　【明慧日本2022年2月28日】山東省濰坊市昌楽県の五図街道の邱家河村に在住する法輪功学習者・高鵬さんは2021年5月18日、昌楽県国内安全保衛部門（法輪功迫害の実行機関、以下、国保）に逮捕され、罪に陥られた。現在、青州裁判所に懲役7年、罰金5万元（約80万円）の不当な判決を宣告され、高鵬さんは上訴した。

　高さんの父・高光成さんは2020年に人々に法輪功の無実を伝えたとして、中国共産党による法輪功への誹謗中傷を信じる人に通報され、昌楽公安局に県留置場へ連行され、2021年12月8日に山東省刑務所に移送された。身柄を拘束された時、周りに誰もいなかったため、当時の情報はまだ不明である。

　情報によると、高鵬さんは人々に災いから身を守る方法を伝えた時、紅河鎮下梍戸村の楊淑光、楊金偉、楊中華3人に通報された。2021年5月18日午後、昌楽県国保、城関派出所の警官に身柄を拘束され、当日夜、自宅のパソコン、携帯電話、法輪功の関連書籍などの私物も押収された。

　昌楽県国保大隊の警官は同じ日に、高鵬さん、秦暁利さん、孫学芬さん、孫淑雲さん、于美霞さん、馮常麗さん、楊明香さんなど9人の学習者を連行し、家財を押収した。今回の行動は、各派出所から県公安局に人員を派遣し、支援したという。

　5月20日の夜9時ごろ、高鵬さんは警官2人に連れられて家に戻った。その時の高さんは、ほぼ歩けない状態だった。家族は理由を聞いたが、警官は「ちょっと苦しめただけだ」と答え、発言を禁じられ、居住監視と言われた。翌日の朝、家族は高さんの腕が腫れ、手で物が持てないことに気づいた。このように、高さんは毎日夜9時から10時ごろ戻され、そして翌朝の6時から7時ごろ再び連行された。

ところが26日の朝、高さんは連行されたまま戻らなかった。前日25日には、国保大隊の趙世勝など4、5人が来て、もう1度家財を押収した。

　5月27日午前、家族は昌楽県公安局から、高さんが26日午後4時に昌楽県検察庁に逮捕令を発布された通知を郵送で受け取った。高さんは昌楽県留置場で拘禁された。

　2021年6月10日、高さんは昌楽県留置場から濰坊市留置場に移送された。家族は6月18日に昌楽県留置場に仕送りができなかったことで、初めて高さんが移送されたことを知った。だから、昌楽県国保弁公室に十数回電話をかけても、応じなかったのである。

　高鵬さん、秦暁麗さん、馮常麗さん、孫学芹さん、楊明香さん5人を罪に陥る案件は、8月30日に青州検察庁に送られ、9月10日に青州裁判所に提出された。

　2021年12月17日、青州裁判所は高さんの家族に、12月20日午後2時にオンラインで開廷することを知らせた。

　（注：法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照）