　【明慧日本2021年1月17日】（明慧記者・王英）マイク・ポンペオ米国務長官は1月11日、トランプ政権は多くのことを成し遂げ、中国共産党（以下、中共）からの挑戦に真剣に取り組むために、世界中で反共連合を構築することができたと述べた。

　1月11日、ポンペオ氏は、フーヴァー研究所のポッドキャスト「パシフィック・センチュリー」の主宰者であるマイケル・アウスリン氏とジョン・ユー氏とのインタビューで、中共は世界中で交わした約束を一貫して果たさず、法の支配と主権の侵害、人権侵害で欧米諸国を脅してきた、と述べた。

　同氏は、トランプ大統領は米国は中共との接し方を変えたと言い、「米国はこの挑戦を真剣に取り組み始め、民主主義と人権、法の支配と主権を守るために行動を起こし、世界中で反共連合を構築しました」

　「我々は多くのことをしてきましたが、主として我々が大切にしている価値観を守り、アメリカ国民の安全と繁栄を守ることであり、習近平がアメリカに提起した挑戦に力強く対応し、彼らの挑戦に全力で反撃しています」と述べた。

　同氏は、数十年にわたる米国の政策を改め、民主主義と自由を守るために米国と肩を並べるように100カ国以上の国々を説得することは、わずか4年間では難しいと強調した。そのため、まだまだやるべき仕事は多く残っているという。

　同氏は、反撃する分野は、まず商業界にすべきで、「アメリカ人が必要とする重要な商品は依然として中国からの輸入に頼っており、これは米国にとって大きなリスクです。我々は行動する必要があり、米国は軍事力を拡大し続ける必要がある。中共が毎年行っているミサイル実験は、世界の他の地区が合わせた回数よりも多いのです。我々は非常に重要な問題において、譲歩しない姿勢を確保しなければなりません」と述べた。

　同氏は、中共は新疆で最も深刻な人権侵害を行っており、「私はそれを世紀の汚点と呼んでいます。中共にその行為を償わせなければなりません」と述べた。

　同氏は、アメリカの国民一人一人が自由を守る責任があり、「我々ができる一つの方法として、真実を語ることです。米国内では、キャンパス、研究機関、高校でも、まさに私が話したように、中共は米国の門戸に入り込んでおり、それを自覚するのは、すべての米国市民の責任です。中共がアメリカの利益に反する動きをする可能性があると見た時、あなたはチェックしておくべきです」

　「我々が知っている通り、中国系アメリカ人は高尚なのです。実際、我々の反中共を支持し続けなければならないのは、このような中国系アメリカ人です。私は、我々の子供たちだけでなく、あなた方の子供たちや、私たちの未来のすべての世代にとっても大きな意味があるので、今後も反共産主義者の中に私たちの将来の居場所を見つけていきたいと思っています」

　「誰にも責任があると思いますが、特にリーダーになる機会のある人は、その責任があると思います。政府だけでなく、企業の最高経営責任者、教育委員会のトップ、カリフォルニアや国中の年金基金を運営している人たちは、我々すべての人を含めて目配りしなければなりません」

　同氏は、この話題は次の世代にも理解してもらえると確信しており、「私は冷戦時代にアメリカ陸軍での服役を始めました。 1986年から1989年まで、私は当時の東ドイツ国境で装甲将校として勤務しました。次の世代の方にも理解していただけると思います。彼らは今日の中共が自由への最大の脅威であることを知るでしょう」と語った。

　同日、ポンペオ長官はヒューイットテレビ番組の司会者ヒューイットのインタビューにも応じた。ポンペオ氏は「アメリカ国民、そして世界の人々は、アメリカが自由を守り、中共からの挑戦に反撃することを今後も要求していくと思います」と述べた。世界中に影響力を拡大し、最終的には法の支配のない世界を作ろうとしているのが中共の目的だと話した。

　同氏は、「今後、誰がアメリカを率いるにせよ、アメリカ国民は、権力者に対して、アメリカが240年の歳月をかけて築き上げてきた人権、法の支配、主権の尊重の道を歩み続けることを要求してくると信じています。これらは核心的な原則であり、アメリカの指導者は皆、その必要性を理解していると思います」と述べた。

　同氏は、自国が建国されるまでの過程での深い伝統を理解していないと、世界の外交政策を行うことは非常に難しいという。「最も重要なのは信教の自由であり、信教の自由と表現の自由の権利を行使できることです。そして、これらのことを正しく行わなければなりません」

　「アメリカは完全な国ではありませんが、しかし、みんなの権利を尊重する道を進んでいます。それが正しく行われるならば、我々が世界の幸福を創造する力となります。もし、我々がこうしなければ、さらなる困難に陥るのです。今は反省する時期に来ています」とポンペオ氏は語った。