　【明慧日本2023年3月28日】アイルランドの伝統的な祝日である聖パトリック・デーである3月17日、法輪功学習者（以下、学習者）はアイルランドの主要都市であるコークとリムリックのパレードに招待された。学習者の隊列が通過する際、沿道の観客から拍手と歓声が沸き上がり、多くの人が携帯電話を取り出して写真やビデオを撮影していた。

アイルランドのコークで行われたセント・パトリックス・デーのパレードに参加した学習者

隊列が通る際、沿道の観客から拍手と歓声が沸き上がる

　セント・パトリックス・デーは、5世紀に起源を持ち、アイルランドのカトリック聖人を記念して制定された。現在ではアイルランドの建国記念日となり、主要都市で行われるパレードは文化の饗宴と呼ばれ、世界中から観光客が訪れるようになった。コークとリムリックの両都市では、この日のパレードに5万人以上の人々が見物に訪れていたという。

　コークで脚光を浴びる法輪功グループ

　コーク市はアイルランド第2の都市である。セント・パトリックス・デーを前にして、世界中から4万人以上の観光客がこの南部の港町に押し寄せる。今年は「物語の世紀」をテーマに、55の団体3500人が参加し、5万人以上が見物に訪れる市内最大のパレードが行われた。

　学習者の隊列が、メロディアスな音楽に合わせてコーク市の中心部を行進した。白と緑の伝統的なドレスを着た学習者が「法輪大法」と書かれた旗を掲げて先導に立ち、穏やかで優美な煉功隊が続き、最後にエキサイティングな太鼓を持つ腰太鼓隊が続いた。

　パレード当日は、時折小雨が降るものの、沿道のお祭り衣装に身を包んだ観客は熱気あふれていた。多くの観客は太鼓のリズムに合わせて興奮気味に踊り、歓声を上げ、また、学習者の煉功動作に合わせて煉功する観客もいた。

　リムリック・パレードにフロート車が人気

　同日、アイルランド西部の都市リムリックで行われたパレードに、学習者が製作したフロート車が登場した。古代のアクセサリーと鮮やかな色の衣装を身につけた3人の学習者は、車上でゆったりとした煉功動作を披露し、この西洋の祭りに東洋の伝統文化の要素を加え、主催者と観客に大いに喜ばれた。

　メインステージを通過した際、司会者は「法輪功は法輪大法とも呼ばれ、心と体を鍛える功法であり、悠久の歴史を持っています。1992年に李洪志先生によって伝えだされた後、瞬く間に最も人気のある気功となりました。口コミだけで、1999年までに中国で1億人に上る実践者がいました」と紹介した。

　司会者はさらに、「法輪功は真・善・忍の原則に基づき、五式の功法があります」「法輪功は自由に学ぶことができ、世界の100以上の国や地域で実践されています」と紹介した後、観客に向かって「法輪功に大きな拍手を送ってください！」と呼びかけた。会場はたちまち拍手喝采に包まれた。

　学習者の隊列を見た中国からの夫妻は、驚きと喜びの表情を浮かべ、ご主人は感動した様子で、「学習者が残酷な迫害を受けている中国では、このような光景は見られない。ここで学習者が自由にパレードに参加しているのを見てとてもうれしいです」と言った。夫妻ともに、これまで所属していた中国共産党組織から脱退した。

　アイルランド人の少女2人は、学習者の隊列が好きで、最後まで追いかけていた。二人は、法輪功とその修煉方法についてもっと知りたいと言い、連絡先を残していった。

　（編集責任者：史明羲）