　【明慧日本2022年1月20日】（カナダ・トロント＝明慧記者・章韻）元雲南芸術科学大学外国語教育系主任である劉燕助教授は、法輪功の修煉を続けているとして、中国共産党（以下、中共）当局によって再び逮捕された。最近、娘の劉銘園さんが海外で母の救出を訴えた。娘の劉さんは、現在、世界トップレベルのシェリダン・カレッジでアニメーションデザインを学んでいる。

　2021年12月には、2人の教授から関心と声援を表す手紙やメールが届いた。また、国会議員や市長などからも懸念を示す手紙やメールが届いている。国際社会は、劉燕に関心を示し、中共の無条件解放を要求するよう求めている。

　シェリダン・カレッジの教授が国会議員に声援のメール送った

　12月15日、シェリダン・カレッジのクリスティアン・ハワード教授は、自分の選挙区の議員であるナサニエル・アースキン氏に呼びかけのメールを送った。

　そのメールの中で、ハワード教授は自分の懸念を表明した。教授は、「中国人学生の劉銘園さんの家族は、非常にひどい状況に直面しています。彼女の母親の信仰コミュニティは、社会的に不利な状況にあります。母親は、中国共産党の警察によって理不尽に拘束されています。少し前に、グローブ・アンド・メール紙も彼女の話を報じています」と語った。また、教授は、メディアの報道のリンクも送った。

　また、ハワード教授は手紙の中で、「きっと、政府として中共に圧力をかけて、銘園さんのお母さんが自由を取り戻すことを助ける方法が他にもあるはずです」と述べた。

シェリダン・カレッジのクリスティアン・ハワード教授

　シェリダン・カレッジの教授の公開書簡

シェリダン・カレッジの教授の公開書簡

　12月3日、シェリダン・カレッジのもう一人の教授であるコンピューターアニメーション・視覚効果・デジタルキャラクター学科のデニス・ターナー教授が、教え子である劉銘園さんのために公開書簡を書いた。

　ターナー教授は、次のように語った。「銘園さんの母親が経験している逆境を知り、悲しくなりました。中国では、彼女の母親が信仰のために立ち上がって、不当に投獄されています。自由なカナダ市民として、私はこの問題に憤りを感じています。私は銘園さんにできる限りの援助とサポートを提供します」

　国会議員がカナダの外務大臣に手紙を送り、劉燕さんの救出を呼びかける

ガーネット・ジェヌイス国会議員が外務大臣に送った手紙

国会議員ガーネット・ジェヌイス氏

　ガーネット・ジェヌイス議員は、新しく就任した外務大臣に手紙を送り、「劉燕さんの件に関心を持ってほしい」との希望を伝えた。

　ジェヌイス議員は、次のように述べた。「今年の9月30日、劉燕さんは法輪功の精神的信仰を理由に、中国当局に違法に逮捕されました。劉さんは、カナダとの関係が深い長春の吉林大学ラムトン・カレッジに勤務し、カナダのニューファンドランドメモリアル大学の同僚と緊密に協力しました。娘の劉銘園さんは現在、オークビルのシェリダン・カレッジのアニメーションプログラムに在籍しています。劉燕さんと家族は1999年以降、精神的な信念を理由に、繰り返し嫌がらせ、拘束、誘拐、拷問、奴隷労働の強要を受けていることを知りました。国会議員は、法輪功の迫害問題に深い関心を寄せています。現在までに、12人のカナダ人居住者と市民の家族や友人が、信仰を理由に中国でいまだ獄中にいます。カナダは、宗教や信念の自由といった基本的な人権を守らなければなりません。劉燕さんが自由を取り戻すために、声を上げて呼びかけていただきたいと思います」

ジュディ・スグロ国会議員

　12月9日、同じく法輪功友の会の共同議長であるジュディ・スグロ議員は、劉銘園さんのお母さんに起こった出来事を知った後、トルドー首相にメールを送り、法輪功学習者の違法な拘束を直ちに非難し、「劉燕さんだけでなく、純粋に法輪功を学習したという理由で投獄されたすべての人々の釈放を要求する」ことを求めた。また、スグロ議員は、「中国（中共）の人権侵害に反対し続けるだけでなく、反撃することも重要です。このような残虐行為を続けさせることはできません」と述べた。

　市長から劉銘園さんへのメール「私の心はあなたと共にある」

ニューマーケット市のジョン・テイラー市長

　ニューマーケット市のジョン・テイラー市長は劉さんへのメールで、「2日前の朝、コーヒーを飲みながら『グローブ・アンド・メール』の記事を読みました。とても気になります。私の思いはあなたと共にあります」と送った。

バーリントン市のポール・シャーマン議員

　バーリントン市のポール・シャーマン議員が劉さんに宛てたメールで、「法輪功学習者への迫害についてはよく承知しており、あなたとあなたのご家族、そしてすべての法輪功学習者のために、深く悲しんでいます。今後、ご自身やご家族が良い結果を得られることを願っています」と述べた。

アランジェビル市のサンディ・ブラウン市長

　アランジェビル市のサンディ・ブラウン市長は劉さんに宛てたメールで、「あなたの家族が迫害されたことを残念に思います。カナダでは、信教の自由を信じています。私は、あなたが家族を解放するために努力していることを支持します」と声援を送った。