文／中国の大法弟子

　【明慧日本2021年10月15日】私は中国の高齢の大法弟子で、古い弟子でもあります。長年の風雨を経験し、さまざまな難を体験しましたが、私の心は日を追うごとに穏やかになりました。真相を伝え人を救い「三退」を勧める過程の中で深く感銘したのは、慈悲心がとても重要だということです。

　真相を伝える中で、頻繫に若い人に出会いました。若い人はだいたい皆幾つかの問題があります。例えば、着ている服が奇妙でだらしがなく、喫煙をしたり、礼儀とは何かを知りません。私は以前、このような人を見ると、内心で、現代の人は本当に乱れていると反感を覚えました。彼らに真相を伝えるとき、無意識に彼らに対する軽蔑の口調が出てしまい、このように真相を伝えると効果は言うまでもありません。

　後で分かったのは、これらの人は皆、中共邪党の教育により、こうなってしまったので、私は更に根気よく彼らに接し、大きな慈悲心と善念をもって彼らを感化しました。私は努力して自分の心を調整し、できる限り、彼らの良くない面を見ず、語気を更に善にしました。彼らに私の我慢強さを見せ、なるべく自分を抑制し、彼らにこれらの問題を指摘するときは、説教する口調にならないように注意しました。私は本当に彼らのためを思い、良くなってほしいので、この問題を指摘していると感じてもらい、このようにしたら効果は明らかに良くなりました。更に何人かの若者は感動し、私が彼らに対して、良くしていると感じてくれました。このとき彼らに資料を渡すと同時に、私は彼らにネット封鎖を突破するソフトも渡しました。彼らに外の世界を見てもらいたいと言うと、彼らはとても興味をもち、喜んでくれ、真相を伝える効果も良いのです。

　若者はこの様です。中年の人にも同じように幾つかの問題があります。常人は全体的に皆そんなに善ではなく、その表れは自己中心的、冷淡、無関心だったりします。昔私はいつも非常に怒り、私はあなたにこんなに良いものを教えているのに、あなたはこんな態度で、本当に分別を知らない！　と思っていました。例えば、私が人に中共がどのような悪なのかを話すと、多くの人は皆こう言います。「現在の人は皆このようではありませんか！」まるで中共悪党が当然のようです。

　中共悪党は中国社会全てを非常にめちゃくちゃにして、彼らは皆受け入れています。これは真相を伝えるきっかけになるではありませんか！　このとき私は努力して、自分の心を調整し、我慢強く善をもって言います。「そうですね。現在人々は皆このようです。しかし、もし人々が皆このようでなければ、更に良いのではないですか？」そう言うと、人々は改めて考え直すのです。続けて真相を伝えれば、効果はさらに良いです。

　年寄りにも年寄りの問題があります。私の家の子供はまだ修煉はしていませんが、しかし長年来私の影響を大きく受けました。子供は私に言います。「社会で何人かの年寄りがめちゃくちゃなことを言うとき、人々はなんて言うか知ってる？　『老人が悪くなったのではない、悪者が老人になったのだ』」その意味はつまり、昔政治運動の中で、特に文化大革命の中で悪の限りを尽くしたそれらの悪人が年を取ったということです。ですから老人の中にも多くの非常に悪い人がいて、人を騙したり、罵ったり、いじめたりします。

　中共が政権を奪取してから72年になり、現在の年配者は皆その年代から来ており、彼らはとても多くの政治運動と洗脳を経験してきました。確かに多くの人が深く毒され、思想はとても頑固ですが、実際は彼らも皆被害者なのです。ですから真相を伝えるとき、彼らに70年来を振り返らせ、経験してきた各種の政治運動で人々は苦難を受けたのだと言うと、ほとんどが理解します。そして恐怖心も重く、みんなこう言います。「あなたは気をつけてくださいね！　共産党はとても悪いから！」このとき、私は進んで積極的に彼らを先導すると、彼らは皆よく考えてくれるようになります。

　幾つかのことを詳しく知っている人、比較的教養のある人に出会えば、さらに踏み込んで話せます。例えば「もし共産党が無かったら、更に良いのではありませんか？」多くの人は考えたことが無く、しかし明らかに彼らは震撼していると感じました。彼らは帰ってからきっとよく考えると思います。

　私は、長年修煉してきました。若い時は全身に病がありましたが、大法を修煉してから全てが良くなりました。感謝の心は言葉では言い表せません。私はただ精進し、更に精進し、更に慈悲の心を持って、出会った衆生に対応し、更に多くの人を救います。