　【明慧日本2020年2月23日】中国共産党による法輪功への迫害の中で、重慶市開州区の法輪功学習者・呉立興さんも当局により連行され、金をゆすり取られ、罰金を科され、実刑判決を下されて収監された。

　呉さんは受けた迫害を自ら語った

　2014年6月30日午後、開県政法委元副書記・現任610弁公室主任の王立成は開県公安局国内安全保衛大隊の警官ら4、5人を率いて、いきなり私の店に押し入って来て、ヤクザのように乱暴に商品を投げたり、捜索したりし、店をめちゃくちゃにした上、私を地面に押し倒した。そして、プリンター、デスクパソコン、ノート型パソコン、法輪功創始者の写真、法輪大法の関連書籍、神韻DVDと現金3万7215元（およそ59万4000円）を押収した。その後、私を派出所まで連行し、拘束した。派出所では私に眠ることを一切禁じて徹夜で尋問し、時々ひどく殴打した。

　翌日、私はまた開県拘留所に移送され、15日間拘束された。その後、5000元（およそ8万円）の保証金を強要されて支払った後、やっと1年間の保釈期間を出されて、帰宅できた。

　2015年3月、開県検察庁が私を起訴した。同年4月3日午前、私を含めて4人の学習者たちは裁判所により開廷された。中国共産党の当局から無理やり押し付けられた罪に対して、私達学習者4人は無罪であると弁護した。裁判長は道理に詰まり、また言葉に窮して、やむを得ず休廷を宣告した。当日、私を帰らせたが、裁判結果は後日に宣告するといった。

　同年7月30日午後、私は国内安全保衛大隊へ保証金の返却を求めに行った。保証金を支払った時に、1年後に返還すると言われたためである。しかし、私は国内安全保衛大隊に着いて、保証金の返却のことを口にすると複数の警官らが一斉に私を取り囲んで、私を再度連行して留置場に送った。

　同年11月10日、開県政法委と610弁公室は開県裁判所に指示を出し、開県裁判所は開廷をせずに私達法輪功学習者3人に実刑判決を宣告した。羅敏さんに懲役7年6カ月の実刑判決、魏久勤さんに懲役4年6カ月の実刑判決、私・呉立興に懲役3年3カ月の実刑判決が下された。しかし、徐開華さんは家を出て、放浪生活をしていたために不当な判決から、逃れることが出来た。

　同年12月21日、私達3人は重慶市永川刑務所に移送された。そこで、私は第8監獄区、第10監獄区に編入されて酷い迫害を受けた。2016年3月14日に私は渝都刑務所に移送された。

　刑務所で私は受刑者らに終日24時間監視されていた。労働する時間帯であれ、睡眠を取る時間帯であれ、行動の自由を制限され、監視され続けた。その間は人格的に侮辱され続け、人間としての尊厳はちっともなかった。

　2018年3月12日、私はやっと刑期を満了して、帰宅した。

（注：法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照）