　【明慧日本2020年8月2日】バンクーバーの法輪功学習者は2020年7月2日昼ごろ、中国領事館の前に集まり、カナダのトルドー首相と政府に、孫茜さんを無条件釈放し、法輪功への迫害停止を中国共産党当局に求めるよう呼びかけた。抗議している現場で往来行する車は絶えずクラクションを鳴らして声援した。

孫茜さんの無条件釈放と法輪功への迫害停止を呼び掛ける学習者　

　カナダ籍の中国の女性の企業家で、法輪功学習者の孫茜さん（54）は6月30日、北京朝陽区裁判所で懲役8年の判決を言い渡された。孫さんは中国上場企業リッドマン会社の創始者で、取締役兼副総裁。2012年と2016年、フージワーフの中国富豪ランキングで中国で最も裕福な人のトップ100にランクインした。2007年、カナダ国籍を取得して、カナダの公民になり、バンクーバーに住んだことがある。2017年2月19日、二十数人の警官が孫さんの北京にある家に突入し、今まで、彼女はすでに不当に3年余り拘禁されている。家族は13人の弁護士を招聘したが、その中の11人が中共司法部門からの圧力のため、やむなく相次いで代理人を辞退した。

　バンクーバーの法輪大法学会スポークスマン・張素さんは「一昨日、中共はバンクーバーの中国系カナダ人の孫茜さんに懲役8年の厳しい判決を言い渡した。孫さんは北京で仕事をしており、2017年、法輪大法を修煉したため、連行され、3年来、精神的にも、肉体的にも苦しめられ、残酷に拷問され、鉄椅子に座らされ、また、唐辛子入りの水を噴霧され、後ろ手に背中側で手錠をかけられ、洗脳された。中共は孫さんの弁護士の弁護を妨害するなど、これらのすべてはひどくカナダ公民の基本的人権を侵害しており、私達はカナダ政府が孫さんの無条件釈放を中共に促すよう呼びかける」と表明した。

　当日、領事館の前で抗議した陳力莉さんは「中国で人々の生活空間はとても狭く、孫さんは体が良くないため法輪功を修煉した後、健康になり、事業も大きく成功したが、今、心身を苦しめられ、資産も略奪され、カナダ国籍の放棄の強制されている。私は中国にいる時、法輪功を修煉したため、不正に拘禁されたことがある。正常な民主国家の人は孫さんがそのような環境で何に遭ったかを想像することはできない。今日、私はここに来て、声を大にして叫びたい。中共の罪悪を世間の人にはっきり見分けさせ、中共に対する幻想を捨てさせたい。孫さんが早く自由を回復し、中国人が早く中共の悪魔の支配を抜け出すことを望んでいる」と言った。

　バンクーバーに居住する羅さんは中共の判決に対して「これは中共がカナダ法廷の孟晩舟事件に対する判決後の報復を再度エスカレートさせたということで、まず、2人のカナダ人に厳しい判決を下し、その後、孫さんに懲役8年の厳しい判決を言い渡した。中共は厚顔無知すぎる」と怒った。

　リンダさんは「中共が孫さんに厳しい判決を下し、国際社会の正義の人は中共に対する憎悪を増大させた。（港版）国安法は中国共産党が滅亡するスピードを加速し、中共は恐怖のごろつき政権で、中共が滅亡しなければ全世界が平和にならない。まず国際社会が国連から中共を追い払うよう呼びかけ、全世界が共同でファッショの中共政権を滅ぼそう」、「どんな困難にも屈しない法輪功の団体に敬意を表する」と話した。

　カナダのグローバル総務部スポークスマンのクリスティナ・ドッズ氏は「政府はこの事件に深く関心を持っており、孫さんと家族に領事支援を提供している」と表した。