　【明慧日本2022年9月18日】（オーストラリア・シドニー＝明慧記者）オーストラリア・シドニー各界の名士が9月8日、金融界と政界が集まるマーティン・プレイスで集会を開き、4億人の中国人が中国共産党（以下、中共）組織から脱退したことを祝った。各界からの人たちが応援演説に駆けつけた。

　集会での発言では、中共の残虐行為は人間の精神を破壊するものであり、いかなる人も、いかなる口実があっても、この邪悪な組織と邪悪な政権と付き合ってはならないと話す人、世界脱党サービスセンターは、中国国民に手伝い中共から脱退させただけでなく、かつ世界の人々に共産主義の邪悪の本質を理解させていると話す人、また、信仰の自由は創造主から与えられた基本的自由であると話す人、さらには、法輪大法は真理であり、美徳と慈悲の体現であると話した人もいた。

9月8日の朝、シドニーの通勤者に、法輪功の五式の煉功動作を実演する学習者

天国楽団と同声合唱団は、この日の活動に荘厳な演奏と高らかな歌声を贈り、天が中共を滅ぼす、共産党から脱退して命を守る神の威厳と慈悲を表した

　世界脱党センター代表「共産主義の存在は世界の脅威である」

集会で発言する世界脱党センター代表ジョアンナ・チュウさん

　シドニー脱党センター代表のジョアンナ・チュウさんはスピーチで、「4億人の中国人が信じがたい知恵と勇気で、共産党組織の党員、共青団、少年先鋒隊から脱退（三退）した。これは画期的なことであり、平和な時代へと移行する中国社会に前向きな変化をもたらすものです」と称賛した。

　「世界の他の国にとって、これは偉大なる成果でもあります。中共は中国人を迫害しているだけでなく、共産主義の究極の目的は人類を滅ぼすことであるため、だから、世界にとって脅威なのです。今、より多くの人々が、この邪悪な政権を終わらせることが、幸福と心の平静を得るための唯一の選択肢であると気づいています」と述べた。

　キリスト教民主同盟の元党首「あなた達は世界を手助けして、共産主義の邪悪な本質を理解させた」

キリスト教民主同盟の元党首フレッド・ナイル牧師

　キリスト教民主党同盟の元党首のフレッド・ナイル牧師の妻シルヴァナ・ネロさんは、夫からの応援メッセージを代読した。メッセージには、「中共の残虐行為は人間の精神を破壊し、一つの民族を完全に奴隷にした。私は中共から脱退する勇気のある人に拍手を贈ります。人類が共産主義のために払った代償は、あまりにも多すぎます」と述べた。

　シルヴァナ・ネロさんは、「世界脱党センターは、中国人が中共からの脱退を助け、世界中の人々に共産主義の邪悪な本質を理解させています」と語った。

　ベテラン法学者「憲法で政府を縛り付けるのは、中国人の権利である」

オーストラリア勲章を受章したベテラン法学者のデービッド・フリント教授

　法輪功学習者から生きたまま臓器収奪を行っている中共の犯罪について、ベテラン法学者でオーストラリア勲章を受章したデービッド・フリント教授は、「中共がやっていることは、健康な学習者を捕まえて手術台に縛り付け、心臓、肝臓、腎臓など体の一部を生きたまま切り出し、国際市場で販売しているのです。臓器を必要な人がいれば、オーストラリアでは何年も待たされるのに、中共は1カ月以内に臓器の準備ができます」と指摘した。

　フリント教授は、「アメリカ独立宣言を書いたトーマス・ジェファーソン氏は、「国民には2人の敵がいる、それは邪悪な政権と犯罪者だ」という名言を残していると紹介した。

　「政府の犯罪を止める唯一の方法は、政府を憲法で縛り付けることであり、それは中国国民の権利でもあります。4億人が誇りと勇気をもって中共から脱退した、これはすばらしいことです！」と述べた。

　オーストラリア法輪大法学会スポークスマン「迫害を終わらせる方法は、迫害を暴露すること」

オーストラリア法輪大法学会スポークスマンのジョン・デラー氏

　オーストラリア法輪大法会のスポークスマンであるジョン・デラー氏は、挨拶の中で、「これは慈悲の上に成り立つ人道的な集会である」と述べた。

　「1999年7月20日以来、中国の法輪功学習者は、迫害の終結を求め、天安門広場を訪れました。何万人もの法輪功学習者が殴打され、不法に逮捕され、収容所に送られ、その結果、多くの人が失踪しました.....」。彼は、「迫害を終わらせる方法は、迫害を暴露することだ」という。

　デラー氏は、「2004年に『大紀元時報』が『九評』を発表して以来、中国と世界の法輪功学習者は、4億人の中国人の三退を手助けし、または西洋人に中共を終わらせるための請願書への署名を呼びかけ、これらはすべて中共の本質を理解させるためであり、中共に騙されないように、中共とぐるにならないように、そしてより良い未来を手に入れるための慈悲深い努力なのです」と述べた。

　中国問題学者「法輪大法は真理であり、美徳と慈悲の体現」

集会で発言する馮崇義氏

　「いかなる人も、いかなる口実があっても、この邪悪な組織と邪悪な政権と付き合ってはならない」と、中国問題学者でシドニー工科大学教授、中共政権被害者オーストラリア・ニュージーランド連合代表の馮崇義氏は話す。

　「中共と法輪大法の対比は非常に明確です。中共は邪悪、虚言と残虐の体現であり、法輪大法は真理、美徳と慈悲の体現なのです」と馮氏は述べた。

　各界の名士、目覚めた人々を慶祝

集会で発言するソフィー・ヨーク弁護士

　シドニー大学法学部講師で弁護士のソフィー・ヨーク氏は、「私たちは今日、より多くの人々が目を覚まし、共産主義の現実の中での危険性を認識していることを祝うためにここにいます」と述べた。

　「共産主義は恐怖と残酷、苦痛と不幸の象徴です。かれらは表現の自由、信仰の自由、結社の自由、財産所有の自由、子孫繁栄の自由という、永遠に続く国際的に認められた人権に基づく自然法則を尊重しないのです。彼ら（共産主義）は自由の反面であり、かれらは平和と調和を破壊しています。私達はあらゆる手段でその発展を阻止しなければなりません」と語った。

「宗教間の衝突解決組織」の創設者の一人であるトーマス・カドモン氏「信教の自由は政府や権力者によって与えられるものではない。それは創造主から授かったもの」

ニューサウスウェールズ州パラマタ市の前市長であるウィルソン氏「表現の自由は人権の礎」

集会で発言する、中国情報サイトの編集者で人権活動家のビニー・コンブ氏

　人権活動家で、中国情報サイトの編集者でもあるボブ・ビニコム氏は、「共産主義から脱却する力は、中国人自身が持たなければなりません」と話す。

　同氏は、「中共の厳しい統制下でも、奇跡的にさまざまな声が上がっています。法輪功学習者は中共の犯罪を暴く最前線におり、それゆえ脱党の潮流の最前線に立っていると言えます」と述べた。

集会で発言する張氏

　中国本土の正義の活動家である張氏は、「中共は暴力で人民を弾圧している。その組織には、入ることはできても出ることはできできない。これは典型的なカルトの特徴です」、「中共カルトの私達のイデオロギーにある悪魔を根絶し、中共組織から脱退する必要があります」と語った。

　「中共の本来の姿をさらけ出せば、中共は人類と戦う能力は完全に失います。だからこそ、中共は国民が真実を知ることを恐れて、世論を操ってきたのです。そのため、法輪功学習者が真実を語るという偉業は、中共を非常に恐れさせているのです。したがって、中共の本質を認識し、悪魔の罪悪を見抜き、そこから脱退すれば、人間社会は回帰し、文明人となることができるのです」

集会で発言するガネッシュ・ロキ氏

　オーストラリア・パラマタ市の元連邦議員候補、起業家のガネッシュ・ロク氏は、「法輪功は長い間、中共の残酷な殺戮を受けてきたが、中共の迫害に耐え、ますます勢いを増しており、ご覧のように、4億人以上の中国人が中共を脱退し、これは偉大なる歴史的な出来事なのです」と述べた。

　迫害に立ち向かう法輪功への人々からの声援

中共による迫害を非難し、署名するシドニー市民

　デビッド・ブロートン氏は法輪功学習者の煉功の穏やかなエネルギー場に惹きつけられ、「中共が法輪功学習者を迫害するのは非常に邪悪であり、誰もが自分の信念を持つべきで、独裁者に支配されてはなりません。世界は真・善・忍を必要としています」と語った。

「三退を祝う活動はすばらしい」と称賛するブロートンさん

　4億人の中国人が三退したことを知ったブロートンさんは、「彼らはこうしたことで、自分の意志で物事を決めることでき、自由を得られるのです」、「この三退はとてもすばらしいことだと思います。三退した人たちや故郷の人たちは、自由になり、自分たちの目指す生活を歩むことができると思います」と語った。

「中国人は勇敢で素敵」と話すフィリス・ワイラマさん

　フィリス・ワイラマさんは、法輪功とその迫害について初めて知った。彼女は、誰もが真・善・忍の原則に従うべきであり、迫害を止めなければならないという。

　4億人の中国人が三退したことを知ったワイラマさんは、「中国の人たちはみんな素敵で、勇気があると心の底から思っています。中共は何年も前に終わるべきだったのです。私は、すべての人が平和と自由を享受すべきであり、そうすることで先祖を満足させ、私達の子孫の世代により良い未来を与えることができると信じています」と語った。