　【明慧日本2019年7月11日】「法輪功は、修煉によって自我を改善し、善い人になり、座禅する時に心と体を融合し、美しく素晴らしい世界を創造するのです。国会議事堂に来ていただき、ありがとうございます。今後ともよろしくお願い致します」と6月5日、雨の中で発言したのはオンタリオ州議員のマイク・シュライナー氏である。法輪功学習者が迫害の真相を伝える活動を続けていることに、感心すると称賛した。

トロントの法輪功学習者オンタリオ州国会議事堂前で集団煉功する

　トロントの法輪功学習者は6月５日10時～14時半まで、オンタリオ州国会議事堂前に集まり、中国で法輪大法が伝え出された27周年を祝い、中国共産党による20年もの長期に亘る法輪功への弾圧を穏やかに平和的に陳情した。

　オンタリオ州「緑の党」リーダーのマイク・カーペンター氏、ローガン・カナパティ議員とローマン・ババー議員は雨の中で挨拶し、法輪功学習者を賛美し、未だかつてない中国の残虐な迫害行為を非難した。

　オンタリオ州国会議事堂は、クイーンズパークの南端に位置し、1893年から議会の所在地となっている。今週は議会開催直前の1週間で、いつもより議員らの出入りが多かった。

　5日水曜日は雷雨で、集会中、小雨が降ったり、止んだりしたが、集会が終わる頃に強く降り始めた。議員たちは、芝生で静かに煉功する法輪功学習者の姿を目にして、思わず賛美の声を上げた。

オンタリオ州「緑の党」リーダー、マイク・カーペンター議員

　マイク・カーペンター議員は、「法輪功学習者がやっていることに感心します。迫害制止活動はすばらしいです。私たちも学習者と一緒に、迫害制止活動に努力したいと思います」と表明した。

「法輪功」に感謝を表すローガン・カナパティ議員

　ローガン・カナパティ議員は、1983年に迫害から逃れるためカナダに来た。法輪功学習者は議事堂前に集まり、憲法で与えられた権利を実証すると強調した。「出身地、言語、宗教信仰などを問わず、我々は人間です。人権は生まれた時から与えられ、誰も自由を奪うことはできません。法輪功を支持することに誇りを感じます」と述べた。

法輪功を支持するローマン・ババー議員

　ローマン・ババー議員は「法輪功を支持することに誇りを感じます。この場所だけではなく、どこでも同じように自由な信仰を支持します。我々の自由は政府からではなく、神から与えられ生まれもった権利です。独裁政府が信仰を弾圧することは許されません。私は旧ソ連で生まれたので、独裁政権の弾圧を感じています」、「中国で、自由に、安全に煉功することができるようになるまで、ずっと守ります」と強調した。

　中国観光客が法輪功に感謝

　集会会場にいた河北省石家庄市からの観光客は、迫害の資料を持ちながら「法輪功のことは、よく知っています。学習者たちは良い人です。共産党が宣伝するような人間ではありません。共産党はずっと、法輪功を汚しているのです。村で火事があったら、法輪功学習者がやったと言いふらします。私たちは、法輪功がやったことではないと分っています」と言った。

　また、中国共産党が法輪功を弾圧することは不可解だと言い、「中国共産党政権の邪悪さは、わかっています。以前、産児制限の政策がありましたが、私のところは子供が多く生まれたので、政府は私を連行するつもりでした。妻は怖いといって、ベッドの下に隠れました。出てくる時にケガした事を覚えています。共産党政権は、安定した政権ではないと思います。『上に政策あれば、下に対策あり』という言葉がありますが、これは中央政府が、いかに政策を施行しようとしても、国民は、それを回避する方法を考えて、政策を骨抜きにするものという意味です」と法輪功を支持し、共産党に不満を表した。

　2人の子供を連れて中国広東省から旅行してきた蘇さんは、法輪功学習者の煉功姿に惹きつけられた。蘇さんは「カナダに来てから初めて、法輪功のことを聞きました。帰国してからさらに深く、理解していきたいと思います」と言った。法輪功が中国で弾圧されていると聞くと、すぐに加入していた少先隊を三退した。真相を理解した蘇さんは、学習者に感謝の気持ちを表した。

　香港からの女性と家族は、学習者たちの煉功姿を目にして「カナダでは法輪功学習者が、大勢います。香港で法輪功の資料をもらったことがありますが、迫害された写真を見ると、とても血なまぐさく、残酷な弾圧だと思います。中国で、実際こんなことが起こっていると本当に驚きました。広東省に友人がいますが、インターネットが封鎖されているので、中国以外の多くことを見ることはできないと、私に言ったことがあります。真相を教えてくれて、ありがとうございます」と言った。

メキシコからの旅行者マリアナさん

　メキシコからの旅行者マリアナさんは、初めて法輪功のことを知り、真剣に学習者から中国での迫害状況や、法輪功の功法について聞いた。そして、「法輪功について詳しくわからないので、帰ってからもっと情報を集め、もっと理解できるようにします」と言った。

「法輪功」を激励するトロント大学生のジェームスさん

　ジェームスさんは、法輪功の迫害の真相を聞くと「中国の人々は、基本的な人権と自由がありません。カナダは自由な国で、政府の前でいろいろな活動を行う法輪功学者の活動を心から応援します」と言った。

南米から来たゴーズさん

　南アメリカから来たゴーズさんは、ずっと学習者が設けた掲示板を見ていた。江沢民と他の法輪功を迫害した役人の画像が印刷された掲示板を見た後で、学習者にその意味を尋ねた。

　学習者はゴーズさんに法輪功への迫害の真相について詳しく説明した。真相を理解したゴーズさんは「チャイナタウンを通るとき、学習者が資料を配ってくれたけれど、受け取りませんでした。私は中国共産党が、多くの悪いことをしていると分かっていました。でも、私は中国文化と漢字が大好きです。中国語を勉強したいのです」、「真相を伝えてくれた学習者に、感謝します」と嬉しそうに言った。

　トロントから来たフレッドさんは学習者が座禅する姿をずっと見ていた。「座禅は、それ自体が素晴らしいです。頭の中の雑念を減らすことができると思います」と言った。中国で、理由もなく弾圧されていることを聞くと、「本当に驚きました。中国政府に関しては、何となくわかります。中国では、自由に信仰を持つことは、禁止されており、考え方もコントロールされているのですね」と不思議そうに言った。フレッドさんは「反迫害20周年」を見て、法輪功を支持することにした。

　地元の60歳の女性は、「今まで法輪功学習者が市政府前で集会したり、煉功したりする姿をよく見かけます。チャイナタウンでも見たことがあります。迫害の真相を伝えることは正しいことです。聞くたびに嬉しいです。法輪功学習者が良い未来を持てるように、祈っています」と言った。

　集会の責任者・張さんは、「今年は、法輪大法が伝え出されて27周年です。世界各地では記念活動が行なわれています。トロントの学習者が、トロントを象徴するこの議会ビル（議員会館）を選ぶ理由は、議員たちや住民、観光者に法輪大法の美しさと素晴らしさを見てほしいからです」と述べた。

　また、「ここで活動を行なうことは、あまりありません。きょうは五式の功法を披露して、法輪功の素晴らしさ、功法の純粋なエネルギーを感じていただけたようです。毎年ここで集会してほしいと政府に要請されました」と張さんは言った。