文／中国の大法弟子

　【明慧日本2022年1月20日】師父の新経文『目覚めよ』が発表されて以来、私は一回目読んだ時に驚いたのですが、その後毎日繰り返して読み、暗唱することにより、師父がいつも自分自身を正してくださったことと、いつも使命を忘れないようと注意してくださった師父の洪大な慈悲を感じました。最後の最後の今になっても、師父が未だに私達に遺憾を残さないよう、チャンスを与えてくださっているのです。

　私は法を暗唱しながら、「自分には『情』に妨害されている問題があるのか、時々刻々衆生を救い済度する承諾が実現できているのか、師父と法への根本的な信念が動じたことがあるのか、常人の考え方を根本から変えているのか、自分が修煉者であることを時々刻々要求しているのか、常人社会の様々な現象に妨害され常人の政治に関心を持つことがあるのか」など自分自身と照らしているのです。師父があげられた例は私達多くの同修と関係がなさそうに見えますが、私は落ち着いて内に向けて探してみると、私達が修める要素が含まれています。師父が説かれたため、一層一層の法理であり、一層一層の宇宙の次元と標準になります。

　師父は「私たちが行なっている全てのことは人を救うことです。旧宇宙に構う必要はありません。新宇宙へ生命を救い済度することこそ皆さんの責任です」[1]と説かれました。ここを暗唱した時、さらなる思想の昇華を感じました。

　私は1999年「7.20」を乗り越えてきた古い大法弟子で、迫害初期の陳情を経験し、所在地の一番目の資料点の設立にも参加したことがあり、そして不当に拘束されて判決を受けたことがあり、躊躇なく実名で江沢民を告訴したこともあります。今まで歩んできて、たくさんの苦難を経験してきました。その間に怠けたこともあるし、迷ったこともあり、うまく乗り越えていない関門もありました。振り返ってみると、私達の修煉は、ずいぶん前から人を救い済度することと繋がっているのです。私達が経験したすべても、衆生を救い済度するプロジェクトに参加するのも、自分自身を純粋にさせ、絶えず昇華している段階でもあります。人の殻を抜け出せるかどうかは、人と神の根本的な区別になります。ある時は、私達は修煉しているし、衆生を救い済度することもしているし、三つのことも漏れずにしてはいるものの、頭の中の根本的な人の観念や理、自我を守る私心などが深く隠されているのため、いざという肝心な時、神の一面で物事に対処できるかどうかの問題に面する時、どうしても乗り越えられず、基準に達することができないのです。

　我々は常人の中の英雄ではなく、私達は修煉者であり、人から神へ歩んで行く大法徒です。私達がいくら多くのことをしたとしても、法と師父に対する堅信は基準に達しなければなりません。人心では人を救い済度することができません。自分自身をさらに純粋に修めることこそ、衆生を救い済度する力はさらに大きくなり、神の要素が現われてくるのです。

　もし私達一人一人がこの点を認識できたら、更なる多くの衆生は私達の強い正念の中で救われるでしょう。我々は一つの全体になりますので、誰でも純粋な正念をこの全体に与える責任を持っています。うまくできていない人は、すべての人心を取り除き、直ちに正して、急いで追いかけましょう。衆生を救うことができるのであれば、多くの生命を救うことができるのであれば、一緒に努力し協力し合いましょう。法がこの世を正すことに移行しつつある限りある時間の中で、一分一秒でも大切にし、一緒に精進し、多くの衆生を救い済度し、誓いを実現しましょう。

　注：
　[1] 李洪志師父の経文：『目覚めよ』