　【明慧日本2022年6月11日】（明慧記者・雪莉）神韻芸術団は5月31日から6月5日まで、米国のヒューストン、ラボック、イタリアのウーディネ、ミラノ、ドイツのフランクフルトで合わせて14公演を行い、オリジナルの音楽と舞踊で神性に満ちたメッセージを伝え、観客を感動させ、共鳴を得ている。

5月31日と6月1日、神韻ニューヨーク芸術団は、イタリアのウーディネのテアトロ・ヌオーヴォ・ジョバンニ・ダ・ウーディネで2公演を行い、完売した。写真は、5月31日の公演でカーテンコールに応える出演者（大紀元）

神韻ニューヨーク芸術団は6月4日、ミラノのアルチンボルディ劇場で昼と夜の公演を行い、超満員の観客が訪れた（大紀元）

5月31日から6月2日にかけて、神韻世界芸術団はドイツのフランクフルトのセンテニアルホールで4公演を行い、完売した。写真は、6月2日公演のカーテンコールに応じる出演者（大紀元）

神韻巡回芸術団は6月3日から5日にかけて、テキサス州ヒューストンのジョーンズホールフォーザパフォーミングアーツで4公演を行い、完売した。これで、神韻のヒューストンでの15公演は終了した。観客は神韻の完璧な公演に感動し、高い芸術水準だけでなく、内包が深く、心に響く公演に「呼び覚まされた」と感じたという。写真は劇場の外観（大紀元）

　文化局長「神韻は世界平和を築いている」

　ウーディネは、イタリア北東部、スロベニアから約20kmのところにあり、小さくてエレガントな都市である。5月31日と6月1日、神韻ニューヨーク芸術団は、ウーディネのテアトロ・ヌオーヴォ・ジョバンニ・ダ・ウーディネで2公演を行った。超満員の観客が訪れ、公演終了後には観客からやまない拍手が贈られた。6月1日の夜、出演者たちは2度目のカーテンコールに応じた。

6月1日、イタリア・ウーディネ市の文化局長であるファブリツィオ・シゴロット氏が、ウーディネで行われた神韻ニューヨーク芸術団の第2回公演を鑑賞した（新唐人テレビ）

　ウーディネ市文化局長ファブリツィオ・チゴロット氏は、公演会場を出た後も神韻の美しさに酔いしれ、「どの演目も私達の感情に共鳴を与えています。神韻は、オリジナルの音楽と舞踊で中国数千年の伝統を表現しており、背景のバックスクリーンに振付を溶け込ませるという独自の技術革新は、まさに神韻だけのオリジナルです。このようなユニークな創造性は、ここ神韻でしか観たことがなく、本当にそれに陶酔し、自分もその境地に身を置かれているようでした」と語った。

　同氏は、神韻が現代社会に与える影響についても、世界平和を構築するための再演であるとみている。「私たちは神韻から、歴史、伝統、原点を大切にし、自由に生きようというメッセージを受け取っています。自由への道を阻むものがあってはなりません」

　「このメッセージは、私たち一人ひとりに関係するものであり、すべての人々が平和と正義の中で自由に成長するために、私たちが必要としているものです。この公演は、私たちにこれらの問題について考えさせ、文化的なアプローチによって世界の平和を築くことを促しています。神韻の公演は、そのことを明確に分からせてくれました」

　チゴロット氏は、「この輝かしい公演を観ようと、この大劇場に詰めかけたウーディネの観客の圧倒的で熱狂的な反応に、私は喜びを感じています」と述べた。

　同氏は、観客が神韻を長く心に留めてくれることを信じているという。「神韻の世界各地での巡回公演は、メッセージを伝えるのに非常に効果的な方法であり、神韻が伝えるメッセージは人々の思想にインパクトを与え、そして人々の魂に震撼を与えています。神韻の公演が観客にもたらした深い感動は、私たちの心に長く残るでしょう。神韻の素晴らしい見事な公演は、社会に良い影響を与える強いメッセージを効果的に伝えてくれました。これは偉大で輝かしい公演です」と語った。

　ミラノの著名ソプラノ歌手「完璧な音楽、魂に直接響く」

　神韻芸術団の公演は、オペラのメッカであるミラノの音楽界の精鋭を惹きつけた。彼らは観賞に駆けつけてくれた。6月4日夜、イタリア・ミラノのアルチンボディ劇場での公演に、著名なソプラノ歌手ルクレツィア・ドレイさんが、ピアニスト兼指揮者マッシモ・フィオッキ・マラスピーナ氏と共に、神韻ニューヨーク芸術団の公演を鑑賞した。

神韻公演を鑑賞した著名なソプラノ歌手ルクレツィア・ドレイさんと、ピアニスト兼指揮者マッシモ・フィオッキ・マラスピーナ氏（新唐人テレビ）

　著名なソプラノ歌手ルクレツィア・ドレイさんは長い間、この公演を観たいと思い、「私は神韻公演が大好きです」と話した。

　ドレイさんにとって、神韻の音楽は素晴らしく、比べられるものがなく、魂の奥深くに直接届いているという。「私たちになじみの深い楽器があり、私たちの音楽と楽器があり、さらに中国の楽器も同時に演奏され、素晴らしい音色を奏でていました。神韻は神性というメッセージを伝えています。空間を越えて肉体を超え、魂の奥深くまで聴こえ、理解し、感じ、呼吸さえも感じ取ることのできるメッセージです」

　ドレイさんは、イタリアや世界の重要な劇場で定期的にオペラを上演している。歴史あるスカラ座アカデミアの独唱音楽家として、世界の名だたる音楽家と共演してきた。

　ドレイ氏は、「神韻は私たちにとっても、アーティストにとっても大きな意義があると思いますが、神韻のアーティストには本当に感謝しています。ありがとう、本当にありがとうございました」と感謝した。

　イタリアの著名な指揮者「音楽と舞台の完璧な融合、希望を伝える」

　ルクレツィア・ドレイさんと一緒に神韻を鑑賞した、ピアニストで指揮者のマッシモ・フィオッキ・マラスピーナ氏は、神韻交響楽団の演奏に圧倒され、興奮気味にこう言った。「神韻は技術が完璧で、絶対に無二の存在だと思いました。本当にそう思いました。完璧な技術、私が見た中で、信じられないほど、本当に傑出していました。交響楽団の生演奏をバックに舞踊を観ることができたのは、本当に素晴らしいことでした。また、中国の伝統的な楽器と西洋の伝統的な楽器が同時に演奏されるのは、とても興味深く、興奮しました」と語った。

　マラスピーナ氏は室内楽や合唱のコンクールで受賞したことあり、いくつかの有名な劇場で公演し、いくつかの合唱団やオーケストラを指揮し、パルマ劇場の舞台音楽監督を務め、何度も海外でイタリアオペラのマスタークラスの講師として招待されている。

　マラスピーナ氏は、神韻の演奏は人々に希望を抱かせ、「私が言いたいのは、舞台上での公演は、私達が聴いたオーケストラの演奏と完璧に合っていました。中国の伝統音楽に傾いていて、本当に神韻は完璧で、音楽と舞台上の公演と完全に調和が取れていました」、「公演の最後は希望を抱かせてくれました」とコメントした。

　ドイツのテレビ局文化担当編集者が神韻を絶賛「人類の起源までさかのぼる公演」

5月31日、フランクフルトのセンテニアルホールで神韻公演を鑑賞した、ベテランジャーナリストのカトリン・セイボルトさん（大紀元）

　ドイツの国営テレビ局TV2の元文化担当編集者であるカトリン・ザイボルトさんは、神韻の公演を鑑賞した後、人生の始まりと終わりについて新たな認識を感じ、心がとても楽になったという。

　ザイボルトさんは、「この数千年の文化を継承し、人類の起源にまでさかのぼるこの公演は、私にとってとてもすごいことです！こんな風になるとは想像もしていませんでした。その色彩、正確さ、そして圧倒的な美しさは、私に深い印象を残しました。これこそが文化の本意だと気づかされました。私はここで示されているものを善良、真実と美に分類し、人々は舞台で観たすべてのものを、新たに思考し見直し始めるでしょう」と述べた。

　セイボルトさんは、神韻は人々が触れることを避けるようなテーマを舞踊で表現し、人生の意義について観客に考えさせているという。彼女は心の底から、「正直に言うと、このような精神的な意味合いを持つ舞台を作るには、限りなく勇気が必要です。どう言えばいいのでしょう？　人体に例えるなら、これらの精神的な意味合いは、血液の循環なくしては機能しない全身の血管のようなもので、至る所にあり、一種の本質的なもので、存在の切迫は、一つの生命の意義を賦与しただけでなく、身体の全体を創り上げているのです。人々は公演から、私たちがどこから来ているのか、絶えず生まれ変わり、死を恐れることなく、人間の生命が（別の形で）続いていくことが見て取れます。もし私たちは本当に内面を見つめることができれば、信じられないほどの解脱を得られるのです」と語った。

　イタリア歌唱コンクール優勝者「神韻は人類、自然と宇宙のバランスの取れた関係を取り戻す」

5月31日夜、神韻公演を鑑賞したイタリア人歌手キアラ・ロプレスティさん（大紀元）

　キアラ・ロプレスティさんは、2020年に開催されたイタリアの有名なポップソング・コンテストで優勝している。彼女は、「公演はとても美しく、公演全体が文化を語るだけではなく、一つのメッセージを伝えているように思います。この公演は、人間が傲慢さから脱却し、この広大な宇宙で自分たちがいかに小さい存在であるかに気づかせてくれます。そして精神的な信仰を取り戻し、人類、自然と宇宙のバランスの取れた関係を取り戻させてくれます」と語った。

　ロプレスティさんは、特に二胡の演奏が好きで、「二胡の音色は、単なる楽器の演奏ではなく、人が歌っているようで、これはまさに天国から来た声が歌っているように感じました。この調和のとれた美しい旋律は、私の心まで届きました。とても平静で穏やかな気持ちにさせてくれました」と述べた。

　ロプレスティさんはさらに、「私は、この色彩が豊かな公演にとても敬服し、神韻は私達に非常に意味深い古の伝統を語ってくれました。人は原点に立ち返る必要があると思います。伝統を復活させることは、すでに多くのものが失われ、私たちは迷い、原点に戻らなければならない、という意味です。それを力強く表現したのがこの公演であり、私たち一人ひとりが伝統に立ち返る必要があるのです。自分を知り、帰り道を知ることです」と語った。

　著名な実業家「温かみを感じ、重要なメッセージを受け取った」

6月3日夜、神韻公演を鑑賞した実業家ゲイリー・ヘビン氏（新唐人テレビ）

　世界最大のフィットネスセンターチェーンを創設し、いくつかの本を出版し、映画も制作しているゲイリー・ヘビンシ氏は、「神韻の音楽はとても美しく、オペラやコンサートで観るような大きなオーケストラであり、さらに舞踊、ハイテクな3Dバックスクリーン、いろんな体験をさせてもらいました。公演はとても素晴らしく、この上ない美しさで、一つのメッセージを伝えています」と語った。

　ヘビン氏は、「神韻のようなエンターテインメントは、人を温かい気持ちにさせてくれます。神韻は公演を通じてメッセージを伝えており、重要になエンターテインメントになりました。妻と姪が来ており、私たちは神韻の美しさに酔いしれ、この公演が伝えるメッセージ、それは中国で迫害が起きていることです。他人を大切にする人は皆、この公演で伝えているメッセージに関心を持つべきです」と述べた。

　ヘビン氏は、かつて中国が持っていた伝統文化を紹介すると同時に、中国の現状を観客に伝えることも必要だという。「法輪功のメッセージは非常にインパクトがあります。優雅で壮麗の中で、このようなメッセージを伝えるのはとても重要なのです。なぜなら、私たちは美や舞踊、音楽ばかりを気にしているだけではなく、迫害されている命があり、私たちはそのことに関心を寄せるべきです。中国共産党は、国民と自由を迫害しただけでなく、文化も含まれています。私たちはお互いを尊重し、命を大切にし、すべての人の個性を尊重すべきであり、この素晴らしい公演はこれらのメッセージを反映しています」と語った。

　会社経営者夫婦「魂の解脱を得ている」

6月3日夜、神韻公演を鑑賞したビル・プラサード氏（新唐人テレビ）

　ヒューストン・カウンセリング社のオーナーであるビル・プラサード氏は、妻と一緒に神韻を鑑賞した後、新鮮な空気を吸い込むようにリラックスした気分になったという。同氏は、「新鮮な空気を吸い込むような、エネルギーと芸術性に溢れた素晴らしい2時間で、すべてが完璧に融合されていて、素晴らしい」と語った。

　プラサード氏は、神韻を観ることは、あまり理想的でない現実から自分を解放し、神経と気分をリラックスさせる良い機会になったとのこと。同氏は、「神韻は大切な事をしています。神韻は、伝統を復活させ、芸術を紹介しながら、一晩だけ、私たちに歴史の授業をしてくれました」と述べた。

　社長婦人のカルロ・プラサードさんは、神韻のバックスクリーン映像のこの世のものとは思えないほどの美しさに驚嘆したという。「神についての描写、そして苦難に直面したとき、希望がまだあるのです。今は難しい時代ではありますが、この点について啓示してくださったことに感謝します」と述べた。

　続いて、神韻芸術団は台湾での巡回公演をスタートする。神韻のツアー日程やチケットの詳細については、神韻の公式サイト（www.shenyun.org）を参照。