　文／香港の大法弟子

　【明慧日本2022年9月17日】

　尊敬する師父、こんにちは！

　同修のみなさん、こんにちは！

　師父は法を説くたびに、私たちに学法すること、しっかり学法すること、衆生を救い済度することを教えられています。どのように師父の要求通りに、修煉の道を正しく歩むかは修煉して悟りを得る過程であります。

　正法修煉の初期段階では法に対する認識が限られていて、仕事に忙しく、仕事をすることが修煉だと誤解していました。

　私が参加した真相を伝えるプロジェクトで問題が生じました。その時に内に向かって探すと、周りからの反応はすべて法をしっかり学んでいなかったということでした。同修がこのように言っていて、師父もこのように悟らせてくださいました。その期間中に『轉法輪』を読んでいると、本の中のすべての「真に修める」「着実に修める」などの文字が私の目の前にジャンプしてきて、本の中の佛道神も私に悟らせて下さいました。問題は私が真に着実に修めることができなかったことにあります。

　私はずっと自分は法の勉強を重視していると思っていました。法を得たばかりの時は大法の中の奥深い法理に引き付けられて、時間があれば本を読んでいて片時も手放さない状態でした。師父の経文「法の中に溶け込む」が発表された時、私は経文を印刷して嵌め込んで本棚に置き、学法の重要性を忘れないように自分に注意を与えていました。法を実証する多くのプロジェクトに参加してからは、毎日の学法の量は保証していましたが質がますます悪くなり、学法に身が入ることができなくなって、頭の中はやるべきことをしているに過ぎませんでした。よく口では法を読んでいますが、頭の中では他のことを考え、学法は形式的なものになってしまいました。その時は師父が私たちに法をしっかり勉強するように言われたことの重要性を真に認識できておらず、学法時、注意力が分散してしまう問題の深刻性を認識できなかったため、それを是正することはなおさらできませんでした。

　学法で問題が生じたのならそこから正すべきです。私は法を暗記して心身とも大法に同化させようと決意しました。暗記を始めた頃は続けるのが難しく、様々な妨害の中で少し暗記しては止まったりして、なかなか暗記できませんでした。内に向かって探すと自分の決意が足りないことが分かり、そのうえ人心が多すぎて心性が向上できず、その境地まで達することが出来なく、その境地でのことをやり遂げるのができませんでした。私は明慧ネット上で法を暗記した同修の体験談を読んで、自分を照らし、内に向かって探し、人心を取り除きました。それと同時に自分が法を暗記することをご加持して下さるよう師父にお願いしました。

　ある日、私はバスの中で交流文章を読んでいました。突然一種の強い力を感じました。その時、私の心性が一気に押し上げられた感じがして、師父は私が法を暗記しようとする心を加持してくださったのだと感じました。

　その日から私は毎日決められた時間に座禅（双盤）の姿勢で法を暗記しました。はじめの時は各種の人心が多く、思想業にも妨げられていて、特に利益の心が絶え間なく表れました。暗記がこれほど遅いのなら、いつ全部暗記することができるだろうか？　暗記は自分の集団学法に影響するなどなど…。

　しかし、これらのことによって法を暗記しようとする私の決意が揺らぐことはありませんでした。その時の私にとって法の暗記と通読することは大きく違い、効果も全く異なっていました。心を静めて学法してから、徐々に法理が真に分かるようになりました。法が本当に頭の中に注ぎ込まれ、身体の微視的のところまで届いていました。暗記すればするほど心が明るくなり、暗記すればするほど法理が分かるようになりました。本当に法を得、心の中は感謝と喜びで満ちていました。

　『轉法輪』を一回暗記したら自分が一層の厚い殻を抜けた感覚があり、宇宙の特性真・善・忍に近づいたと感じました。二回目の暗記が終わると生まれ変わり、大法の中で昇華したと感じました。大法の力は本当に大きいのです。以前の状態で通読したら、このように多くの常人のものを消去することができませんでした。

　当時のプロジェクトで現れた問題の原因を振り返って見ると本当に一目瞭然でした。いわゆる問題も簡単に解決や回避ができるものでした。また、犯した過ちもすべて低級で馬鹿げたものでした。実はプロジェクトに問題が現れる前に師父は同修の口をかりて何回も悟らせ、我々に十分な時間を与えて問題を認識させて下さいました。しかし、その時は人心に妨げられ、次元が限られていて、それらの悟らせは全く理解できず、プロジェクトで担うべき責任能力などはなおさらありませんでした。

　法の暗記を通して、法の勉強がよくできないことと心を静めて法を勉強することには雲泥の差があることを感じました。やはり師父は正法の中で私たちのために全てを用意してくださいます。学法が良くできてからこそ、そのような心性の基準、そのような境界に達し、その次元で大法に与えられた智慧と能力を備えて、師父が按排された使命を果たすことができます。逆にただ常人の情熱や経験、能力と献身的に働くだけでは達成できません。さらに旧勢力は隙に乗じやすくなります。

　私は師父の説法「法が基礎であり、大法弟子の根本であり、すべての保障であり、人から神に向かう道であるため、私はオーストラリア法会のこの機会を借りて、全世界のすべての大法弟子に教えます。つまり、古い学習者であれ、新しい学習者であれ、忙しいからといって、法の勉強を決しておろそかにしてはいけません。法の勉強は形式的なものになってはならず、精神を集中して勉強し、本当に自分が勉強するようにしなければなりません。この面の教訓はあまりにも多くありました。」[1]を身をもって感じました。

　メディアに参加してからは仕事の時間が長く、仕事量も多くなり、どのように毎日の学法と煉功を続けられるかが新たな試練となりました。退勤してからもやるべき仕事があり、各種のメッセージや電話、電子メールが途切れません。急いでやらなかったり按排がうまくいかなかったりすると、わずかな学法と煉功の時間がなくなります。

　私は、学法は個人の修煉に関わるだけでなく、自分が参加しているプロジェクトにも関りがあると分かりました。法を得てから生命の意義が分かり、私はずっと大法のことを第一に置き、休日や休暇はほとんどなく、いかなる時間も仕事に使うことができました。それは自分の使命が衆生を済度することだと分かったからです。

　しかし、仕事がどれほど忙しくなっても私は毎日の煉功と学法を続けています。これは私にとって1日の中で一番重要なことであり、毎日の予定の重心で、鉄則です。特別な状況以外、学法と煉功の時間になったら私は手元の仕事をまず止めます。もし仕事関係で学法と煉功が出来なかったら私はメモして後で補います。学法にどう対処し、毎日の時間をうまく組むこと自体が試練であり修煉でもあります。

　ある時は仕事が忙しく、圧迫され胸苦しさを感じて時間もなく、少しの間も心を静めて法を勉強する時間がありませんでした。私はじたばたする時に常に正法の初期にある同修が私に言ったことを思い出しました（自分で悟ったのは師父が同修の口を借りて私を悟らせて下さいました）。この同修は厳粛に言いました。「師父は学法の重要性を繰り返しておっしゃっています。それなのに私たちに学法の時間を按排されないはずはないでしょう。あなたは学法する時間がないと言っていますが、それはあなたが学法を重視していないからです。あなたは師父が按排された道に沿って歩んでいますか？」その時、私はすぐ内に向かって探し、考え方を調整し、改めて時間を按排しました。メディアで働く数年間での私の仕事は時々変わりましたが、どのように変わってもどれほど忙しくても私は毎日必ず学法し、煉功するこの最低ラインを守り、毎日これを実行することから始めました。

　私が、本当に学法しよう決意を固め、各種の観念と人心を放下したら、仕事量が多くて時間が足りず疲れを感じるなどの考えを本当に放下したら、学法時間が足りない問題は解決されました。各種の学法の機会と条件が現れ、窮した時に道は開きました。実を言うと師父は本当に一日中の学法、煉功、発正念の時間を与えて下さっていました。

　私は毎日の集団学法を続けていたといっても、一度法の暗記を放棄したことがあり、煉功も毎日五式の功法をすべて煉ることができませんでした。

　私は法の暗記を続けている数人の同修に会ったことがあります。中には中国大陸から来た人も海外の同修もいます。毎回彼らと交流すると自分に残っている人心を見つけることができました。現状に満足して向上心が無いことや困難を怖がる心、自分を守る心、安逸を求める心などがありました。

　明慧で同修達が法を暗記する体験の文章を常に読みました。各々の文章は私を目覚めさせる効果がありました。私が徐々に一部の人心をなくし、人の観念で思考することを変えると大法の威力は次々と現れ、多くの不可能なことも可能になり問題も解決されました。

　朝集団で一講の法を勉強するようになってからは、仕事が溜まり、夜の時間は煉功にあてるので法を暗記するまとまった時間がありませんでした。この問題はいつも私を困らせていました。後で私は長い時間が取れなければ暗記ができないという観念を変え、空いた時間を利用してできる分だけ暗記をすることにしました。実は一日の中で空いている時間はバスや電車に乗るときと歩いているときしかありませんでした。このような時間を使って法を暗記しましたが、始めたときは慣れておらず、疲れていて集中することもできなく暗記はできませんでした。

　師父のこの方面の説法を思い出し、師父が見守って下さるから自分が心を込めて続けることさえできれば、物事は変わり、道が開かれると悟りました。徐々に私はバスや電車に乗っている時も、歩いている時も法を暗記することができるようになり、後にはどれほど短い時間でも法を暗記することができました。従って、私には使える時間が増えました。

　皆と一緒に『轉法輪』を学ぶ時に、うまく暗記できた段落になると私は本を置いて皆の音声に従って暗記します。後は師父の悟らせで集団学法の時、暗記する形で学法しました。『轉法輪』を全部暗記していないため、私は暗記しながら皆が読むのを集中して聞いていました。よって学法にもっと心を込めるようになり、学法の効果も改善されて本当に法に溶け込めたように感じました。

　ある体験で私は毎日『論語』を暗記する習慣を身に付けました。期間中私は思想業にひどく妨げられました。私は、それは自分ではないと分別することはできましたが、排除することはなかなかできませんでした。内に向かって探し、発正念をしてもはっきりとした効果はなく本当に切っても切れず、整理してもなお乱れているような状態でした。この妨げは後になって私の日常生活と修煉にも影響を与え、山を押しのけ海を覆す勢いで侵してきて私を倒そうとしている感じでした。そこで明慧交流の中である同修が牢獄で『論語』を暗記して邪悪を解体した文章を思い出しました。

　師父は「法は一切の執着を打破することができ、一切の邪悪を打破することができ、一切の虚言を排除することができ、法は正念を固めることができるのです。」[2]と教えてくださいました。

　そこで私は『論語』の暗記を強化することにしました。毎日暗記し数カ月間続けてやっと他の空間の腐敗物質を解体することができました。

　今、私はいくつかの異なる暗記方法で『轉法輪』を学んでいます。集団学法の時は皆の読む声に付き従って暗記していて、自分で一段落ずつ暗記する時は一文字も漏れないようにして、『論語』を暗記する時は各々の文字が目の前に現れるようにしています。どの形式にせよ、全ての目的は学法に心を込めるためです。今では学法は以前のように任務を完成するような感じがなく、大法に同化される喜びと幸せだけがあります。

　私は元から煉功を重視していませんでした。修煉を始めた頃は煉功が嫌だったのです。常に師父は学法がもっと重要だと教えておられる、と自分の怠惰の心のために言い訳していました。ある時期に、学法する時私は常に眠くなって朦朧として学法していて、一講を学んでも何も覚えていませんでした。後にこれは煉功が少ないことと繋がっていると分かりました。後に煉功の強化によって学法の状態が明らかに改善されました。

　　しかしメディアに就職してから毎日一時間の煉功しか保証できませんでした。しばらくの間ずっと突破することができませんでした。自分の心性の問題だとは知っていて、心の中でも変わることを切に望んでいましたが、どうしたら突破できるか分かりませんでした。ある日、煉功の重要性に対して同修達と交流する時に、皆が正法時期の大法弟子として高い基準で自分を律するべきだと言っていました。その時心の中がぱっと明るくなり、すぐに煉功をしっかりしようと決めました。師父はもう一度私の常人の心を取り除き、私の心性が向上できるよう助けてくださいました。心性が向上してから毎日五式の功法を煉り続けました。最近の2年は毎日1時間、法輪を抱えることを続けています。

　　会社では社員たちと集団学法、煉功と発正念を重んじています。今は、朝、昼と夜に集団学法ができるよう合わせて三つの時間帯を提供しています。そればかりでなく昼と夜の時間には集団煉功と発正念が行われています。このような按排は私たちの毎日の学法と煉功に非常に良い環境を提供しています。オフィスビルの同僚たちの誰もが時間を無駄にせず修煉に精進しています。

　学法が良くできたら、半分の力で倍以上の仕事をこなすことができました。このことについて私も身をもって感じました。毎日学法と煉功に時間がかかりますが、それが仕事に影響を及ぼすことはありません。逆に法の力によって仕事が順調に進んでいるし、もっと合理的に按排することもできたし、問題もトラブルも少なくなりました。

　今も覚えていますが、ある日急いで一つの問題を解決していました。大まかな見積もりでは７、8時間が必要な仕事量でした。夜の学法の時間になったので先に集団学法に参加するように決めました。学法と煉功が終わってからさきほどのことを解決しようとすると考えがたくさん湧いてきました。頭の中に二つ目、三つ目というように処理方法が絶え間なく現れてきました。しかも異なる角度からその問題を見ていたので、ますます簡単に感じました。そこでそのことはただ一時間くらいで解決できました。

　私の仕事は異なる部門に関わっています。面倒な仕事もあるし、少しの間違いも許されない仕事もあります。

　大法は私に仕事をうまく按排できる智慧を与え、会議を通じて目の前の仕事を管理できるメカニズムを与えてくださり、元々はメチャクチャだった仕事のやり方が分かるようになりました。各々のプロジェクトは定期的に会議を開いています。月に一回、半月に一回、一週間に一回など仕事によっては毎日面と向かって交流する必要があります。毎回の会議では議事録を取り、フォローすべき、解決すべき問題を書きます。

　大法が私に与えた仕事のためのもう一つの智慧は、各々の仕事は大きいか小さいかに関わらず、それぞれの流れを書くべきだということです。そして日常の仕事の中で絶えず改善していきます。特に問題が生じた場合、原因を記録して、損失を挽回できる異なる方法を探して、次回は同じ間違いが生じないようにしています。このようにして必要ない問題の解決に使っていた時間を節約することができました。

　毎日私の手元には大きさが違う様々なメモした紙があって、中にはやるべきことが書かれています。それは自分が忘れないためでもありますが、他には時間を十分に利用するためです。少しでも暇があったらメモしたことを速やかに処理します。

　さらに私が気付いたのは手元の仕事が見た目にはメチャクチャに見えますが、実は師父が私の忍耐する能力によって按排して下さったものです。ある時に仕事のある方面でトラブルが生じてすぐ対処しなければなりません。その時はこの問題の処理に必要な人がもう既に会社の中にいて、必要なのはただ職位の調整とトレーニングだけです。ある時はトラブルの解決に長い時間を必要としています。そのとき他の仕事は急がなくてもいいようになりしばらくは放置できます。このような仕事の変化はすべて師父によって順序よく按排されていて、しかも人手、時間、精力、能力などもすべて与えられています。

　ある時期、学法で「実はすべてわたしの法身がやっているのです」[3]を読む時、頭の中では絶え間なく師父が宇宙で法を正されるシーンが現れました。

　すべては師父が行って下さっていると私はもっと深く信じるようになりました。大法には無量の智慧があって、師父は私たちの修煉に必要な全てのものをこの法に押し込まれています。ですから師父は弟子に学法するように、まじめに学法するようにと念入りに、念入りに言われています。この大法に同化してこそ智慧が開かれ、師父が按排してくださった道を歩むことができ、使命を全うすることができます。

　二十数年の正法の道を歩む過程で師父がすべての方面で私たちのために準備をして下さっていることを切実に感じました。それは電気配線の設置が終わったかのように私たちが師父の指令に従ってプラグをコンセントに差し込んでスイッチを入れるのと同じです。師父は全面的に把握しておられ弟子に一切を与えられました。その過程で師父はすべてを担って耐えられ、私たちに対してずっと加護してくださいました。師父が私たちと衆生のためにどれくらい担っておられるか私たちは永遠にわかるすべがありません。

　絶えず学法して内に向かって探すことによって、ますます多くの常人の心を見つけ、着実に修煉することにもっと力を入れるべきだと感じました。

　最近私は自分が毎日ミスしていることに気付きました。例えば仕事を完成することを言い訳にして考え方や態度が善良でなく、他人の感覚や耐えられる能力は考えず仕事中に多くの党文化のものが現れ、自己の基準に達していないとイライラし、人を見下し、怒ったり恨んだり人を指摘したり、是か非かのために争ったりします。法の要求に従って内に向かって探し、善意をもって他人を理解し、深い慈悲と寛容で同修と仕事に対応するべきです。

　前段階で私は明慧ラジオを聞く時、そこで話していたあらゆる人心を記録して見ると八十種類以上もありました。私はこれらの人心をスマートフォンとノートパソコンに保存し、時間がある時に繰り返して見てこれらの表現を覚え、いったん現れたらすぐ捕まえて無くすようにしました。明慧の交流文章は、修煉中大きな助けになりました。大法弟子たちの無私な交流と明慧ネットの同修達の巨大な払いに深く感謝します。

　　最近明慧が作った「党文化をなくす」と言う16話の交流文章を系統的に全部聞きました。そこで自分にはまだ多くの党文化が残っていることに気付きました。最も危険なのは自分に残っている党文化の現れに気付かず、認識がはっきりしないことでした。聞く過程でこれらの党文化の現れ方を深く認識することができました。今は普段の生活の中で自分の思想に特に気を付けて、できる限り人心を見逃さずそれをなくして、着実に修煉する機会を大切にしています。

　貴重な正法の時間は多くありません。私は時間を無駄にせず着実に修煉します。

　私は慈悲で一切に対応し、師父に対する無限の恩に感謝しながら、皆と共にメディアが人を救うことでより大きい作用を発揮させるよう頑張ります。

　わずかな修煉体験を同修達と交流しました。法に合っていないところがありましたら、同修達の慈悲なるご指摘をお願い致します。

　慈悲で偉大な師父の恩に感謝します！　同修達に感謝します！

　注：
　[1] 李洪志師父の著作：『精進要旨三』「オーストラリア法会へ」
　[2] 李洪志師父の著作：『精進要旨二』「妨害を排除せよ」
　[3] 李洪志師父の著作：『轉法輪』

　（2022年香港法輪大法修煉体験交流会）