　【明慧日本2020年12月7日】香港の天梯書店（以下、書店）が2020年9月19日開店した。先日の米国大統領選には前代未聞の不正行為が行われ、中国の金融は爆弾を抱え、香港の政治環境も急速に逼迫している。この一連の動向は混乱しているように見えるが、これは中国共産党（以下、中共）の邪悪な本質を暴露し、人々に真相を分からせる大切な時である。今、善と悪、正と邪の戦いが続く中で、香港の小さな書店は独自の役割を果たす乱世の清蓮である。

香港天梯書店

　天梯書店は人々に法輪大法の素晴らしさを届ける

　香港法輪大法佛学会会長で、書店の香港支店責任者・梁珍さんは、開店以来、良い反響を得ているという。中共が「香港版国家安全維持法」を強制的に推し進めるなか、共産党の恐怖が香港を覆っている。しかし、法輪功学習者（以下、学習者）は恐れることなく、勇気をもって法輪大法の真相を伝え続けている。この行為は香港市民を励まし、感動させているという。

　香港の政治環境が日増しに悪化し、梁さんの話によると、書店の開業に至るまでは順風満帆ではなかった。開業後も1カ月足らずで強制的に移転を迫られた。考えもしなかったことに、新しい店舗がすぐ見つかり、家賃も安く、大家も協力的で、書店は法輪大法の素晴らしさを香港市民に届けることを願っている。

　書店は小規模であるが、毎日のように香港市民が訪れ、中国本土の大法弟子が香港に住む家族に依頼して書籍の購入をしている。新聞広告で知った人もいれば、真相を伝える拠点で情報を得た人もいた。

　市民が法を探し求めて縁を結ぶ

　書店で働くボランティアがいくつかのエピソードを話してくれた。

　「あるお客さんは『轉法輪』と『法輪功』を購入した後、ユーチューブで『雷人咖啡』と『为你而来（あなたのためにやってきた）』の映画を見てとても感動し、法輪功を学びたくなり、本を買いに来たと話しました」

　「書店のことを大紀元時報の広告で見た市民は、他の法門で修煉したことがあった。彼は、天の意を受けて書籍を購入に来たと話してくれました。『轉法輪』と『法輪功』を購入し、友人のために同じ本を購入しました。そして彼は、『天が中共を滅亡させるのは間違いなく、中共は多くの悪事を働きました』と話しました」

　この客はさらに、「李洪志先生は人々を済度するために来られた方で、このことは修煉者の皆さんが知っています」と話したという。

　書店が移転した後すぐ、ある市民が書籍の購入に訪れた。彼は、ユーチューブで大紀元時報が制作した『珍言真語』の動画を見て、書店の場所が変わったことを知ったという。店員は書籍を購入した彼に心からの九文字が書いてある蓮の花をプレゼントし、心の中でこの九文字を常に念じていれば、災難に遭っても危険に晒されることがないというと、彼は喜んで受け取り、バッグの目立つところに結んだ。

　法輪大法は世界の100以上の国と地域に伝わり、李洪志先生が語られた説法をまとめた『轉法輪』、『法輪功』などの40数冊の書籍を40以上の言語に翻訳して出版している。

　梁さんの話によると、中国人のみならず、多くの異なる民族が法輪功を修煉している。共産国家のベトナムには多くの学習者がおり、インドにも主流社会に受け入れられ始めている。

　「今では、多くの国の学習者と法輪功愛好者は、香港の書店で書籍の注文をしています。ベトナムからもベトナム語の書籍の購入をしています」

　「私たちは、法輪大法が異なる国籍の人々に福を届け、彼らがここで書籍を購入して、修煉ができるようになったことを喜んでいます］と語った。

　法輪大法九日間セミナーに参加し 法を得て修煉を始める

　梁さんの話によると、書店は先日、無料の法輪大法九日間セミナー（以下、セミナー）を開催した。李洪志先生の説法ビデを放映し、人々に法輪大法を知ってもらい、修煉の得難い機縁を提供している。香港を含めて世界でセミナーで縁を結び修煉を始めた人が多くいる。

　アパレル関係の仕事に従事する蔡さんは、20年前中国本土で法輪大法にふれたことがあったが、2020年6月に開催されたセミナーに参加して再び修煉を始めた。そして、最近のセミナーにも参加した。

　蔡さんは法輪大法を学び始めてから大きく変わり、考え方や体にも大きな変化があった。特に心を修めて心性を養う面において進歩があった。以前は腹が立って怒っていた事が、今では小さな事のように感じるようになった。4カ月の修煉で自分の身体にも大きな変化が起きているという。彼は、これからも修煉し続けると話した。

　蔡さんは「法輪大法が良いと言う人もいれば、そうではないと言う人もいる。最も重要なのは法輪大法にふれて理解し、初めて体得できるのです」と話した。

　この度のセミナーは中国内陸部から移民の夫婦が参加した。男性は3年前『轉法輪』を購入し、今回のセミナーに妻を誘って一緒に参加した。2人は法輪大法の縁をとても大切にし、法輪大法の書籍一式46冊を購入した。

　梁さんは、「修煉者は『轉法輪』を読むほか、李洪志先生の各地での説法も読みます。新しい学習者は説法を読むことによって修煉に対してさらなる認識ができます。だから、大法を真に修煉を始める人は、すべての経文を購入して、宝のように読み始めるのです」と話す。

　ますます多くの人が乱世の中で魂を浄化する方法、人生の真諦が分かる功法を探している。梁さんは、「人々に書店に来て法輪功を知ってもらい、セミナーに興味がある方は、書店まで連絡してください」と話した。

　煉功拠点が各地で花開き真相拠点が善縁を結ぶ

　梁さんは、以前、多くの香港市民は中共の虚言の影響により、ずっと変な目で学習者を見ていたが、香港「逃亡犯条例」の改正で、香港市民は法輪大法や学習者に対する態度が180度変わり、法輪功を学びたい人がますます増えている。各真相拠点のフィードバックによると、法輪功を学びたい市民が、学習者に申し込んでいるという。

　「香港の学習者が自発的に立ち上げた煉功拠点は各地で花開き、目下、30以上となり、市民の学法や煉功に便宜を提供しています。各煉功拠点の朝の煉功には新しい人の参加があり、人数が増え続けています」と話す。

　梁さんは最後に、「香港がますます中国本土に近寄る環境の中で、香港天梯書店の設立はとても意義があり、中国本土の多くの学習者も書店で大法の書籍を購入することができるようになり、将来的には中国本土に書店を開店することが、私達の願いです」と語った。

　香港「天梯書店」関連情報

　営業時間：月曜日～土曜日午後2時から6時まで、（日曜日・祝日は休み）
　住所：香港九龍尖沙咀梳士巴利道3号星光行14階1428A室
　電話：（852）2558-8933、（852） 9557-2600（WhatsApp）
　ネットアドレス：https://TiantiBooks.org