　【明慧日本2021年4月14日】117の団体が中国共産党（以下、中共）による「生体臓器狩り」に関する討論会を開催し、世界各国から40人以上の政治家達が参加した。カナダの国会議員は、中共による「生体臓器狩り」はジェノサイド（大量虐殺）に他ならず、中国の法輪功学習者（以下、学習者）は主な被害団体であると認定し、国際社会は必ず制止するために行動を起こす必要があると述べた。

　カナダ議員「中共は学習者にジェノサイドを行っている」

カナダ議員のマリロウ・マクフェドラン氏

　カナダ議員マリロウ・マクフェドラン氏、法輪功団体はジェノサイドによる主な被害者と強調

　マクフェドラン議員は、「2月22日、カナダ266名国会議員はすべての政治的困難を乗り越え、投票で中共がウイグル族及び他の少数民族に対してジェノサイドを行うことが存在していると宣布し、法輪功団体も被害団体に含まれています。中共による法輪功団体への迫害はジェノサイドだと言えます」と明らかにした。

　同議員は「アメリカの行動に参加することで、カナダも同じ認識だと表明することができます。これは私達の国会の法律の制約力を持たない議案ですが、しかし、これは明らかに原則についての声です。私たち政府はこの議会法案に細心の注意を払うべきです」と述べた。

　カナダ上院議員のサルマ・アタウラジャン氏はかつて、上院に2回「生体臓器狩りを停止する議案」を提出した。彼女はこの法案を再び提出した（現在、S204法案と記録されている）

　マクフェドラン議員は、「この法案の中に、人体の臓器を売買することに関して違法項目が2つ存在していると認定されています。S204を再び提出します。カナダの刑法を修正し、『移民・難民に関する保護法』を改訂します」と明らかにした。『移民・難民に関する保護法』の新しい犯罪行為に対する規定は非常に明確であり、つまり、不法に臓器の売買、あるいは人身売買が発生した場合、カナダへの入国を禁止するということだ。

　中共によるジェノサイドに関する証拠と政治的意志について、彼女は、「多くの証人は充分な証拠を提供した。これらの証拠は自分に新たな認識をもたらしました。私は中共によるジェノサイドについて多く理解したのです」と述べた。

　最後に、「中共の『生体臓器狩り』が進行中の闘いの中、体力、健康、安全などの要素が全ての人に存在していることを希望します」とマクフェドラン議員は述べた。

　カナダの国会議員「中共によるジェノサイドを認定、他の国も参加してほしい」

カナダ国会議員サミール・ズベリ氏

　カナダ国会議員・サミール・ズベリ氏は「生体臓器狩り」は中国人とは関係なく、中共の国家政策であると言った。また、「国際社会と人類社会として、私たちはこの様な国家政策に対処しなければならない」と述べた。

　ズべリ議員は、「カナダ国会は国際社会において、初めて中共がジェノサイドを行っていることを認定する立法組織です。私たちはアメリカ政府のジェノサイドに関する認定に追随しています。この点がまさに重要です。他の国も参加することを希望します。ジェノサイドの制止は国際社会がやるべきことです。党派を超えた問題です。党派という立場を考えず、投票で賛成すれば良いのです」と述べた。

　「中共による迫害は多方面にわたります。例えば、強制労働、強制収容、強制避妊、強制中絶などもあります。『生体臓器狩り』は二次被害と言えます。その酷さは想像を超えています」

　ズべリ議員は、他の国の立法組織がアメリカとカナダを見習うことを希望している。「証拠を検討し、質問することを前提とし、明確な声明を出すべきです。つまり、ジェノサイドが実際に発生していることを証明するのです」

　また、「会議に参加する人は、ソーシャルメディアや、会社の同僚に会議の主旨をシェアすべきで、あらゆる機関に広めるべきです。我々は歴史において、正しい位置に立っていることを信じています。この犯罪行為を阻止すべきです。この犯罪はすでに明らかにされており、そして、未だに続いています」とズべリ議員は述べた。