　【明慧日本2023年4月13日】（遼寧省＝明慧記者）遼寧省大連市の法輪功学習者（以下、学習者）・趙啓明さんと王建華さん夫婦は、中国共産党（以下、中共）による迫害を受け、それぞれ2022年と2018年に亡くなった。王さんの両親も悲しみと過労のため、相次いで他界した。もともと幸せな5人家族だったが、中共による迫害で、娘一人になってしまった。

　王さんは馬三家労働教養所で、自分の身の回りのことができないほど迫害された

　王さんは連行され、馬三家労働教養所に送られた、期間は不明だが、おそらく2003年7月以前だった。

　明慧ネットの報道によると、王建華は馬三家労働教養所で刑務官に殴られた後、深刻なダメージを受け、病院に戻され20日以上手錠をかけられ、胸水がたまるほど拷問を受けた。

　2008年8月26日、王さんは人々に法輪功迫害の事実を伝えたとして、中山公安分局国内安全保衛部門（法輪功迫害の実行機関。以下、国保）の警官によって連行され、家宅捜索を受けた。同年9月26日、警官は王さんを馬三家労働教養所に移送し、1年間不当に拘禁しようとしたが、王さんの健康診断の結果が入所基準に満たないため、王さんは労働教養所に入所しなかった。警官はまた王さんを大連労働教養所に連行したが、大連労働教養所も同じ理由で入所しなかった。

　2018年11月、王さんは自宅で死亡。享年51歳。

　趙さんへの迫害について

　大連ガス会社の元社員である趙さんは、2001年に法輪功迫害の事実を伝えたとして連行され、大連労働教養所に拘禁され、その間に教養所で残酷な「3・19」集団迫害を経験し、健康問題を抱えたままだった。開放された後、1カ月間「欠勤」したため、公職を解雇された。

　職を失った後、独学で小型家電の修理技術を身につけ、古い家電を集め、修理して市場で販売し、わずかな利益を得ていた。友人、隣人も彼の奉仕の対象となり、時には1つの修理に4、5回足を運ぶこともあったが、きちんと仕上げるまで止めず、やり遂げていた。

　妻の王さんは法輪功の修煉を諦めないとして、何度も迫害された。2008年、妻は5回結核病院に入院したが、趙さんは丁寧に介護していた。

　2009年3月20日、趙さんは自宅近くで法輪功迫害の資料を配布していた時、中共による法輪功への誹謗中傷を信じる人に通報され、民主広場派出所の警官によって連行された。妻は身の回りのことができず、高校3年生の娘は受験を控えており、一日中不安と苦悩の中にいる状態だった。80歳近い義父も一日中ため息をついていた。一家の重荷は70代の義母にのしかかり、義母の早死にを招いた。

　その後、趙さんは何度も警官に連行された。2015年8月、中共指導者の江沢民が法輪功を迫害していると告訴したため、警官から繰り返し嫌がらせや家宅捜索を受け、同年9月上旬には連行され15日間拘束された。

　妻の死、長引く迫害、生活苦から体調が著しく悪化し、趙さんは2022年4月19日に肝臓癌のため66歳でこの世を去った。