　【明慧日本2022年12月31日】黒竜江省密山市の法輪功学習者（以下、学習者）・劉輝さん（73歳女性）は、法輪功への信仰に対する迫害を避けるため、家を離れて暮らすことを余儀なくされた。劉さんは2022年7月に当局に連行されて鶏西市（けいせいし）拘置所に拘禁された後、懲役5年の不当判決を言い渡され、黒竜江省女子刑務所に拘禁された。法輪功は世界の人々に親しまれる精神修養法であるが、1999年以来、中国共産党によって迫害されている。

　2020年8月15日、劉さんと他の学習者・申桂珍さんは、法輪功迫害の事実について人々と話しているところ、密山市国内安全保衛部門（法輪功迫害の実行機関）の責任者・李剛に連行され、地元の拘置所に12日間拘束された。
　
　その後、2 人の学習者は鶏西拘置所に連行された。2人とも高血圧と心臓病であることが判明したため、入所を拒否され、夕方に保釈された。釈放後、彼らの日常生活は警察によって監視され、他の地元の学習者との接触を禁じられた。彼らはまた、法輪功を放棄する声明を書くように命じられた。

　さらなる迫害を避けるため、劉さんは2022年3月1日に家を離れて暮らすことを余儀なくされた。そして同年7月22日、劉さんは黒竜江省鶏西市の賃貸住宅で連行された。劉さんのルームメイトで学習者・潘桂芬さんも連行された。潘さんは15日後に釈放されたが、劉さんは密山警察に刑事拘留され、鶏西市拘置所に拘留された。劉さんの判決に関する詳細は、執筆時点では明らかではない。

　過去の迫害

　劉さんは以前にも、懲役5 年の不当判決と1年の労働教養の刑を宣告されていた。

　劉さんは1999年10月と2000 年 5 月、いずれも15日間拘留され、それぞれ 6,000 元と 2,000 元の罰金を受けた。

　劉さんは2002年4月25日に再び連行された。劉さんは法輪功に関する情報資料を印刷して配布したことを認めさせようとした警官に殴打され、取り調べを受けた。その後、劉さんは鶏冠区裁判所に懲役5年の不当判決を言い渡され、2004年3月10日にハルビン女子刑務所に移送された。

　劉さんは2009年7月13日、ハルビン麻薬中毒患者治療所で1年間の労働教養を与えられた。劉さんが法輪功を放棄することを拒否したため、劉さんの刑期は41日間延長された。

　劉さんは2016年3月13日、法輪功について人々に話したとして再び連行され、高血圧のために拘置所に入所を拒否され、釈放された。