　【明慧日本2022年5月10日】2022年5月13日は、法輪功が世界に広く伝わって30周年の記念日である。4月22日、米国バージニア州ハーンドン区は法輪功に褒賞を贈り、区長のオーレム氏が地元の法輪功学習者に表彰状を渡した。

　バージニア州スタッフォード郡は5月3日、2022年5月13日を郡の「法輪大法デー」とすることを宣言し、地元の法輪功学習者を郡議会に招き、表彰式を行った。

　ハーンドン区が法輪功に褒賞を贈り、中国共産党の迫害を非難

　4月22日、バージニア州ハーンドン区は法輪功に褒賞を贈り、法輪功を支持するとともに、中国共産党（以下、中共）による法輪功学習者への迫害を非難した。また、中国本土への臓器移植の危険性や、知らないうちに中共の共犯者にならないよう地元住民を啓蒙するという。

　区長のオーレム氏は、中共から迫害を受けたことのある法輪功の生存者を含む、地元の法輪功学習者を迎えた。自らも健康産業に携わるオーレム区長は、中共による生体臓器摘出の悪事に心を痛め、こんなことが世界で行われているとは信じられないが、しかし、今の中国本土で起きているのは確かである。同区長は、この褒賞をきっかけに、迫害の制止につながり、この迫害に関心を持つよう、多くの人を呼び覚ますことを願っている、と話した。

法輪功学習者に表彰状を渡すオーレム区長（右）

　ハーンドン区は小さな町ではあるが、アジア系の人口が多く、商業が発達した町で、アメリカの首都まで車で1時間ほどである。

オーレム区長より贈られた褒賞

　以下は、オーレム区長より贈られた褒賞の翻訳文である。

　法輪功は、真・善・忍の価値観を中心とした、座禅による精神修養の功法であり、1990年代後半に中国で広がりました。多方面からの推計によると、中国本土の法輪功学習者の数は7000万人を超えると言われています。1996年、バージニア州フェアファックス郡（以下、フェア郡）に法輪大法が伝わり、フェア郡および全州で、多くのボランティアが主催する煉功場（気功教室）があり、地域住民に無償で法輪功を教えています。

　2016年6月、米国下院は、中共による法輪功学習者などの良心の囚人に対する、組織的な強制臓器摘出を非難する343号決議を全会一致で可決しました。2021年10月5日、フェア郡監督委員会は、法輪功への迫害を非難し、中共の良心の囚人からの臓器摘出、良心の囚人を奴隷労働にさせていることを非難しました。これらの問題について、メディアでの報道は少ないのです。

　ハーンドン区を含むフェア郡は、共産党による良心の囚人からの臓器強制摘出を、知らず知らずのうちに共犯者となることを防ぐため、臓器移植のために中国本土への渡航の危険性について、地域住民と医療界を啓蒙する取り組みを実施するよう郡職員に伝えました。

　よって、バージニア州ハーンドン区長は、中共による法輪功への迫害を非難し、中国本土で法輪功学習者に対して行われている残虐行為を、公民に啓蒙するフェア郡を支持します。

　さらに、バージニア州ハーンドン区長は、同区、同郡、同州のすべての法輪功学習者と共に立ち、学習者への声援とします。この褒賞のコピーをフェア郡監督委員会、バージニア州知事、区議会、連邦議会議員、バージニア保健省に提供することを職員に通知します。

　ハーンドン区長シーラ・A・オーレム

　2022年4月22日

　スタッフォード議会議長「我々は法輪功学習者を声援し、迫害を非難する」

　5月3日、スタッフォード郡議会で行われた表彰式で、同郡議会議長は「私たちは世界法輪大法デーを認めています。法輪功は、一種の修行であり、座禅と真・善・忍という普遍的な価値を伝播し、世界で1億人以上が修煉しています。不幸なのは、中共が法輪功を弾圧をしていることです。我々が本日、法輪功に褒賞を贈ったのは、法輪功学習者を声援し、同時に修煉者に対するあらゆる暴力行為を非難するためです」と述べた。

　地元の法輪功学習者3人は、スタッフォード郡議会に感謝の意を表し、心身の健康を求める地域住民に法輪功を体験してもらい、自分たちのように恩恵を受けられるよう提案した。

法輪功学習者に褒賞の表彰状を渡すスタッフォード郡議会議長

　褒賞の中で、残酷な迫害に直面した法輪功学習者が示した決意と勇気を賞賛した。

　褒賞文には、「中共政権の残酷な迫害に直面し、法輪大法の学習者が現した大きな善と大きな忍は、善良な人々に感動させています。この前例のない迫害に直面した学習者が現した平和的な抵抗と道徳的勇気は、歴史を変え、日増しに攻撃的になる中共政権に対処するために、世界の人々を鼓舞しています」と述べた。

　アメリカの父ワシントン大統領も、建国の父ジョージ・メイソンも若い頃、スタッフォード郡に住んでいた。同郡はワシントン広域圏に属し、10万人以上の人口を持ち、経済成長率が最も高い郡であり、2019年には全米で6番目に裕福な郡に選ばれている。

褒賞を手に記念撮影する法輪功学習者

　以下は、スタッフォード郡より贈られた褒賞の翻訳文である。

　法輪大法は法輪功とも呼ばれ、中国の伝統的な佛家修煉法門であり、真・善・忍の原則を遵守しています。事実が証明していますが、人々の心身の健康を向上させる効果的な方法なのです。

　法輪大法は1996年にバージニア州に伝わり、バージニア州各地でボランティアが主催する煉功場が多数あり、無償で情報の提供や指導を行っています。法輪大法は、バージニア州の多くの住民に、100カ国以上のあらゆる階層、あらゆる文化的背景を持つ1億人以上の人々に、真の中国伝統文化価値をもたらしています。

　1999年7月以来、中共政権の残酷な迫害の下で法輪大法の学習者が現した大きな善と大きな忍は、善良な人々を感動させています。この前例のない迫害に直面した法輪大法の学習者が現した平和的な抵抗と道徳的勇気は、歴史を変え、日増しに攻撃的になる中共政権に対応する世界の人々を鼓舞しています。

　中共が支配する中国国内外のメディアを利用して、法輪功学習者に対する誹謗中傷を行い、中共の残忍な迫害を世論に支持させ、アメリカで、バージニア州を含む法輪功学習者に対する差別を行っています。米国下院は、米国内の法輪功学習者に対する嫌がらせ、脅迫、差別を非難する決議（H.R. 304）を採択しました。

　2016年6月、米国下院は、中共政権が多数の法輪功学習者を含む中国の良心の囚人の臓器を強制的に摘出する犯罪の終結に協力するよう国際社会に促す決議（H.R.343）を全会一致で可決しました。

　中共政権が法輪功や他の良心の囚人を殺害して臓器を売買しているという信憑性のある報道を受けて、北バージニアの法輪功学習者は多くの地方の郡と市を回り、バージニア州の住民に中国本土への臓器移植の危険性を警告しました。バージニア州下院と24の州地方自治体は、地元の有権者5千人から陳情を受け、公民と中国本土の被害者から証言を聞いた後、この方面について住民を啓蒙する決議を採択しました。

　よって、2022年5月3日、スタフォード郡監督委員会は、法輪大法とその創始者・李洪志先生を称え、5月13日を「法輪大法デー」とすることを宣言します。

　スタッフォード郡議会議長クリスタル・バニューク

　2022年5月3日