文／中国の大法弟子

　【明慧日本2021年11月1日】私の母は健康上の問題から1995年、幸運にも法輪大法を修煉する機会に恵まれました。母の奇跡的な変化は私の家族に幸せをもたらしました。私の兄弟姉妹は相次いで修煉の道を歩み始めました。

　ここでは、私の姉の孫娘である嬌嬌（ジャオジャオ）ちゃんについてお話します。姉が修煉を始めてから家庭に大きな変化が起き、娘は姉の修煉を支持していました。孫娘の嬌嬌ちゃんが生まれたことで、姉は喜びに満ちあふれました。姉は修煉者なので、嬌嬌ちゃんは幼い頃から大法が良いものであることを理解していました。誰かが「真・善・忍は素晴らしい」と言うと、すぐに「法輪大法は素晴らしい」と言っていました。嬌嬌ちゃんは幼い頃から唐詩の暗記を習い、『琵琶行』などの唐詩を一語一語、間違うことなく暗唱することができました。

　しかし、予期していない災いがやってきました。一家が喜びに満ちているとき、幼い嬌嬌ちゃんが突然熱を出して昏睡状態になり、やがてショック状態に陥ったのです。家族は慌てて、その子を病院に連れて行きました。命は助かりましたが、嬌嬌ちゃんの身に信じられない事が起こりました。嬌嬌ちゃんは記憶喪失となり、外で遊ぶこともしなくなり、言葉をかけても返事もしてくれません。母方の祖父母と両親の名前も忘れていました。このことで姉と嬌嬌ちゃんの母親はひどく慌てて、会う人会う人に、「どうすればいいのか、どうすればいいのだろう」と言って泣いていました。

　嬌嬌ちゃんの病気を治療するために、全国主要都市の有名な病院を訪ね回りました。診察した結果はすべて同じで「自閉症」という病気でした。その病気を治すために、姉と娘は毎日、嬌嬌ちゃんを連れて医療技術が優れた病院へ治療に行きました。この治療には2年かかり、多くのお金を費やしましたが、嬌嬌ちゃんの病気はほとんど改善されませんでした。嬌嬌ちゃんの母は仕事を辞め、好転を期待して嬌嬌ちゃんを連れて上海の大病院へ治療に行きました。しかし結果は、期待通りのものではありませんでした。そこで嬌嬌ちゃんに「自閉症」を克服する訓練を受け始めました。訓練を受ける前の嬌嬌ちゃんの性格は落ち着いていましたが、しばらく訓練を受けると、気性がとても荒くなり、自分を表現するのが苦手で、自分の思い通りにならないと泣き叫ぶようになっていました。買い物をしている時、嬌嬌ちゃんの気に入らない食べ物を買ってしまうと、地団駄を踏みながら泣いていました。当時、1日3回の訓練を受けなければならず、1回の費用は350元（約6000円）だったのです。訓練が終わるといつも目が赤くなり、何を学んだのかを言えず、言葉では表現ができないようで、自分とは関係のないことのように感じました。

　その後、青島で「自閉症」を訓練する学校があると聞き、嬌嬌ちゃんはその学校に入学しました。1年ほど訓練を受けましたが、良くなることはなくお金と時間をたくさん費やしました。嬌嬌ちゃんの母は心配のあまり、巫女に見てもらおうと考え、本当に巫女の治療を受けました。治療してもらったのはいいのですが、家族が眠りにつくと、家の中の食器棚の扉を開けては閉め、また開けては閉め、一晩中同じ動作を繰り返し、まるでわざと家族を起こすようにしているかのようです。他にも泣いたりして、とにかく寝かせてくれないのです。嬌嬌ちゃんが疲れてくると、朝の2時か3時、時には4時か5時にようやく寝て、昼の12時か1時に起きるのです。

　さらに心配なのは、嬌嬌ちゃんは今年で10歳となり、食事の食べる量がわからないほか、服を着たり髪を梳かしたりすることができず、生活の中での基本的なこともできません。家のパソコンも壊されて、家の中がめちゃくちゃになり、家族は延々と嬌嬌ちゃんに付き添って片付けをしています。嬌嬌ちゃんは常に食べ物を口に入れ、食べ過ぎると手で喉をほじり、怒ると自分を傷つけ、顔や腕にたくさんの傷あとがありました。

　ある日、知的障害者が治る学校があると聞いた嬌嬌ちゃんの母は、すぐに申し込みました。嬌嬌ちゃんは夜は寝ないので、毎日学校に遅く行き、早く帰ってくるのです。時間通りに授業に出ることができず、授業中は母方の祖母が横で付き添わなければなりません。情緒が不安定になると、授業中に泣いたり喚いたりして、他の子どもたちに影響を与えています。様々な失態が家族を悩ませ、対応ができなくなっています。

　2020年、私は姉に会いに行きました。上記の姉の話を聞いた私は、まず、二度とこんな愚かなことをしないように、経済的に大きな負担となって、子供にも辛い思いをさせ、それで子供が大人の言うことを聞くはずがなく、最初の一歩を間違えば、次々と間違った方向に行ってしまうと話しました。そして、私は嬌嬌ちゃんを抱き寄せ、手を握って「嬌嬌ちゃん、私はあなたのおばあちゃんだよ」と言うと、嬌嬌ちゃんは私を見て同じ言葉を繰り返しました。姉が言うには、この子にはあなたと私と彼の区別がつかないそうです。

　この話を聞いた私は、「お姉さん、大法だけが嬌嬌ちゃんを救うことができる！　師父の法理は理解されていると思いますが、あなたの心を放下すれば、嬌嬌ちゃんが落ち着くのです。大法は、人々に『真・善・忍』の理念を持って日常生活の指針とし、お姉さんは長年修煉して来たので一定の基礎があり、あなたが学法するときは、嬌嬌ちゃんにも一緒に『轉法輪』を聞いてもらいましょう。これが唯一かつ最も効果的な方法です。お姉さんは学法をしていますか？」と聞きました。姉は、「私は大法を忘れていません」と答えました。そこで私はすぐ理解して、姉は孫娘が学校に行くために付き添わなければならず、姉の修煉が影響を受けたのです。非常に合理的な理由のように見えますが、実質は自分が学法できないために、子供に影響を及ぼしたのです。これが旧勢力の罠で、姉を圓満成就させないためなのです。

　私が姉に「まず自分を正し、もとに帰りましょうね」というと、姉は「分かっています、今度こそこの万古の機縁を失ってはならず、師父はこの情けない弟子を放棄していないため、今の言葉を聞かせて下さいました。師父はどれだけ私たちの業力を引き受けて下さり、私の修煉ができていないために、大切なときに師父のことを思い出せませんでした。私は今から新たに修煉を始めます」と言いました。

　私は姉に、「あなたが理解してくれたことは、素晴らしいことです。嬌嬌ちゃんは法を得るために来ているので、どんな解決策も嬌嬌ちゃんには通用しません。嬌嬌ちゃんが我が家に生まれてきたのはどれだけの縁があるのか、師父だけが嬌嬌ちゃんを救うことができます！　まず『法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい」を念じてください。そして、一緒に師父の『広州での説法』の録音を聞いてもらいましょう。嬌嬌ちゃんは賢いのだから『洪吟』の詩を暗記するために教え、『普度』と『済世』の音楽を聞かせ、『論語』を暗唱するとき、嬌嬌ちゃんにも一緒に暗唱してもらいましょう」

　私たちは学法の計画を立てました。昼間、私が姉の家に行って嬌嬌ちゃんと一緒の学法をし、夜は姉が嬌嬌ちゃんに師父の説法を聞かせ、そして『普度』と『済世』などの大法の音楽を聞かせることにしました。計画はできたのですが、言うのは容易いけれど、実行するのは難しいのです。『論語』を読み始めると嬌嬌ちゃんは逃げ回り、走りながら食べ物を求めていました。この状況を見て、これは嬌嬌ちゃん自身ではない、以前の嬌嬌ちゃんとは違っていました。そこで私は掌を立て発正念をし始め、同修である姉と嬌嬌ちゃんの学法を妨害する邪悪要素を徹底的に取り除きました。20分経つころには嬌嬌ちゃんは落ち着きを取り戻し、1回目で嬌嬌ちゃんの著しい変化を感じました。

　その後、学法を始める前に発正念を行い、嬌嬌ちゃんは真面目に聞いていました。現在、学法のほかに、『論語』の暗記も教えています。嬌嬌ちゃんは覚えるのがとても速く、3回教えれば覚えるのです。今では『論語』の第一段落まで暗記し、これだけでなく、以前暗記したことのある『洪吟』の詩を3回教え、それを聞けば暗記したことが分かりました。さらに以前に覚えた『琵琶行』を始まりの一文字を言うだけで全部暗唱できました。本当に不思議なことですが、大法は何でもできるのです。

　今の嬌嬌ちゃんは寝る時間になると寝るようになり、夜は泣かなくなりました。顔の色が良くなり、自傷行為の傷がすっかり消え、私に会うたびに最初に言ってくれるのは、「おばあちゃん、こんにちは！」とても可愛いのです。

　嬌嬌ちゃんの変わりようを見て、家族や親戚、友人が皆不思議に思っています。この子は字さえ読めなかったのに、なぜこんなに多くの大法を覚えたのでしょうか？　大人でさえ覚えられないのに、これが大法の超常的なところであり、このことを知っているすべての人に大法の威力を立証しました！

　大法弟子として、私たちはいつも善良な心で大法を実証しなければなりません。嬌嬌ちゃんのことを書いたのは、師父の救い済度のご恩に感謝を申し上げ、世人に「真・善・忍」が人々の心を教化する威力を感服させるということを伝えたかったからです。同時に、すべての世人が法輪大法の真実を理解し、誠心誠意に「法輪大法は素晴らしい」と念じ、劫難が現れる際に慈悲なる師父に済度されるように願っています。

　師父の済度に感謝を申し上げます！　師父、ありがとうございます！