　【明慧日本2022年3月29日】遼寧省瀋陽市の法輪功学習者・許振英さん（77）は法輪功迫害の無実を伝えたとして、地元皇姑区裁判所に懲役2年の不当な判決を宣告された。2021年12月に遼寧省第二女子刑務所に移送された。情報筋によると、許さんは転向しないため、洗脳を受けている。

　許さんは瀋陽市皇姑区に在住。かつて多種の病気を患っていたが、治療しても治らなかった。法輪功を学んでから長年来のドライアイの老眼など全て完治した。

　許さんが連行され、判決を受けた実例

　2020年2月、許さんはスーパーで法輪功迫害の無実が書かれた紙幣を使ったとして、レジの係員に通報された。同月17日、皇姑区公安局の国内安全保衛部門（法輪功迫害の実行機関）および三台子派出所の警官は許さんの身柄を拘束し、法輪功の資料、パソコンなどの私物を押収した。さらに、法輪功を学んでいない許さんの夫、子供2人（陳昕さんと陳飛さん）までも連行した。陳飛さんの家財も押収された。当日夜10時、許さんの夫は解放された。拘置所は新型コロナの関係で受け入れを拒否したため、2日後、許さんと子供2人は家に帰されたが、6カ月間居住監視された。

　同年8月、許さんの案件は皇姑区裁判所に提出された。許さんは裁判所の関係者に「法輪功を学ばない」という態度を強要され、協力しない場合「指名手配」すると脅された。迫害から逃れるよう、許さんは放浪生活を余儀なくされた。

　2021年2月26日、許さんはほかの学習者・姜淑梅さん宅で法輪功を学んでいた時、侵入してきた皇姑区新東派出所の警官4人に身柄を拘束され、瀋陽市留置場に拘禁された。

　5月20日、皇姑区裁判所は許さんに対してオンラインで開廷し、許さんに懲役2年の不当な判決を宣告した。許さんは市中級裁判所に控訴したが、原審維持を宣告された。

　12月、許さんは遼寧省第二女子刑務所に移送された。

　許さん自ら述べた迫害の経歴

　中国共産党（以下、中共）による法輪功への迫害が始まってから、許さんや家族は何度も迫害を受けたことがある。下記は、許さん自ら法輪功を学んで恩恵を受けたこと、迫害された経歴である。

　私は1998年、当時定年退職した私は時間潰しのため、法輪功を学び始めました。不思議なことに知らないうちに、私の身体に変化が起きました。まず、長年悩んでいたドライアイの老眼が治りました。以前、たくさんのお金を使っても治らなかった心臓病、婦人病、リウマチ、頚椎病、リンパ炎、足にあったいくつもの腫瘍も治りました。

　しかし、このような良い功法が江沢民グループにより残酷な迫害を受けています。手段は濡れ衣を着せる、捏造、誹謗中傷、強制連行、逮捕、不当な判決、労働教養処分、洗脳、臓器狩りです。ですから、私は江沢民を告訴します。法輪功と創始者、法輪功学習者の冤罪を晴らし、加害者に正義の審判を受けさせ、法輪功学習者への尊重、尊厳も戻さなければなりません。

　2000年の初め、私が法輪功学習者であるとの理由で、息子は公職を追放され、拘禁期間中、電撃され、蹴られ、灌食されるなどの迫害を受けました。家庭生活と精神に大きなダメージを与えられました。

　2000年の初め、私は職場の洗脳班に連行され、迫害を受けました。

　同年3月中旬、私は18日拘禁され、パソコン1台、大量の法輪功の書籍も押収されました。

　4月中旬、私は15日間拘束されました。

　8月、私は職場で身柄を拘束されました。

　2001年3月初め、私は陵北派出所、610弁公室に10日間洗脳されました。家族は1000元（約16000円）を強要されましたが、領収書はなかったです。その後、私は龍山労働教養所で1年の労働教養処分を科されました。

　2003年6月19日、私は2年の労働教養処分を処せられました。自宅にあったパソコン1台、大量の法輪功の書籍も押収されました。

　2009年7月、私は5日間拘束され、家財を押収されました。

拷問実演：小さい腰掛けに座る

　労働教養期間、私は洗脳され、睡眠、トイレも禁じられました。立たせる、しゃがませる、小さい腰掛けに座らせる、真冬の日に外で凍えさせる、長時間に有毒の作業をやらせる、カビがあるマントウを食べさせる、高デシベルのスピーカーで朝から晩まで聞かせる、3日に1回所持品を確認されました。

　ここ数年、中共は法輪功学習者に絶えず嫌がらせ、盗聴、監視、尾行、待ち伏せ、敏感日に連行、尋問、採血、サイン強要などの手段で迫害を加えました。

（注：法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照）