　【明慧日本2023年4月18日】（明慧記者・李静菲、景如玉）4月の第二週の週末、神韻の八つの芸術団はアメリカのニューヨーク、シカゴ、シアトル、フロリダ州オレンジパーク、イタリアのフィレンツェ、イスラエルのテルアビブ、オーストラリアのアデレード、カナダのトロントで同時に公演を開催した。三大陸の各界の著名人が神韻公演の鑑賞に訪れた。

　観客は、共産党が政権を握る前の中国の伝統的なスタイルや文化を観ることができ、とても嬉しいと話した。ある観客は、「神韻は天からの贈り物」「神韻は誰もが必需すべき授業である」と語った。ニューヨークの芸術界の著名人は、神韻を「素晴らしい芸術作品」と絶賛した。4月9日は西洋人にとって重要な祝日「復活祭」であり、観客は神韻が届ける神からの祝福と魂への潤い、復活祭への贈り物に感謝した。医療研究財団の理事長であるジョン・ハグストロム氏は、復活祭の日神韻を鑑賞することができ、この経験が彼の人生において特別な日となり、歴史的な意味を持つと述べた。

4月6日から16日まで、神韻環球芸術団は、アメリカ・ニューヨークのリンカーンセンターのデイヴィッド・H・コーク劇場で13公演を開催した。写真は4月8日公演のカーテンコールの様子（大紀元）

4月9日夜、イタリア・フィレンツェのヴェルディ劇場で行われた神韻ニューヨーク芸術団の初演に、超満員の観客が鑑賞に訪れた（大紀元）

4月9日午後、神韻巡回芸術団は、カナダ・トロントのフォーシーズンズ・センター・フォー・ザ・パフォーミング・アーツで、満場の観客を迎えて公演を行った。この公演は、神韻が今年カナダで開催した第41回目の公演となる（大紀元）

4月8日から13日まで、神韻国際芸術団はイスラエルで8公演を開催し、チケットは開演2カ月前に完売した。写真は4月8日夜、テルアビブのシュロモ・ラハト・オペラハウスで行われた神韻の初演の様子（大紀元）

4月9日、神韻北米芸術団は、アメリカ・シカゴのオーディトリアムシアターで今年度最終公演を行い、超満員の観客が鑑賞に訪れた。写真はカーテンコールの様子（大紀元）

　アカデミー賞受賞の映画プロデューサー「神韻の演出は無量の愛と巧みな工夫が注がれている」

　神韻環球芸術団の４月9日、ニューヨーク・リンカーンセンターでの第6回公演は、チケット一枚を買うのも難しく、ニューヨークの芸術界の著名人らが神韻の名に慕って鑑賞に駆けつけた。その中には、アカデミー賞受賞作『ハート・ロッカー』のエグゼクティブ・プロデューサーのトニー・マーク氏の姿もあった。

4月6日、神韻公演を鑑賞したアカデミー賞受賞の映画プロデューサーのトニー・マーク氏「私は神韻を愛している」（大紀元）

　「振付はたとえようもないほど美しく、ダンサーの演技は卓越し、ソウルフルですべてに真摯なる力が込められていることを感じます。この作品に込められた素材、演出は無量の愛と巧みな工夫が注がれており、極めて首尾一貫しているように私は思いました」と、神韻公演を鑑賞したトニー・マーク氏は話す。

　マーク氏が制作した映画『ハート・ロッカー』は、第82回アカデミー賞に出品され、同じく出品された『アバター』と競い合い、9部門にノミネートされ、作品賞を含む6部門を受賞した。同氏は、「私は神韻を観たいと思ってからどれだけの年月が経ったことでしょう、8年か10年になるかもしれません」と話した。

　ハリウッドの映画プロデューサーであるマーク氏は、神韻公演は「映画の感覚に富んでいる」と絶賛した。同氏は、神韻が米国特許を取得した3Dバックスクリーン映像に驚喜した。マーク氏は、「バックスクリーンの運用は見事で、本当に優れていました。バックスクリーンの運用方法は並外れており、時間の按配がとても正確で、ダンサーの降りる時と上がる時のタイミングも完璧で、あまりにも素晴らしかったです」と述べた。

　マーク氏は、この公演が彼にもたらしたインスピレーションは、真・善・忍だという。「この3文字には、それぞれ大きな深い意味があると思います」。この3文字は、「実際には多くの人にとってとても重要です。神韻がここで公演してくれたことを嬉しく思いますし、神韻のアーティストが立ち上がって、『これが私たちが提示する真・善・忍です』と言うのを見るのも嬉しいです。（このようにするのは）とても素晴らしいことだと思う！　私は彼らを応援します」と語った。

　マーク氏は、「彼らが行ったすべてに本当に感謝しています。彼らはとても、とても才能のあるアーティストだと思います」と言った。

　ニューヨーク著名なバイオリニスト「神韻は驚くべき芸術品である」

4月9日夜、神韻公演を鑑賞したニューヨークの著名なバイオリニストのアリック・ブラウデ氏（大紀元）

　神韻の4月9日の夜公演を鑑賞した、ニューヨークの著名なバイオリニストで弦楽器教育者のアリック・ブラウデ氏は、神韻アーティストたちの「演技が息をのむほど素晴らしい」と絶賛し、神韻を「驚くべき芸術作品」だと称賛した。

　ニューヨークのマネス音楽院で弦楽器科の主任を歴任したブラウデ氏は現在、ニューヨーク市立大学クイーンズ・カレッジのアーロン・コープランド音楽院の教授である。神韻を初めて観た同氏は、「とても不思議で、エンターテインメント性があり、私にとって教育の意味合いがあります」と語った。

　音楽教授として、同氏は神韻交響楽団を「不可思議なほどのレベル」で、「彼ら（演奏家）は信じられないほど素晴らしかったです」と称賛した。

　ブラウデ氏は、神韻の芸術性がトップレベルにあるのは、中国伝統文化の精神性と密接な関係があると考えており、「これらすべてがスピリチュアリティから来ています。 (神韻は）精神的な信仰に基づいていて、これがなぜ公演がこんなに優秀なのかの理由です」と述べた。

　ニューヨーク州元知事「中国人の揺るぎない信仰は、創世主に対する真の献身である」

4月8日夜、神韻公演を鑑賞したニューヨーク州の元知事デイビッド・パターソン氏と夫人（大紀元）

　「中国の人々は自分たちの信仰を貫き、たとえそれらによって恐喝や虐殺を受けても（それを守り抜く）、堅忍不抜の姿勢は本当に素晴らしい！」と、神韻の公演を鑑賞したニューヨーク州元知事のデイビッド・パターソン氏は語った。

　パターソン氏は、第55代ニューヨーク州知事を務めたアメリカの政治家・弁護士で、退任後ラジオのトークショーの司会、ニューヨーク大学の政治学の非常勤教授、ニューヨーク民主党の党首を歴任した。同氏は、最も印象に残っている演目は、中国共産党に迫害された善良な人々がそれでも信仰を守り続ける姿を描いたもので、「これは創世主や神性に対する真の献身と真の信仰を現しています」と述べた。

　パターソン氏は、この公演は自分に一種のつながりを持っていると感じているという。

　中国共産党の妨害は失敗、神韻のイタリアでの全公演が完売

4月9日、神韻ニューヨーク芸術団は、イタリアの美しく歴史ある街フィレンツェで公演を開催した（大紀元）

　イタリアのサンティアゴ市での4公演を終え、いくつかの都市を巡回している神韻ニューヨーク芸術団は、4月9日の夜、フィレンツェで初演を開催した。

　サンティアゴ市での公演に先立ち、イタリアのメディアは、中国共産党が神韻公演を妨害しようとしていると報じた。駐ミラノ中国領事館の領事は、サンティアゴ市に出向き、地元当局に「強い抗議」を申し立て、地元の文化委員に神韻公演の中止を求めたが、拒否されたという。サンティアゴ市のドニゼッティ劇場での4公演のチケットが完売し、神韻は行くところに中国伝統文化のブームをもたらし、各界の著名人を魅了した。

4月6日夜、イタリアのドニゼッティ劇場で行われた神韻ニューヨーク芸術団の第2回公演（大纪元）

　中国出身で、現在はドイツで仕事をしている王さんは、4月9日夜、イタリア・フィレンツェでの初演を鑑賞した。神韻を鑑賞するのは今回が2回目。彼女は、法輪功学習者への迫害のシーンが感動的だったと言い、「あの舞踊劇は特に感動的で心温まるものでした。隣に座っていたイタリア人男性も、観ながら泣いていました」と言った。

　英国で働く中国本土出身の張さんは、たまたまフィレンツェに旅行に来ていて、神韻公演を鑑賞した。張さんは、超満員の西洋人が神韻公演を鑑賞に来ていることに驚いた。公演終了後、張さんは神韻芸術団のアーティストに祝福の言葉を送った。「とても素晴らしい公演でした。芸術家たちはよく休んで、体調に気をつけてください」と述べた、「神韻が将来、中国に戻って公演することを望んでいます」と、張さんは話した。

　豪州の著名な劇作家「神韻は時空を超えて中国の伝統を再現している」

4月8日午後、神韻公演を鑑鑑賞した受賞歴のあるオーストラリアの劇作家スティーブン・ハウス氏（右）と友人（大紀元）

　アデレード出身のハウス氏は、オーストラリアで高く評価されている劇作家、詩人、俳優である。同氏はオーストラリア作家協会賞を2度受賞し、アデレード・フリンジ賞など多くの賞を受賞し、詩集も出版している。

　芸術と公演分野のプロフェッショナルであるハウス氏は、神韻公演が最も彼の心に触れたのは「伝統」だという。「公演の最初から最後まで、中国の伝統を貫いています」と話すハウス氏は、伝統文化と伝統的な価値観の再現が、「この公演が突出した特徴であり、私にとって特別なものになっています」と語った。

　ハウス氏はさらに、「公演には昨今の鋭い話題にも触れ、これが公演の重みを増し、含蓄が深くなっています」、そして、「公演は重要なメッセージを伝えています」、これはいいことづくしで、「銀が金に変わったようなものです」と述べた。

　神韻を一言で表すのであれば、ハウス氏は、「神韻は人を驚嘆させる喜びです」とまとめた。

　（続く）