　【明慧日本2020年9月17日】（カナダ＝明慧記者）カナダ・トロントの法輪功学習者（以下、学習者）は9月5日、トロントの繁華街で「迫害の停止、中共の解体」をテーマとした大規模なパレードを行った。

　パレードの隊列は天国楽団が先導し、煉功隊、法輪大法は素晴らしい、迫害停止、脱党、自動車隊、腰鼓隊などをテーマとする各隊列が続いた。コロナ禍のため、オンタリオ州の屋外活動の人数制限と社会的距離を遵守し、各隊列の間には自動車隊を挟み距離を保った。パレードの人数が制限されている中で、隊列はとても壮観で威風堂々としていた。パレードの前に行われた集会で、5人の中国人が勇敢に中国共産党（以下、中共）組織からの脱退を声明した。パレードの最中、多くの中国人が三退した。

9月5日、トロント市内で行われた集会とパレード

　中国の元金融会社経営者「私は正義のために声を上げたい！」

中国の遼寧省から来た邵兵さんは、集会で三退を声明した

　中国の遼寧省から来た邵兵さんは、集会で中共組織から実名で脱退した。彼は中国にいた時、金融会社の経営者だった。中共の本質を知らない状況下で中共組織の共産党員に加入した。邵さんは「中国にいた時、多くの迫害を受けました。その時、自分は金融会社を経営していました。中共は、会社に経営利益が出るようになると、すべての財産を奪い去りました。中共は汚い手段を用いて、例えば、あなたの会社が違法行為をしたとか濡れ衣を着せ、無理やり解散させ、財産を持ち去るのです。金融業界の多くの人がこのことを経験しています」と話した。

　また、「私の妻は中国国内の国営企業に勤めていた時、侮辱され弾圧を受けました。例えば、中共は妻に共産党員に加入するよう強要しましたが、妻は断ったので、中共はその後、妻に対して嫌がらせを始めました。妻は会社のトップクラスの管理職から平社員に格下げになりました。もし、あなたが共産党幹部に贈り物をしなければ、中共はあなたを迫害するのです。これらの様々な経験を経て、私が感じたことは中共が腐敗し、中国は中共の統治下で暗黒に陥り、中国人は人間性をなくし、人間関係は金と権力で結ばれています。彼ら（中共）はあなたが使い物にならないと思った時、切り捨て、迫害し、甚だしき至っては殺害してしまうのです。私は中国を愛しており、だから、中国は中共に統治させるのではなく、政権の座から追放すべきです。そして中国は民主国家となり、平等と自由の国になるのです。私は今日、公の場で中共組織の共産党員から脱退することを声明し、正義のために声を上げ続けたいと思います」と、邵さんは語った。

　邵さんは自分が脱党した後、同胞に「真実を話し、善を行い、自己保身を慎み、正義を追求し、平和を志し、他人を自分のことのように思いやり、三退しましょう！　私は、すべての善良な中国人が歴史の大きな変化の前で賢明な選択をし、自分自身のために本当に幸せで自由な美しい未来を創造することを願っています」と呼びかけた。

　三退した中国の農民

　中国の遼寧省鉄嶺市から来た張玉成さんは集会の場で、中共組織の青年団と少年先鋒隊からの脱退を声明した。脱退した後、とても素晴らしく感じ、軽やかになったという。

　張さんは中国にいた時、農民だった。中共組織から脱退したのは、張さんの姉が中共にすべての財産を奪われ、そして迫害で死亡したからである。中共が統治する中国社会に対して信頼を失ったという。張さんは「中共の統治下の中国は全てが腐敗し、話すことと行う事がまったく違います。私が小・中学生の時に学んだ政治では『資本社会は人が人を食べる社会だ』と教えられました。しかし、私はカナダに来て目にしたことはそうではないのです」と話した。張さんは、中共の官員らは結託して、陳情した姉を拷問で死亡させましたが、未だに私は賠償金を受け取っていません。81歳の母親は中国の本質を見抜いて、張さんが出国する際、「できるだけ遠くに行きなさい、二度と戻って来ないように」と言ったいう。

　「姉は拷問で死亡し、私自身が陳情した経験を踏まえて、完全に中共の邪悪な本質を知ったのです。だから、私は中共組織の少年先鋒隊から脱退することを声明し、中共組織に再び関わらない事にしました」と話し、「中共組織から脱退した後、とても素晴らしく感じ、軽やかになりました」と話した。

　四川省出身の女性「私は真・善・忍の法理と共に歩み、真の中国人になる」

遼寧省出身の張玉成さん（左二）と、四川省出身の彩虹さん（右二）

　中国四川省から来た彩虹さんは、集会で勇敢に三退した女性の1人である。彼女は「カナダに来て6年になりますが、法輪功迫害の真相を知った後、分かったことは、私達中国人は、中国では自由と煉功をする自由がないことです。私は法輪大法の『真・善・忍』の法理が大好きです。だから『真・善・忍』の法理と共に歩み、真の中国人になります」と述べた。

　彩虹さんはさらに、「集会の場で三退した後、多くのことを感じ取ることができました。私は法輪功について行くことをとても素晴らしく感じ、なぜなら、学習者の皆が誠実で、そしてとても善良だからです」と話した。

　中国からの移民パレードに感動する

中国からの移民・蔡さん（左）と同伴者

　中国からカナダ移民となって2年になる蔡さんはパレードを見物して「学習者のパレードを見て、とても感動しました！」と話す。

　蔡さんは、「中国国内ではこのようなパレードは見ることができません。特に法輪功のパレードはそうです。壮大な隊列のパレードを見て感激し、とても感動しました」と話した。

華人の劉さん（右）と同伴者

　　劉さんはパレードを見て、「このパレードはとても感動しますね！　カナダで見た法輪功は佛法の現れであり、これまで、中国で聞いたこととは異なります。中共は法輪功が邪教だと言っていました」と話す。

　法輪功はカナダにおいて合法で、政府に守られている。そして、学習者の優れた社会性と地域社会への顕著な貢献が、カナダ政府と各自治体からトロフィーや、賞金、いろいろと表彰されていることを知った劉さんは、「そうですね、パトカーが先導するということは法輪功は合法であることが分かります。少なくとも中国を除いて、法輪功は世界中で合法になっています」と話した。この大規模なパレードは全世界の中国人に、中共組織からの脱退を呼びかけていると聞いた劉さんは、「法輪功学習者は正しいと思います。言い換えれば、その党、つまり、中共は正しくないということです。となると、私達中国人は間違いなく正しい法輪功と歩み、そして人類の繁栄と発展をさせるのです」と話した。

　パレードを見物した華人が三退する

　パレードはトロントのチャイナタウンを通る際、ここで仕事をしている中国人、または買い物に訪れた中国人が注目した。学習者の王さんは4人のグループを見かけ、彼らに法輪功迫害の実態を伝え、同時に中共の隠ぺいにより、武漢肺炎が世界に大流行をもたらしたこと、中共組織からの脱退により神佛の守りを得られること、そして疫病から逃れられることの道理を伝えた。4人は喜んで中共組織からの脱退に応じた。

　トロント政府の中国人管理者「中国人には民主があるべき」

　ドロシー・イェさんは中国系カナダ人である。幼い頃から両親とカナダ移民となり、今はトロント政府の中国人管理者をしている。学習者のパレードの長蛇の隊列を見て、彼女は道端に座り、見物していた

　そして、イェさんは「今日のパレードのテーマは「迫害の停止、中共の解体」ですが、とても良いテーマだと思います。中共による学習者への迫害を世界が認識しなければなりません。中国において中共の一党独裁ですが、これは間違っています。中国人は民主主義を持たなければなりません。中共は解体の時期に来ていると思います」と語った。

　アニメーションのコンセプトアーティスト「中共の法輪功迫害を終わらせる時期に来ている」

アニメ関係に携わるパトリック・ホーランさんと、友達のイーシャさん

　ホーランさんはトロントでアニメーションのコンセプトアーティストの仕事をしている。ガールフレンドのイーシャさんとパレードの見物をしていた。ホーランさんは「中共の法輪功迫害を、私は絶対に反対します。今は中共の法輪功迫害を終わらせ、また中共を解体する時期に来ています」と話した。

　イーシャさんはインド出身の女性で、ホーランさんと同じ仕事をしている。イーシャさんは「共産主義は嫌いです。共産党に対して憎しみすら持っています。中共は中国人に対しても、世界の人々に対しても嘘を言い、新型コロナウイルスを世界に大流行させました。もし、中共が最初から隠ぺいしなければ、こんなに早く世界にウイルスは蔓延していないはずです。だから私はあなた達の『迫害の停止、中共の解体』を支持します」と話した。

　オンタリオ州警備会社の職員「中共の法輪功迫害は必ず終わらせなければならない、中共の解体は急務である」

オンタリオ州警備会社の職員ゴスブ・アグヴロさん

　コロンビアから来たアグヴロさんはオンタリオ州にある警備会社の職員である。パレードの音楽が聞こえている事務室の前でパレードを見物していた。アグヴロさんは「パレードの隊列はとても伝統的で、見ていてとても気持ちが良かったです」と話した。

　法輪大法は世界100以上の国と地域に伝わっていること、唯一中共だけが法輪功に対して迫害をしていること、しかも中共は学習者の生体から臓器強奪を行っていること、21年にわたり残酷な迫害が続いていいることを知ったアグヴロさんは、「中共の法輪功迫害は必ず終わらせなければならない、中共の解体は急務です」と話した。