広がり、邪悪な迫害を終わらせ、信仰を尊崇する世界の新たな局面がすでに形成され、中国共産党の邪悪な迫害を終結させる機制もできており、迫害の終息はますます近づいている」と挨拶した。

　同氏は各国政府および世界の人々に呼びかけ、共に邪悪を取り除き善を広げ、全力で中国共産党の迫害を制止し、迫害の元凶を法の下で裁く環境を整え、平和的に共産党組織を解体して共産主義の邪悪要素を取り除き、中国および世界を光明に向かわせようと話した。

　世界脱党サービスセンタ―主席・易蓉透氏は電話で3億3000万人の中華の子孫が、中国共産党組織から脱退したことを声援し「脱党の流れは中国人の道徳と良知および、勇気を呼び起こし、中華民族の浩然たる正気が、中華民族の光明と素晴らしい未来を切り開くだろう」と語った。

　香港前立法議員集会に出席して声援を贈る

集会で声援を贈る香港前立法議員・馮智活氏

　香港前立法議員・馮智活氏、梁国雄氏の両氏は集会に出席して声援を贈った。馮氏は、中国共産党の邪悪な政権に残された時間はそれほど多くなく、体制が安泰でなくなり、希望を持てる日はそれほど遠くないと確信しているという。氏は20年にわたる迫害制止活動、終始善良を保つ法輪功学習者の活動は、素晴らしい手本になったと称賛し、真理は必ず勝利すると強調し、法輪功は世界の100以上の国と地域に伝わっている盛況や、さらに3億数千万人が中国共産党組織から脱退したことをみても、光明は必ず暗黒に勝利することを確信していると話した。

集会で法輪功学習者に声援を贈る前香港立法議員・梁国雄氏

　前香港立法議員・梁国雄氏は香港政府が中国共産党に協力して法輪功を弾圧していると批判し、さらに香港政府の引き渡し条例の修正は、宗教および信仰団体に影響を与えると指摘し、みんなが反対の声を挙げるよう呼びかけた。

　香港政界「真・善・忍」の精神を称賛

　香港政界の要人は多くのメッセージビデオを贈り集会を声援した。公民党主席・梁家傑氏は宗教の自由は人権の基本的な保障であると強調し、中国共産党に対して法輪功学習者への迫害を停止するよう呼びかけた。氏は法輪功学習者が継続して迫害を制止する活動を支持しており「古今の歴史から見ても自国民を迫害する政府はなく、人権の自由を尊重しない政府は永久に存在することは許されない。私たちは初心を忘れず堅持すれば、必ず明るい未来を迎えることができると確信している」と述べた。

　民主党主席で香港立法議会議員・胡志偉氏は、法輪功は「真・善・忍」の精神を広げ、同時に健康な身体を得ることができると称賛した。氏は「平和的な方式を用いて真実を語り、善を行ない、譲り合う美徳は、我々中国全体の中華文化にある核心的な価値だ」、「国として国民に真実の言葉を語らせ、善に向かわせ、お互いに包み合う、これこそが未来の中国のあるべき姿だ。国民を恐怖の中で生活させてはならず、ほら吹きの習慣をつけさせてはならず、国民同士がお互いに闘う社会になってはならない」と述べ、中国当局に対して法輪功への弾圧停止、法輪功学習者からの臓器狩り停止を求めた。

　目下3億3000万人が中国共産党組織から脱退したことについて、胡氏は一国の政府が絶えず倒行逆施（正しい道理に逆らってものごとを行なう）して、絶えず国民を弾圧するような政府は国民から見放されるとして「共産党の行為とやり方から離脱したことは、まさにますます多くの国民が共産党の邪悪の本質と真の姿を見破った現れだ」と述べた。

　香港立法会議員・梁耀忠氏は、法輪功学習者は中国共産党の20年来の弾圧を恐れず、世界各国に迫害の真相を理解させたと称賛し、「私は、みんなが法輪功学習者の弛まない抗争を支持し続けることを希望し、法輪功の友人らは世界各地で中国共産党の腐敗を知らしめてくれたことに感謝する」、「中国共産党政権下での管制により、中国国民の民主、自由、法治、人権などは弾圧され、そのため多くの志のある人は、本来ならば中国共産党の政権下で党の職務に就くことができたが、彼らは共産党組織からの脱退を選択した。すでに3億3000万人が中国共産党組織から脱退したと推測され、これは中国共産党政権が国民から見放された反映だ」と述べた。

　香港政府元高官　中国共産党の臓器狩りを非難

　元香港政府データファイル局長・朱福氏は、中国共産党の法輪功への迫害を強く非難し、法輪功学習者の「真・善・忍」の精神を称賛し、中国共産党の臓器狩りの元凶に縄をかけ法の下で裁くように強調した。「それは真の恐怖主義で、恐怖な行為に対しては非難だけでは不十分だ。縄をかけ法律の下でこの問題を解決しなければならない」と述べた。

　法輪功迫害追跡調査国際組織主席・汪志遠氏は録音したメッセージを贈った。中国共産党が法輪功学習者から大量の臓器を収奪している犯罪は未だに続いており、世界各国で全面的に追跡調査を行ない、中国共産党の人道に反する罪を処罰するよう呼びかけた。

　中国国内著名人「法輪功への迫害は人道に反する犯罪」

　中国国内から多くの著名人が録音した声援メッセージを贈り、法輪功学習者への迫害制止活動を支持している。趙紫陽前首相の元秘書・鲍彤氏は、「江沢民は法輪功を迫害し、これは罪だ。法輪功は自分の権利を守り、これは正当なことであり、合法で支持されるべきだ。法輪功が20年来自分の権利を守り続けたことはとても勇敢で、私は、法輪功の人たちが合法的な権利を求めることを支持する」と述べた。

　安徽省の前検察官・瀋良慶氏は、中国共産党の法輪功への迫害は完全に法律に違反し、法輪功の団体が規模が大きく、人数が多いというだけで、中国共産党当局は恐れを感じ、かれらは如何なる民間団体や民間の信仰組織の存在も許すことはできないという。氏は「中国共産党の法輪功のような特定の団体に対する弾圧は、すでにジェノサイドに相当し、人道に反する罪だ」と述べた。

　1000人の壮観なパレード　中国国内からの観光客を震撼させる

　集会終了後、午後2時から1200人のパレードは天国楽団を先導に、北角英皇道遊技場を出発し、銅鑼湾、湾仔、中環を経由して終点の中国政府駐香港特別行政区連絡事務所でパレードを終了した。パレードは繁華街を通り市民や中国からの観光客を惹きつけた。夕方になって大雨が降り始めたが、パレードは依然として予定通り進み、終点にたどり着いた。

パレードの先導に立つ天国楽団

パレードに釘づけになった沿道の観衆

　迫害の元凶を法で裁くよう求める横断幕

「法輪大法は素晴らしい」の曲にのり演奏する腰鼓隊

法輪功の真相を理解するよう呼びかける横断幕

迫害の元凶・江沢民を法で裁くよう求める横断幕

世界は迫害に反対の横断幕

　パレードは「法輪大法は世界に広く伝わる」、「平和的に理性をもって迫害に反対する」、「天が中国共産党を滅し、三退は福をもたらす」、「悪を捨て善を広げ、迫害を取り除く」の6陣営で行われた。大型の横断幕は気勢雄大で色鮮やか、善悪には報いがあり、江沢民を法の下で裁き、法輪大法は素晴らしいなどの情報を伝えた。隊列には煉功、腰鼓、旗鼓の演技があり、沿路の観衆は携帯電話で録画や写真を撮っていた。

　数人の若い女性グループは広東省から訪れた。法輪功のパレードをはじめて見た何さん（女性）は「　パレードの隊列は素晴らしい、ほんとうに素晴らしい！」と称賛し、法輪功学習者が「真・善・忍」の精神に基づいて善い人になることを支持し、パレードを観賞できたことを幸運だという。

　北京から来た李さんはパレードをはじめて見て震撼し、「真・善・忍」の精神を認め、「内心から善に向かわせることはいいことだ！」と話した。

　中国国内からの観光客　江沢民を法の下で裁くよう促す

　年配の男性・シモンさんは感嘆して「中国共産党はきっと崩壊し、必ず崩壊する」と言い、ますます多くの中国人は海外で真相を知り、中国共産党の欺きの手段を認識するだろうという。「あのように多くの中国人が海外に留学し、彼らは海外のニュースを見ることができ、海外の世界はどうなのかを国内と比べれば、政府が話したことは虚言であることが分かるはずだ」と話した。

　中国共産党の法輪功に対する迫害が20年続いていることについて、シモンさんは、法輪功迫害の元凶は法で裁かれるべきだと強調した。「（法輪功に対する迫害は）江沢民が発動し、江沢民は刑務所に入るべきで、銃殺すべきだ。中国共産党は腐敗横領し、臓器収奪をして金を儲けている」と指摘した。

　パレードの沿道で法輪功学習者は中国からの観光客に三退を勧め、パレードの隊列が金鐘路に進んだところで、50歳代の身長が高く上流社会の人物に見える男性はパレードを見ながら、三退を勧めるボランティアの人に、「共産党こそ最大の邪教だ。私はかれらに買収されることなく、私は自分の思想を持ち、良いものは良く、悪いものは悪い。法輪功については以前から良いものであることを知っていた」と話した。彼は潔く「運景」の別名で共産党関連組織から脱退した。