　【明慧日本2020年4月15日】中国武漢に突然現れたコロナウイルスは人々を驚愕させました。このコロナウイルスの蔓延を見ても分かるように、その結果はとても恐ろしいものです。この大きな災難に直面して、私たち大法弟子は人を救う動きが止まることなく、いつもと同じように出かけて行っては大法の真相を伝え、人を救っています。

　コロナウイルスが蔓延した期間中、街には人の出入りが少なくて公共交通の大半が止まり、わずかな路線だけが運行されていましたが、乗車客は非常に少なかったのです。そうであるならば、大法の真相を伝えに出かける時に、タクシーに乗ることにしました。その当時は道を走っている車両は少なく、ほとんどの車両がタクシーで、どこからでもタクシーを呼び止めることが出来ました。私は心の中でタクシーの運転手を救いたい、という一念を発して数日が過ぎましたが、効果がとてもよかったのです。

　ある日、大法の真相を伝えに出かけようとした時、手元にお守りや法輪功の資料がありませんでした。私はとても焦りました。なぜならば、この時期に多くの人が法輪功の資料とお守りを受け取ってくれるからです。私は資料がない状態で出かけ、心の中で師父のご加持をお願いし、衆生が救われるのを妨害するすべての邪悪要素を取り除きました。家から出で間もなく1台のタクシーを見かけ、私はそのタクシーに乗り込みました。

　まず、タクシーの運転手さんにあいさつをしました。「こんにちは、お疲れ様です。コロナウイルスの感染がひどい状況下で、人々のために命がけでタクシーを運行してもらい、ありがとうございます。本当に感謝します」

　その運転手さんは「お客さん、今の言葉に感動しました。我々のことを理解してもらい、同情してくれて。実を言うと私も家にいて無事に過ごしたいのだが、1日でも休むと諸費用が払えなくなり、生活をこのタクシーの売上に頼っているから、仕方がないんだ」と話してくれました。

　私は「そうですね、今日あなたのタクシーに乗れたのは、これも縁によるものです。それでは安全を守る秘訣を教えましょうか。9文字の真言である『法輪大法好、真善忍好」（『法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい』）を心から念じていれば、この災難から逃れることができます」と話し、続けて、今回の災難は邪悪な中国共産党がもたらしたもので、・・・などなど、詳しく説明しました。運転手はこの話を聞いて賛同してくれ、三退に同意してくれました。

　運転手さんは「お客さん、ありがとう」と、繰り返して感謝の言葉を述べました。私は「私に感謝するのではなく、大法の師父に感謝してください。師父がこのように行なうよう教えてくださいました」と伝えました。

　下車する際に、車のドアを開けた運転手さんは、「法輪大法は素晴らしい！　真・善・忍は素晴らしい！　大法の師父に感謝します！」と、大声で叫びました。

　私はこの生命が救われたことを嬉しく思い、心の奥底から「弟子は、師父に感謝いたします」と言いました。

　タクシーから降りて、私は市場に行きました。市場は人が少なく、数人の店員が世間話をしていました。大きな市場には数人の人が往来しているだけで、お互いの距離も意識的に離れていました。私は店員に感染症が蔓延した理由を説明し、家に帰ったら、災難に直面した時には、家族の人にも9文字の真言「法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい」を、誠心誠意に念じるように教えてあげてください。そうすれば、平安が訪れます」と伝えました。彼らは「我々は今の話を信じます」と喜び、そのようにすると言いました。

　市場から出た私はまたタクシーに乗り、先の運転手に話した言葉を、この運転手にも話しました。そして、「9文字の真言『法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい』を心から念じれば、命を守ってくださり、平安が訪れます」と伝えました。

　私のこの話を聞いた運転手さんは「分かりました。私は信じています。お客さん、どのように念じればいいのですか？　教えてくれますか？」と私に尋ねました。私が「法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい」と言い終わらないうちに、その運転手さんは、全身の力を振り絞って大きな声で、「法輪大法は素晴らしい！　真・善・忍は素晴らしい！　李先生、私を救ってください！」と叫びました。

　タクシーから降りる際に、この運転手は私に手を振って別れを告げました。感動のあまりり私は思わず涙が流れ出し、心の中で再び「師父に感謝いたします」と言いました。

　ここで同修に話したいことは、「縁のある人は私たちの救いを待っています。私達に慈悲の心があって、人を救う心があれば、大法の真相資料がなくても、お守りがなくても、人を救えるのです。もちろん大法の資料があれば、それに越したことはありません」