　【明慧日本2022年3月15日】3月1日現在の情報によると、大連市の呂春鈺さん（70代）が懲役3年3ヶ月の不当な判決を言い渡された。裁判は2021年11月上旬、大連経済技術開発区裁判所にてオンラインで開廷された。

　呂春鈺さんは、田舎で４５年間、医師を勤めていた。1995年に法輪大法を修煉し始め、法輪大法の真・善・忍の原則に従って自分を律していた。法輪大法は法輪功とも呼ばれ、心身の健康に高い効果をもたらす気功である。

　しかし1999年7月20日、江沢民グループが法輪功への迫害を始めた。呂春鈺さんは、それでも自分の信念を貫き、法輪功への迫害の真実を人々に伝えたため、幾度となく不法に連行され迫害を受けた（彼女の過去の迫害体験については、明慧ネットの記事「大連七旬善良老太呂春鈺遭非法視頻开庭」をご覧ください）。

　2021年以降、呂春鈺さんと家族は、以下のような嫌がらせを繰り返されてきた。

　3月26日午前9時半頃、大連市保税区二十里保派出所の警官２人と十三芳里園社区の潘氏が呂春鈺さんの自宅を訪れ、嫌がらせをして写真撮影をした。

　6月23日午前8時30分、大連市保税区二十里保派出所の警官3人が呂春鈺さんに手錠をかけ、無理やり派出所に連行した。その後、4人の警官が呂春鈺さんを連行して開発区の盛京病院で全身検査を行い、昼には二十里保派出所に戻り、午後には強制的に指紋を取るなどの人権侵害を行った。夕方6時、携帯電話と鍵などを返され、ようやく帰宅した。

　11月2日午前11時頃、大連市保税区二十里保派出所の警官5、6人が呂春鈺さんの自宅を訪れ、新型コロナの流行に際し核酸検査に来たと述べ、何の準備もない呂春鈺さんに検査を受けさせた。

　11月3日午前9時50分、大連市保税区公安局と二十里保派出所の警官5、6人は呂春鈺さんの自宅を訪れ、「健康診断に行く」と呂春鈺さんを連行した。午後3時半、呂春鈺さんの夫と長女が二十里保派出所を尋ねると、午後５時頃、呂春鈺さんを連行した警官５人は帰ってきたが、警察のリーダーの呉偉（長春市の人、大法の悪口をよく言っていた）は、呂春鈺さんが「法律の実施を破壊した罪」で大連市の姚家看守所に収容されているので、次は裁判所の判決を待つことになると言った。警官には、王新惠という女性警官もいた。

　11月22日、呂春鈺さんが自宅に置いていた携帯電話にショートメッセージが届いた。メッセージの内容は、呂春鈺さんが2021年11月30日午後1時30分に大連経済技術開発区裁判所でオンラインによる裁判を受けるとのことだった。翌日、呂春鈺さんの長女が裁判所に電話して尋ねると、裁判官のアシスタントに「昨日既に裁判が行われたので、結果を待ってください」と言われた。その後、現在まで何の情報もない。

　2022年3月1日、呂春鈺さんの家族は呂春鈺さんに会うために弁護士と一緒に看守所に行った。弁護士の話によると、呂春鈺さんは既に3年3ヶ月の不当な判決を受け、近々刑務所に送られる予定であるため、会うことができないという。呂春鈺さんは、現在も大連姚家看守所に収容されている。