　【明慧日本2020年9月2日】アメリカ在住の華人の法輪功学習者・王春栄さんは最近、メリーランド州モンゴメリー郡議会から褒賞を受けた。郡議会は、この8年来、王さんが華人コミュニティーに積極的に貢献し、特に新型コロナウイルスの流行期間中にもモンゴメリー郡のシニアコミュニティーに関心を寄せ、人助けをすることに感謝すると述べた。　

'图1～2：马里兰州蒙哥马利郡议会主席西德尼·卡兹（Sidney Katz）为王春荣签发褒奖，感谢她为华人社区做出的贡献。'

メリーランド州モンゴメリー郡議会の首席シドニー・カッツ氏は王春栄さんに褒賞を与え、コミュニティーへの貢献に感謝を述べた

　74歳の王春栄さんはメリーランド州のゲーサーズバーグで暮らしている。在住するアパートには100人以上の華人と他の民族の老人がいる。中共ウイルス（新型コロナウイルス）の流行期間中、王さんは生活が不便な近隣の人に積極的に手助けをした。例えば、他の民族の老人のために散髪したり、車を持っていない人を乗せて銀行に行ったり、90歳以上の老人のために、買い物をしたり、さらにグレーターワシントン地区の中国人のために、共産党に関連する組織から脱退するよう勧めた。

　コミュニティーに貢献している王さんは、近隣の人やアパートの管理者に敬服されている。モンゴメリー郡議会はこれらを鑑みて、今回、王さんに表彰を与えたという。

　表彰を受けた王さんはとても嬉しいと話す。アメリカのような自由社会で暮らし、他人を手伝う責任感を強く持ち、特に中国からの同胞に対して、応援の手を差し伸べるべきだという。

　最初、周りの華人は王さんが法輪功を修煉しているので、中国共産党（以下、中共）のプロバガンダの影響を受けている人達は王さんを理解せず、敬遠していた。しかし、王さんは、法輪功学習者として、どこにいても「真・善・忍」をしっかり実践する人であり、良い人にならなければならないと思っているので、王さんは他人からの皮肉や、批判などは気にせず、誠心誠意に何事も行っている。80歳になる華人の近隣の人は、法輪功は20年以上弾圧されているけれど、迫害の真相を伝えるためのその不屈の精神には感心すると言った。

　中共政府が事実を隠蔽したため、中共ウイルスは世界中で蔓延をもたらした、とはっきり認識している王さんは必ず人々に真相を理解してもらい、中共から遠く離れて初めて平安無事になれると強く感じた。ウイルスが感染爆発する前、王さんは毎週木曜日に、ワシントンD.C.の観光地へ行き、中国からの観光客に法輪功迫害の実態を伝えていた。ウイルスが感染爆発して以来、王さんは常に、華人の友達に自分の経験を伝え、彼らに中共の卑劣さを知ってもらい、中共に関連する組織から脱退することを勧めている。

　王さんはかつて遼寧省大連市信誠会計事務所の責任者であった。1998年に法輪功を修煉してから、「真・善・忍」という原則で会社を管理し、裏帳簿を作成せず、贈り物等を受けとらず、このようにしてきたので、会社はますます繁栄した。また、王さんは大連の平安保険会社と華融資産管理会社などの会社にコンサルタントとして雇用された。法輪功を修煉してから王さんが患ったリウマチ性心疾患と滑膜炎の持病も消え、健康が完全に回復したという。

　2007年、「法輪功学習者に経済援助を提供した」という理由で、王さんの会社は取り調べを受け、物品を没収され、社員20人が連行された。検察側は王さんの会社に対して２カ月捜査したが、関連の証拠は見つからなかった。証拠がないにもかかわらず、王さんは違法に3年4カ月間拘禁された。公認会計士の免許を失効したため、会社の運営を続けることができず、およそ500万人民元の損失をもたらした。

　留置場から出ておよそ1年間、王さんは警官がずっと自分のことを監視していることに気付き、再び迫害され、連行される可能性があると考え、信仰の自由の権利を求めて、やむなく異国に移民することを決めた。

　王さんは2000年に、会社のチームを連れてアメリカを考察し、交流したことがあるが、ここの移民となって生活するとは思いもしなかった。アメリカに移住した最初の頃、王さんは運転することもできず、英語さえ話せなかったので、王さんはアメリカの移民の年寄りがどれほど人の助けが必要だったか、その気持ちがよく分かった。そのため、新型コロナウイルスの影響で、人々は出かけたりすることができず、特に歳を取った人々は、生活においていろいろな不便がある。そこで、王さんは20年以上法輪功を修煉しているし、体は若い頃より健康なので、近隣に電話をして、何か手伝うことはないかとよく聞いていた。

　アパートの管理者も王さんに感動した。「王さんは人を精神的に啓発することができる人間です。善なる心を持っているので、永遠に神様から保護されるように願っています。このコミュニティーに王さんがいてくれて本当に良かったと思います。彼女の貢献に感謝いたします。特にこの不安な時期にはなおさらです」

　もう1人の管理者は「道徳レベルの向上と文化交流の団体」に、自らの経験を紹介するよう王さんに勧めた。

　「私は法輪功を修煉しているというだけで、中国では迫害されたが、アメリカでは保護されています。アメリカのために自分の力を貢献して本当によかったです。中国は中共による支配から１日も早く抜け出せればよいと思います。中国人がより自由で安定した生活を得られるように願っています｣