文／中国の大法弟子・心亮

　【明慧日本2022年10月24日】9月以降、中共はネットを封鎖しました。月の初めはまだネットにアクセスできたのですが、中旬ごろ、中国本土法会の交流原稿募集の締め切りの2日前に、手元にある2件の投稿を早急に明慧に送らなければいけませんでした。しかし、ネットにアクセスできず、焦ってしまいました。

　夕方、同修Wさんがもう1人の同修の車を借りて迎えに来てくれ、Wさんの家まで送ってくれて、そこでやっと原稿を送ることができました。その後、Wさんは私を自宅まで送ってくれ、往復70kmの道のりで、かなりの代償でした。

　家に帰ってきてから、「Wさんのパソコンは問題なくインターネットに接続できるのに、なぜ私のパソコンは接続できないのだろう」と反省しました。それで、ネガティブな考えが出てきて、「Wさんは協調人で忙しくて、明慧ネットにアクセスする時間がなかったから、パソコンが中共に気付かれなかった。私はほぼ毎日、明慧ネットにアクセスし、中共の『重点的対象』にリストアップされているため、ネットへのアクセスがブロックされてしまった」と思いました。実は、こういった不正な思いが、すでに中共がネットを封鎖することを認めたことになったのです。

　再びネットに繋いでみましたが、どうにもこうにも繋がらなかったのです。3週間ほど『明慧週刊』がダウンロードできず、同修に送ってもらうよう頼みました。周りの同修Aさんも、別の真相資料の提供先の同修もインターネットに接続できるのですが、私だけが接続できなかったのです。焦ってイライラし、唇に炎症が起きる状態になってしまいました。

　その時、私は内に向けて探すことが必要だと気がついたのです。私は長年の名声を求める心があり、以前から文章を書き続け、一部の文章が明慧で掲載されたため、嬉しく思うと同時に、歓喜心が生じてしまったからだと気づきました。また、気が短いことにも気づきました。私は元々せっかちで、何をするにも終わるまで手放さないし、終わらせるまで食べず寝ないほどでした。内に向けて探してみると、名声を求める心、歓喜心、気が短いという不足を見つけ出しました。　

　師父は、「修煉はつまり最大限に人の執着心を取り除く過程です。どうしてこのことをこれほど重くみなければならないのでしょうか？　あなたの頭で考え、執着し、大事にしていることは即ち一つの壁です。人間から抜け出させない壁です。全ての念が次第に人間から抜け出し、神の状態になってほしいのです。しかし、あなたの全ての念は人間から抜けられず、人間に縛られて離れられません。つまり船のように、出航しようとしても、ロープで波止場に縛りつけられ、しっかり縛られています。そのロープを外さなければ、出発できません」[1]という説法があります。　

　大法は私の意識の中にある暗雲を払い、まだ心の奥底に隠れていた人心がはっきりと見えたのです。このままでは、法から切り離されてしまうのではないでしょうか？　大法弟子は法に従って行動しないといけません。どうやら、私がネットにアクセスできないのは逆に良いことです。トラブルがなければ、内に向けて探すことを重視しません。ネットにアクセスできないのは、私に心を修め執着を取り除かせるよう、師父が段取りしてくださったことなのです。

　これらのことに気づいたと同時に、はっきりとした夢をみました。夢の中では、知らない数人の女性同修と一緒に素敵な場所に来ました。目の前に広々とした天国へ行く階段があり、その階段に続く通路には、赤いカーペットが敷かれており、通路の両側に咲き誇る黄色い花は、高さ1メートルの壁となっています。いい香りと隙間なくなく整列されている黄色い花々が、まるで仙境に臨んだようでした。私は同修たちの後ろについて通路に沿って前へ進み、天国へ行く階段に登り、一歩ずつ階段を登っていきましたが、登るにつれ、だんだん大変になりました。階段を登るたび、ナイフの先を踏んだような耐え難い痛みが足に走り、その痛みで夢から覚めました。

　この夢を見て、私は修煉がいかに真剣で難しいか、常人のどんな事よりも難しいものであることを実感しました。手足は心とつながっているため、足の痛みは心の痛みとなります。人心を取り除くには、痛みの中でこそ、執着を取り除くことができるのです。よく、「苦しまないと幸せになれない」という言葉があります。私たちは生々世々で無知のまま、どれだけの悪行を重ね、どれだけの業力を作ってきたのでしょうか？　師父は私たちのために多くのことを負担してくださったのですが、私たち自身もその一部を返し、一部を負担しなければなりません。全く負担しないのは天理に背くことになります。神への道は険しくないのでしょうか？

　一方、私は文章を書くとき、いつも発想が鋭く、言葉がスムーズに水の流れのように、どんどん出てきています。なぜそのようになるのでしょうか？　それは、常人にはできないことで、師父が智慧を開いてくださったからです。これは師父のお力による功績であり、私に与えてくださったた激励です。私自身の名声への欲求は、師父の功績を横取りしたのではないでしょうか？　何が嬉しくて歓喜が生じたのでしょうか？　師父の慈悲なる済度がなければ、当時の病気に罹った私はとっくに死んでいるだろうし、文章を書くなんてなかったでしょう。

　自分の危険な修煉状態を認識した後、私は法を学び、暗記することに力を入れるようにしました。毎日『洪吟六』を暗記し、2回目にはもう半分以上暗記しました。一日に一つ暗記し、どんなに忙しくても数分、十数分と暗記に時間をかけました。一度暗記したことがあるため、2回目の暗記は速く、すぐに覚えられました。暗記する過程で、時間があるとき、法理を理解しながら繰り返して暗記しました。1回目の暗記では分からなかったことが、2回目には新たに理解できるようになりました。暗記すればするほど、法の奥深さを感じました。　

　昨日、パソコンを開いてインターネットにアクセスしようとしたのですが、最初はまだ接続できなかったので、師父にご加持頂くようにとお願いしました。すると、ディスプレイに「システム更新後に再起動」というメッセージが出てきたので、言われたとおりにしてネットにもう一度アクセスしてみたら、奇跡的につながったのです。接続状況も良好で、手元にたまっている投稿を全部明慧に送りました。

　今日、また同じようなやり方でネットに繋いで、問題なくアクセスできたので、明慧への投稿を終え、明慧ラジオもダウンロードしました。

　師父の慈悲なる救い済度に感謝いたいします。

　次元が限られているため、法に背き不適切なところがあれば、同修の慈悲なるご叱正をお願いします。

　注：
　[1] 李洪志師父の著作：『ニュージーランド法会での説法』