　【明慧日本2022年4月7日】河南省滎陽市の法輪功学習者・聶俊花さん（70歳女性）は、法輪功を学んでいるというだけで半年間、不当に拘禁され、2021年12月に、鄭州市中原区裁判所により懲役5年の実刑判決、罰金2万元（約39万円）を宣告された。現在、元々体が強くて健康だった聶さんは体調不良になり、命の危険に晒され、家族に心配を掛けている。法輪功は中国の伝統修煉法で心身の健康に高い効果をもたらす気功である。

　元滎陽市橋楼鎮政府の公務員だった聶さんは、1999年2月、法輪功を学び始めて以来、真・善・忍の基準で自分を律し、他人のことを優先に考えていた。法輪功を修煉することによって心性や、体が健康になった聶さんは、真面目に働き、素晴らしい公務員だけではなく、自宅では良妻賢母だった。橋楼鎮の人々は聶俊花さんのことを聞くと、みんな素晴らしい女性だと言っていた。

　連行される

　2021年6月26日、聶俊花さんは法輪功の真相を伝えた時、滎陽市国保大隊の馬継昌、王利剣、滎陽市京城派出所の穆登科、張垞などの警官らに追跡された。2021年6月27日の午後4時、聶さんは外出する際に、滎陽市国保大隊、滎陽市京城派出所の警官らに、家宅に押し入られ、パソコンや、プリンターなど個人財産を押収された。当日、聶さんは京城派出所まで連行され、2日間の取り調べを受けた後、鄭州市第三留置場まで移送された。

　迫害を受けて多種の病気を発症

　鄭州市第三留置場では、聶さんは真・善・忍を修煉することは罪がないと思っているので、転向などはしなかった（法輪功の修煉を放棄しないこと）。家族から送金された生活費は、聶さんに受けさせず、全て戻された。聶さんは迫害を受けてから体の調子が非常に悪くなった。

　2021年9月26日、聶俊花さんは気を失って倒れた。2日後、留置場側は知らせを受けて、聶さんは高血圧、糖尿病、脳梗塞、子宮筋腫などの病気が発症したと分かった。

　病気を患ったことに聶さんの家族は驚いた。自宅では聶さんは体が健康で、顔色が良く、歩くことも軽快で、重い作業さえ出来るほど健康だったのに、なぜ不当に拘禁された以後、病気だらけになったのかと家族は不思議に思っている。

　聶さんは酷い病気を患っているにも関わらず、2021年12月、河南省鄭州市中原区裁判所は、家族が知らないうちに、聶さんに対する裁判を密かに開廷した。結局、聶さんは懲役5年の実刑判決、罰金2万元を言い渡された。

　迫害を受けて命の危険に晒される

　2022年1月、聶俊花さんは迫害を受けて自分の面倒を見ることさえできなくなり、命の危険に陥った。2022年2月24日、家族は知らせを受けて、面会の許可がやっとおりたのである。

　聶さんが、鄭州市第２人民病院で手術を受ける時に家族が来た。体は酷い迫害を受けて識別ができないほど変わり果てていた。元の体重は70キロだったが、わずか半分位にしか見えなかった。命が危険な状態だったので、家族はとても心配だった。

　手術を受ける前、聶俊花さんは重い手錠と足枷を付けられた。真・善・忍を信仰している良い人が、中国共産党による残忍な迫害を受けるとはなんと酷いことであろうか、耐え難いことである。

　何回も迫害を受けて、懲役2年半の実刑判決を言い渡された

　聶俊花さんは真・善・忍を信仰し、市民に法輪大法の素晴らしさと中国共産党による法輪功への弾圧の実態を伝えただけで、度々連行されて拘禁され、懲役2年の実刑判決を言い渡された。

拷問の実演：体罰

　2002年、聶俊花さんは市民に真相を伝えた時、警官に連行されて体罰を受け、何万元を強請られた。その後、聶さんは三里庄留置場まで連行されて迫害された。

　2007年5月11日の午後7時頃、聶さんは帰宅途中で、追跡され、連行された。警官は家族に知らせないまま、聶さんを滎陽市三里庄留置場まで連行した。留置場では、強制労働を強いられ、1日およそ10時間以上作業をさせられ、終わるまで食べさせなかった。警官らは家族の訪問も拒否した。2、3カ月以後、体が強かった聶さんは骨しか見えないほど細くなり、まるで別人のように変わり果てていた。家族が度重なる要求をして、2007年12月に聶俊花さんは釈放された。

　2008年8月、聶俊花さんは懲役2年の実刑判決を言い渡され、養老金の支給も停止された。その後、聶さんは再び連行され、滎陽市三里教養所に拘禁された。2009年12月10日、刑期満了日を迎えた聶さんは釈放された。

　釈放された後、家族は聶さんのために毎月百元以上をもらえる最低生活保障の保険を購入したが、2022年1月、支給を停止された。

　現在、懲役5年の実刑判決を言い渡された聶俊花さんは、いろいろな病気を患っているので、家族は非常に心配しているという。